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Diorの写真に魅入られ、二条城へ【 PARALLEL WORLD / KYOTOGRAPHIE / 二条城 / 高木由利子さん 】

ミナサマ、ハロー

写真を趣味にして、10年ぐらいの月日が経ったkunikoです。

高校の頃に買ってもらった一眼レフがきっかけで、写真を撮ることを長いこと続けています。好きな風景とか、旅した場所とかね。

note始めようと思ったきっかけも、写真をたくさん撮影するからっていうのも少なからずありました。

一眼レフやミラーレスで撮影するのが一番綺麗だけど、最近のスマートフォンの画質は本当にすごいから、携帯さえ持っていたら結構手軽にできる趣味にもなってきているよね。

ただ、ガチでやっている人に比べると、kunikoは気軽なテンションで楽しんでいます。

記事を書くために写真を撮影したり、風景写真をインスタに投稿することはしているけど、写真コミュニティに入ったりだとか、有名な写真家さんを追うことも特にしていなかったんですよ。

なんですけど!

先日行ったDior展のビジュアル写真があんまりにもカッコ良すぎて、初めて人が撮影した写真に感動するという事案が発生。

あまりにも良すぎて図録購入したもんね。

ビジュアルを撮影されたのは高木由利子さんという日本人女性です。
速攻インスタをフォローしに行きました。

タイミングが良かったのもあり、京都の二条城で展示をしている情報をキャッチいたしまして。絶対にかっこいいじゃんと思い、このゴールデンウィーク中に行ってきました!

今回はその内容について書いていこうかと!

なんで展示をしているのか、どこで行ったのか、どんなコンセプトなのかもおさらいしながら、現地の写真を紹介していきますね!

それではレッツゴー!

01. 京都国際写真祭で展示

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭です。

一千年の長きにわたって伝統を守りながら、その一方で先端文化の発信地でもあり続けてきた京都。その京都がもっとも美しいといわれる春に開催されます。

日本および海外の重要作品や貴重な写真コレクションを、趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開し、ときに伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーションも実現するなど、京都ならではの特徴ある写真祭を目指します。

出典:私たちについて

日本でもこういうことやっていたんですねー、初めて知りました。
11年前ぐらいから開催されているみたい。

毎年テーマがあって、それに沿って作品を展示しているみたい。

あらゆる生命体はさまざまな《BORDER=境界線》を持ちながら生きている。その境界線が個々の存在を形成しているともいえる。

そしてそのほとんどは不可視なBORDERであり、それぞれが日々その境界線を守り・壊し・狭め・広げながら無常に生きている。

あなたには自分のBORDERが見えているだろうか。KYOTOGRAPHIE 2023では、そのBORDERを少しだけ可視化してみたい。

その境界線は、自分で作ったものなのか、他者によって作られたものなのか。それは守られるべきものなのか、超えるべきものなのか。もしかしたら、自分の「思い」によって変えられるものなのかもしれない。

2023年、KYOTOGRAPHIEでこの《BORDER=境界線》を巡る旅に出よう。

出典:私たちについて

写真って可視化する代表格みたいな手法だから、今回のコンセプトちょっと曖昧だけど面白いよね。

出典:MAP

展示自体は京都の街全体でやっているらしい。こんな感じで点在しています。移動ちょっと大変そうですね。

今回は、高木さんの展示のみ見に行ったので、09の場所に赴きました。

02. 二条城について

学生ぶりに聞いた城の名前。
学生時代の記憶をどこかに飛ばしてしまった私は、歴史的にこの場所で何が行われたとか全く覚えていなくってですね…
ちょっと調べてみました。

二条城は1603年(慶長8年)、江戸幕府初代将軍徳川家康が、天皇の住む京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所とするため築城したものです。将軍不在時の二条城は、江戸から派遣された武士、二条在番によって守られていました。

3代将軍家光の時代、後水尾天皇行幸のために城内は大規模な改修が行われ、二の丸御殿にも狩野探幽の障壁画などが数多く加えられました。壮麗な城に、天皇を迎えることで、江戸幕府の支配が安定したものであることを世に知らしめたものです。

1867年(慶応3年)には15代将軍慶喜が二の丸御殿で「大政奉還」の意思を表明したことは日本史上あまりにも有名です。

二の丸御殿、二の丸庭園、唐門など、約400年の時を経た今も絢爛たる桃山文化の遺構を見ることができます。1994年(平成6年)、ユネスコ世界遺産に登録された二条城は、徳川家の栄枯盛衰と日本の長い歴史を見つめてきた貴重な歴史遺産と言えます。

出典:二条城の概要

大政奉還のところだったのね!京都に徳川家の建物ってないと思っていたからちょっと意外でした。

大政奉還は覚えていたけど、どこでとか全く覚えていなかった。勉強した内容ってこんなにもあっさり抜け落ちるものなのね…

今回の展示会は、二の丸御殿や本丸御殿ではなく、二の丸御殿の台所・御清所で開催されていました。

調べた感じ、展示がある際に開放され、何も展示されていないときは開放されていないっぽい。天井の高い雰囲気のある建物。入場するとかなりひんやりとした建物だったので、あそこは何か展示に引っ掛けていくのは物凄くありだと思う。

03. PARALLEL WORLD の コンセプト

本展のタイトル「PARALLEL WORLD」とは、共時的に存在する二つの世界のことを指し、高木は二条城 二の丸御殿台所・御清所にて二つのシリーズをパラレルに展示します。

一つは、日常的に民族衣装を着ている人達を12カ国で撮影したプロジェクト〈Threads of Beauty〉。もう一つはDIORのために撮り下ろした新作や、ポール・スミス、イッセイ・ミヤケ、ヨウジヤマモト、ジョン・ガリアーノなど80年代から現代までのファッションを撮影したシリーズです。

高木が旅で出会ったイランのノマドは、自分が愛おしく思う服を移動できる分だけ大切に所有し、移動の時にはすべての服を重ねて着飾っていたそうです。

また、今回展示されるDIORの作品の服はすべてオートクチュールであり、オーダーするクライアントの情熱と作り手側の真剣なクラフトマンシップが織りなす服の美しさは格別だったと高木は言います。それは一見ノマドの人たちの装いとは全く別世界のようですが、高木はこの二つの世界に共通の愛を感じました。

< 中略 >

「ファッションも写真も、人に夢を与えてくれると信じている」と高木は語ります。来場者が「PARALLEL WORLD」に存在する二つの世界を行き来し、そのBORDER(境界線)がまじわり溶けるとき、服とは、写真とは、幸せとは何かという、日常に潜む根源的な問いと対峙することでしょう。

出典:PARALLEL WORLD

つまり、どんな服であれ愛しさ溢れるものだよねっていう内容として理解。
普段着やすくて自分が気に入ってる服も、丹精込めてデザインされたオートクチュールも。どちらも素敵なものだよね。

04. 展示会、潜入

まぁ、いろんな難しい内容を記載していきましたが、実際の現地の様子や感じたことを列記していきますね!

どーん。
入り口いっぱいに特大写真が。素敵ぃ。

裏から見ると、入り口から差し込む光で透け感が。ちょっと不思議な感じですよね。タペストリーぽい素材でした。

Dior展のルックも特大サイズで展示されていました。高さ5メートルぐらいある気がする。このルックかっこよかったから嬉しいなぁ。

この高さ感でした、すごい。

隣には民族衣装の写真が飾られていていました。めっちゃイカした女性。
今回の展示の意図を簡潔に伝えるために、この2枚が並んで飾られていました。まとめて撮影した写真なくて泣いた。

文化財にどうやって固定しているんだろうと思ったけど、傷つけないように梁に1枚噛ませてから固定してありました。
こういう配慮しないといけないの大変そう。

土間部分から建物内に移動。オートクチュールと民族衣装の写真が立ち並んでいます。

このエリアの作品は、和紙に印刷されていました。
裏側から見ると、襖っぽい木の枠が。その上から貼って1枚の作品となっていました。裏から見てもカッコよぉい。

Dior展のときもだったけど、Barジャケットルック好きすぎて、今回の展示でも飾られていて嬉しい。

ちょっと脱線するんだけど、中学から仲良くしている友達の知り合いがこのモデルだった。世間って狭いねぇ。

↓パリで頑張っているそうなので!ご確認を!

時の流れが表現されている手って、物凄くかっこいいと思っていて。この写真は個人的にすごい好きだったのでパシャリ。

手首ぴったりのバングルも両腕についてるの素敵。

私は左手に絶対時計をつけてしまうんだけど、この人たちは時間を身につけない生活しているんだろうな。

先ほどの部屋から2手に分かれることが出来まして、こちらはその片方。

腰高のスタンドに写真が飾られています。ちょっと石っぽい素材感。高木さんてちょっと墨黒っぽい、素材感を感じるイメージがあったので、すごいマッチした展示スタンドですね。

この展示室で面白いなーと思ったのが、このシリーズ。
カラーの写真好きになれないから、プリントした写真の上から着色をするという工程を増やした作品。すごい試みだなと思ったけど、ちょっとしたアート作品にも見えて私は肯定的に見ていました。

ルックをありのまま写すことも大事だと思うけど、遊び心のある記録の仕方もありなんだなぁってちょっと勉強になった。

エリアが変わりまして、もう片方の部屋へ。
こっちは展示台と壁面に作品が広々と設置されていました。
展示台にはオートクチュールなどのルック、壁面に民族衣装の写真が掲載されていました。

壁際には漆喰にプリントされた写真作品も飾られていました。漆喰の上からプリントってできるんだね。ちょっとテラッとした質感だったけど、エフェクトかかってるみたいな質感でよかった。

おそらくイッセイミヤケ
好きな写真

このエリアを抜けると、床面に広がるたくさんの作品たちがお出迎えしてくれます。

黒い木目の台に、直接文字を書いている
木か、木を使って固めた黒いコンクリートか、、、
素材確認甘かった泣
額縁の大小や、存在感も異なっていてよかった
Diorルック
鏡面ぽい素材にも印刷
紙にプリントされた状態でも展示されてました
この写真本当に手が出てきてるみたいで好きだった

窓から覗くと、外にも作品が。カッケェおじいちゃんとおばあちゃん。影が伸びているのも写真の存在感を感じてよかったです。

諸々見終わった最後、入り口付近の階段で座りながら一休み。他の人たちも考えがおんなじだったようで、皆様ゆっくり休んでから退出していました。

なんだかこの建物は外の気温を拾わないっぽくて、かなり涼しい空気感でした。サングラスをかけたくなるぐらい暖かな日だったので、この時間は物凄く癒されました。

二条城初めて訪れたし、この建物あまりきちんとした紹介ページなかったけど、また何か展示あるなら是非訪れたいと思う。

来年のKYOTOGRAPHIEは、きちんと情報を追ってみようかと思うし、高木さんの個展にはぜひ顔を出そうと思いました。

いい出会いが多い5月でした、GW楽しかった!

明日からミナサマ頑張りましょうね!

それではまたノシ






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