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中国人日本語学習者から愛されてるなって思ったお話

来週、私用で仕事を休むことにしました。

そのために授業の予定を変更しなければなりません。

マンツーマンレッスンの学生には、来週は休みです。別の先生を予約してくださいと言うだけですみます。

しかし、グループレッスンの場合は、それほど簡単ではありません。

講師は「くまてつさん」と明記されていますので、休むとなると前準備が必要です。代理に先生を準備したり、場合に寄っては別の日に授業を行います。

しかも、参加者全員の了承を得なければならないので、調整が大変です。

そして、調整を行うのは事務スタッフ、授業を行うのは教師と仕事の棲み分けができているはずなのですが、なかなか規則通りに物事は進みません。

事務スタッフから「自分で参加者全員の了解をとってきてね」と、自分の仕事を立場の低いわたしに丸投げしてきます。

文句を言っても仕方ないので、授業のときに参加者に事情を話して、休みをもらえないかとお願いしました。

すると、学生たちは「先生、先生の都合で休むなんて言う必要はありません。わたしたちが理由をつけて休みにします。先生の立場を悪くする必要はありません」と言います。

彼らは、わたしが会社での立場が悪くなることを心配してくれたのです。

そして、授業が終わったらすぐに彼らは挨拶もせずスマホを触り出します。彼らは「来週は出張なので休みます」とか「それに同意します」とか、自分たちの理由で休講にすると言っていました。

そして、彼らは「先生、休みを楽しんでくださいね!」と笑顔で会議室を出て行きます。

実は、会社にはすでに自分の理由で休むことを伝えていたので、彼らがそんなに気を遣う必要もなかったのですが、彼らの真剣な様子をみて「自分、もしかして愛されてる?」なんて思ってしまいました。

この「愛されてる」とか「好かれている」とか「大切にされている」って感覚ってオッサンになっても必要なんだと改めて感じました。

子どもの頃に満たされたことがないと、もう手遅れだなんて言う人もいます。

でも、大人になっても満たされないと、心がすり切れてきます。

そして、大人だからこそ、温もりの補給が必要なんじゃなかろうかと思ったりしました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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