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休職4日目(思い出話)

日経平均株価が爆上がりしてる中
私、杉本は「成瀬は天下を取りにいく」
を読み終わり、コーヒーを飲みながら
余韻に浸っていた。
妙な親近感の湧く主人公。
続編も楽しみだなぁとしみじみ。

先月末に京都へ行く用事があったので
兼ねてより噂で耳にした
『華厳寺』へ向かった。
ん?聞いたことねーべよ?
と思った方もおられるでしょう。
『鈴虫寺』ならいかがでしょう?
ピンと来た方も多いと思います笑

365日ずっと鈴虫が鳴いてるみたいです。
半信半疑でいたんですけど
あれほんとなんですね…
趣のある石段を登って
お地蔵様のお出迎えを受けて
お寺の中へ。

実は、このお地蔵様が有名で
「ひとつだけ願いを叶えてくださる」
と評判のようです。
実はこちらが目的でした。
30分の説法もあり、内容も
とても興味深くて
何を隠そうこの説法

笑いのオンパレード

拝聴もして
御朱印も頂戴出来まして
大満足の杉本でした。

また行きたい。
と思えるところが増えるのが
旅の良きところでもありますし
ひとつの幸せだと思うのです。

いろんな感動を共有できる所をまた
自分でも探していきたいし
そう言う場所を作りたいとも思います。
少しずつ意欲みたいなのが
復活してきている気がする。
辛くなった時は遠くに行くのも
悪くないかもしれないね。

〜追記〜
僕には数少ない友人がいる。
愛媛にいる時に出会った人だ。
路上ライブを夜通しやったり
真夜中の海に行って夢を語り合ったり
温泉に行ったりしていた。
僕が先に上京して
彼はその3ヶ月後に上京した。
『一旗上げてやろう』
『東京で一緒にライブやろう』
口々にそう話していた。
互いが好きな夏に
同じライブハウスで一緒にライブをやった。
時は流れ
僕は心も身体も壊した。
やりたいはずの音楽もやれず
怖いはずの仕事をやっていたのがきっかけだ。
友人はと言うと
そのライブの後に
音楽やライブハウスから
距離を置いたみたいだった。
カフェの仕事してるみたいだ。
「なんでなんだ…」とは
決して思わなかった。
何に対しても妥協しない。
一生懸命な彼を知っているから。
彼とは音楽で繋がったけど
音楽だけで繋がってるわけじゃないから。
彼とはまた面白いことが
出来そうな予感すら僕にはしている。
自分の直感は信じてもいいものだ。

そんな彼が今苦しんでいる。
職場での人間関係が良くないみたいだ。
悪くいうと所謂「いじめ」に近いものらしい。

彼曰く
「最近謝ることが癖になってしまった」
「ミスが増えている」
とのことだ。
立場上、休むことも難しいのだろう。
周りに迷惑をかけてしまう懸念だったり
裏で何かを言われたりする事だって
考えもするだろう。

自分がそうだったから。
僕も考えた。
屋上から飛べる、とか
電車に飛び込む、とか
だがそこでもう一歩考えたことがある。

『そんなに価値のある仕事なのか?』と。

金の問題や周りの目、家族の目もある。
だけど自分をぶっ壊してまで
価値のあるものなのか?と。
わからない。
それは人それぞれだから
正解や不正解はないし
そこはシンプルではない。
僕は心がぶっ壊れる前に
身体が根をあげたから良かったものの
(全然良くないケツから血が噴き出すのだから…)

心はある日ポッキリ
簡単に折れる。
メンタルに自信があろうがなかろうが
一瞬で。

休んだ方がいい。とは言ったものの
それが難しい。なかなか言えないものだ。
体力はメシ食えばすぐ回復するけど
失った気力を取り戻すのは時間がかかる。
願わくば、また彼と笑いながら
海でも見たいものだ。
まだ彼の淹れたコーヒーを飲んでいない。
コーヒーを飲みながら
ギターを弾いて
あの日のように話せる日が来ると
まだ僕は信じている。



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