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広告振り返り~2022年2月編~


・空の勇者たち

 魔剣伝説、蒼空ファンタジーなどオンラインMMORPGの広告が必ず通る「追放しようと思った奴が実は超強い広告」を空の勇者たちもなぞっていった。
 しかしこの広告の場合ギルド長がレベル70、加入希望者の聖言がレベル99、アシュラ様がレベル148なので、なんだかそんなに差を感じない。魔剣伝説の場合レベル差が100以上あったのでギルド無しでも充分だ、と言い放つ説得力を感じたんですけどね。
 つーかギルド無しでも充分なら何でこのアシュラはわざわざギルドに加入していたんだ。こういうタイプの作品でわざわざ身分を隠す必要性が未だに分かりません。

 あとは三浦翔平というファッションモデルを起用した広告も始めた。
 内容としてはいつものガチャを引いてギフトコードを交換したらレベルマックスで最強でしたみたいな広告。

 偽ゲーム広告もあるけど、このボイスは妙に気が抜けてるんじゃないの。
 もうちょっと力強く叫んでくれた方がゲームっぽいのでは……

 変な職業を選んだら地下室を見つけて宝箱を開けて超強力キャラに……って、これ魔剣伝説でも見た流れだね。
 ただこの広告で面白いのは、無双パートでもちょっと敵が集合するのを待つためにウロウロしている所。こういう時は一気に敵が押し寄せて来て無双! みたいな広告の方が分かりやすいのに、敵が来るまでちょっと待つ感じがリアルで好きな広告。

 登録特典をアピールする広告。
 先人の魔剣伝説がヤバすぎたせいで、200連ガチャだけでなくさらに付加価値をつけないと広告として引かれなくなってしまうのは中々大変だなあと思いました。200連ガチャだけでなく10000円程度のアイテムも配りますって中々太っ腹じゃないの。
 まあ全員がそのアイテムを持ってスタートしたら結局何も差がつかないんですけども。

 200連ガチャで強くなってギルドランク1位になった人の話。
 というか、このギルドの人はログインするだけでもらえる物を貰えない貰えないって言ってるのはあまりにもゲームの理解度が低すぎるのでは……
 主人公をチートにするために周りをバカにするタイプの異世界転生じゃん。

 2月なのにジングルベルをBGMに使ってるの面白いな。本当は12月にリリースする気でしたか?
 広告の内容としては普通に敵を倒したらレアドロいっぱいでハッピーみたいな内容。この主人公の名前自体も「パチンコ」という名前なので、こういうタイプのオンラインRPGにおけるガチャがパチンコみたいなもんだと自白しているのかもしれない。

 映像使い回しも多いけどこんなのもある。
 「最近すごく人気」の根拠が不明なんだけど、里見の謎だって「オススメRPG」というシールをメーカーが貼っていたんだから空の勇者たちが似たような事をやらないという根拠はない。

 空の勇者たちの見どころは、こういう偽ゲームの画像広告がとてもエモい所。なんだか本当にありそうなゲーム画像を作るのが上手いよな。
 多分この画像のゲームをしたいならガーディアンテイルズをやるのが良いと思うんですけど。

 何となく攻略wikiっぽい広告。
 こういう昔の攻略wikiって見ていてワクワクする感じがあって良いよね、とは思っていたけども、まさかそれを広告にするとは思っていませんでした。

 テイコウペンギンのPR部分切りぬき広告なんだけど、この映像広告ではオープニングだけ無理くり突っ込んでいるのが特徴的。
 これまで広告コラボみたいな動画だとオープニングが無かったので何のアニメ広告だか分からなかったんだけど、ちゃんとオープニングが入ったおかげで何者かわかるのはいいですね。
 もしかしたら漫画広告を作る側も「俺ら広告作ってる割に、本編のアニメ自体は全然知名度が上がってなくね?」という事に気付いたのかもしれません。

 空の勇者たちをまとめると、いつものMMORPG広告のセオリーに沿った広告だけでなく面白い画像広告みたいな挑戦もしているのが特徴的な広告かなあと思いました。
 内容としてはモロに魔剣伝説二世なんだけど、妙にダラダラしたテンポによってちょっと目新しさが出てきているのは好きです。テンポが悪い広告動画ってありそうで無かったよね。

・山海

 森川葵というタレントを起用してきたのは、山海というオンラインRPG。空の勇者たちに続くオンラインMMO系の広告です。
 オンラインMMO稼働初期特有の有名芸能人起用広告なんだけど、よく見ると100連ガチャなので魔剣伝説ラインよりも初手で引けるガチャの量が少ない。初動のガチャの多寡でゲームの価値が決まるってもんでも無いと思うが……

 オンラインMMORPG特有のフィールドを走り回る広告。
 こういう広告を見すぎてステージに既視感を覚えるけども、フィールド自体はオリジナルだと思う。単にこういう広告を見慣れ過ぎただけで。

 ゲーム内容をしっかり映す広告はこんな感じ。
 何だかんだこうして真面目にゲーム画面を映す広告って珍しいよね。いや、珍しくちゃ困るんだけど。

 キャラメイク広告もある。
 ちゃんと美人が出来るキャラメイクは良いですね。色々設定出来るようだが、果たしてここまで衣服を集められるにはどれだけやらねばならないのか。
 オンラインMMORPGでキャラメイクを集めるなら、自分で3DCGを勉強して好みのグラフィックを作れるように勉強した方が良いんじゃね? あるいはモデラーに好みのアバターを依頼しても良いんじゃ……って最近思ってしまったが、それを言ったらおしまいだよなあ。

 いつもの短時間で超成長していて「どういう事?」という広告もあるが、ボイスが少ないせいかコストカットの意識を感じる。
 ちゃんとゲーム画面らしきものを出しているのはちょっと特徴的ですね。個人的には空の勇者たちの方が力強い広告が多くて印象に残りました。

・ソウルタイド

 ゲーム内容に関しては全く触れられていないが、雰囲気は好き。
 告知するのはCVだけかと思いきや、最後に3Dグラフィックが登場するので中々凝った作品なのかも? と予感させるのはちょっと芸が細かい。
 詳しくは今後の広告を待ちましょう。

 雰囲気はいいんだけど、ボカロ曲を使ったPVとなるとソネットオブウィザードを思い出しちゃうのは自分だけだろうか。
 リリースは3月22日だって。もう過ぎちゃったけど、ソウルタイドの広告はまだ見かけていません……

・エイジ・オブ・ケイブ:放置原人

 何とも味のあるナレーション、派手なガチャ訴求、ガチャで大当たりして無双する広告と一通り広告のハッピーセットを揃えた快作。これくらいシンプルな内容で良いんだよね。
 放置ゲームっぽいけど放置要素に関してはあまりアピールしていない。

 双頭の龍じゃなくて古代のマンモスを訴求する広告。
 こっちの方が原始人っぽくて好き。けど、最初の方でずっと「孵化」を「羽化」って読んでるのがめちゃくちゃ気になる。羽化ではないでしょ。

 ナレーションは一緒だけど、画面左下にワイプがあったり、映像が違ったりと少し手間を感じる内容。
 左下のワイプの人はリアクションが薄すぎる気がするけども、適切なタイミングで真剣に遊んでいる演技に変わっているのはちょっと芸が細かくて好き。

 この広告は地味にパックマンの死亡時SEを使っているが、あまりにも知名度が低すぎるせいで問題にされていない。
 許可なく他社の音を使っているのはよろしくないんだけど、全く問題にされていないならいないで「現代人って初代パックマン遊んでないからパクリだと分からないのか?」「いやそもそも現代人ってパックマンをスマブラの1キャラくらいにしか捉えていないのでは……?」と猛烈に不安になってくる。

 総評すると放置原人は普通の広告というか、あまりにも普通過ぎて注目されないタイプの広告だなあと思いました。かといって無難かと言えば普通に著作権アウトくさい事もやっているし、実に怪しい広告。

・ザ・アンツ

 BGMが完全にドクターマリオ(それもスマブラのアレンジ)なんだよなあ……
 広告としては突然アリが合体してサソリをボコボコにする内容。そこはかとなくトップウォーのパクリ感があるけども、そんなのよりドクマリの音楽をモロパクリしている方がヤバいでしょ。

 サソリと戦ってサソリを手懐ける広告。アンツ世界ではトカゲやカマキリよりもサソリの方が強いみたいです。
 アンツが謎の糸を使ってサソリを捕縛しているのも面白い。もしかしてアリを蜘蛛と勘違いしてらっしゃる?

 アリがエネルギー弾を吐いて他のアリの巣を襲撃し、アリをあぶりだしてから襲撃が成功するのか!? と思いきや、普通に攻撃されて負ける広告。なんじゃそりゃ。
 わざわざ必殺技らしきものを使ってシールドまで出したんだから普通は勝つと思うのに、まさか負けるとは思いませんでした。意外性はすごくあるけど、この意外性って要るのだろうか?
 アンツは全体的にアリっぽさが無くなり、アリの姿をした超生命体の戦争みたいな感じになってきたな。

 このアンツがAge of Zをする広告からも分かる通り、アンツ世界のアリって平気で砲撃も築城も出来ちゃう謎の超生物なんだよね。
 ザ・アンツのアリは最初はリアル寄りなアリを広告していたのに、広告を重ねる度に技術力がインフレし始めてきている。広告のパズルでわざと間違えている人間くらい余裕でボコボコに出来そうなアリどもだ。

 形は違えどこれもまたHero Warsの亜種みたいな広告。
 どこが面白いかはよく分かりません。

・超次元彼女

 ルールがよく分からないHero Wars亜種広告。多分鍵を入手すると鍵つきのマスに入れて、2回までキャラが移動出来るとかそういうゲームだろうか。
 大真面目に考えてもアプリ本編中でこのゲームは出来なさそうだけど……

 このアイテム要素入りHero Warsを超次元彼女の持ち味にでもしたいのかもしれないが、別にHero Warsもアイテムはあるしなあ。
 Hero Warsはわざわざアイテムを取らないだけだし。

 比較的Hero Warsの原作に近いのはこれ。別に原作に近かろうが遠かろうがさして関係は無い。

・トップウォー

 トップウォーも相変わらず新作映像に実況を乗せる方向で新作を出していた。イカダ合体広告です。
 話し合おうよと言いつつ銃を撃ちまくり、合成していく様は言動と行動が一致していないサイコ感がある。

 既存映像を広告にするのも引き続き行っています。
 見どころは反撃を「こんげき」と読んでいる辺り。

・ゲーム犬

 2021年に登場した謎のアンケートアカウント、ゲーム犬が謎の再始動。
 リンク先はNetEaseとなっており、このアカウントはNetEase社の犬である事が判明しました。
 このゲームが何か、というのは全然分かりません。タイトルくらい提示しても良いんじゃ……

・国連UNHCR協会

 「ウクライナへロシアが軍事行動」というお話に関してこの広告ブログで語れるような話はほぼ無いけども、少なくともこの広告が軍事行動開始から3日で出て来る辺りにTwitter広告の速度、そして現代社会の速さを感じる。 
 これまで軍事行動に対して寄付が欲しいとなっても、寄付が進まないまま軍事行動が終わっていましたという話の方が多かったのではないか。そこでこういうアクションが即座に行われる時代になったんだなあ、と自分は思いました。
 とはいえ突然どこかの国が全世界に向けて核を発射しました、みたいな話になったらもうおしまいなんですけども。寄付をするにせよ静観するにせよ、突然全部終わる日が来るんだろうなと覚悟せざるを得ません。おねがい社長の広告を見て、面白がったりうざがったり出来ているうちが平和ってもんです。

・新型コロナウィルス感染症対策推進室

 noteの仕様上コロナの話を雑に書くとnoteのトップに「コロナに言及してるぜ!」みたいな警告文が出るのが嫌でなるべくコロナコロナした話をしようとは思っていなかったんだけども、ウクライナの話を書いても警告文が出ちゃうんだからもう今回はコロナの話題もガッツリ書きます。社会派noteじゃん。
 ちょっとしたユーモラスを踏まえたCOCOAの広告なんだけど、この広告ではダンスで手を繋いでいなかったり、マスクをしていたりとコロナ対策をきちんとしたダンスになっているのが微妙に面白い。そういう細かい所をちゃんと描写しているのが面白いよね。
 ちゃんとオチもついていて出来の良い映像です。普通に好きな広告。

・パワプロアプリ

 パワプロアプリはログボでイチローをもらえるらしい。配布レアだからそんなに強くないのかもしれないけど、引きの強さとしてイチローは相当強そう。
 大体野球をろくすっぽ知らない自分でもイチローくらいは知ってるんだから、そんな人間を実装出来たらそりゃあ広告にするよね。知名度tier1は広告tier1だ。

 しかしイチローくらい色々出来るとゲームを作る側としても安心して最強スペックに出来そうだよね。
 あんまり弱いとクレームが来そうだけど、イチローを弱く調整するのも逆に難しいんじゃないの。何にせよイチローをPR出来る時点で広告としては勝ち確感が強い。

 Twitterキャンペーンもやってるんだけども、イチローを2ストライクまで追い込みましたってすごくないですか?

・magic:the gathering

 2月はNEO神河、突然サイバーパンクになってしまった神河が発売されたのが特徴的だったなあと思います。ラバイア値が高く、「最初の訪問が悲惨だった」と言われた日本モチーフの次元が再登場するとは思っていませんでしたね。
 結果としてはかつての神河とは全然違う感じになったけども、カードは強いし、日本イラストの精神連繋メカは森下直親のメチャクチャカッコいいイラストになり、メタルギアの梅澤悟や武論尊な漆月魁渡もいる日本次元になってしまった。
 魂力土地もとてもクールだったし、好きなこと全部やりました感があってすげえ良かったです。広告の気合いの入り方もすごくて、わざわざジャパンアニメまで制作されている。

 フランスでは初音ミクコラボまでやったらしい。
 日本世界をメチャクチャに推したいんだなあと言う意志は強く感じる広告だし、音楽もハードな感じですげえ良いです。
 初音ミク本人はmtgに参加しなかったけども、初音ミク自体が暴力的な表現がNGとか何とかでだめらしいです。まあ四肢切断される初音ミクとかファンからすると見たくないでしょうし、しょうがないね。

 シークレットレイヤーの広告も出していたのは結構驚き。
 そりゃストリートファイターは嫌いな人そんなにいないだろうし広告しても良いけど、これって海外から取り寄せだからめちゃくちゃ購入が面倒なんだよね……
 と思っていたが、今回から楽天でオーダーする事が可能になった。メチャクチャ買いやすくなって良いですね。ストリートファイターコラボはもちろんfoil版を買ったぞ。
 このリュウの顔はあんまり似てないけど、まあ良いでしょう。でもストリートファイターコラボのキャラは四肢切断も丸焼きも出来るのか……

・遊戯王マスターデュエル

 マスターデュエルもシンプルながら広告を展開。ツイッターでは普通に可愛い女の子を推していくのセオリー過ぎて良いですね。閃刀姫はイラストだけ知ってて好きですが、自分の遊戯王は暗黒界ストラクで終わっています。
 正直遊戯王の戦略面とか、強いカードとか、そんなのはyoutuberがなんぼでも喋るから本アプリへの導線だけ入れとこうという発想でしょう。賢い。

 紹介映像もシンプルにまとまったいい内容です。KONAMIは頑張ってるよね。

・機動戦士ガンダム アーセナルベース

 新作アーケードゲームの広告をやる時代がまたやってくるとは思いませんでした。アーセナルベース自体メーカーの想定以上の大ヒットみたいだし、この調子でアケゲーが頑張ってくれると嬉しいですね。
 広告の内容としてはSEED世代にはたまらん内容なんじゃないでしょうか。自分は00をメインに見ていたけども、SEEDもチラッとは見ていたので中々好きな広告です。 というか、INVOKEを流されたら何を広告されても盛り上がっちゃうって。
 youtubeでは結構見かける広告だったが、Twitterではあんまり流してなかったのも印象的。Twitterよりもyoutubeに絞った方が良いと判断したんだろうけども、その理由はよく分からない。ガンダムチャンネルがあるからyoutubeの方が広告しやすかったのかなあ。

・PUBG MOBILE

 先月は荒野行動が呪術廻戦とコラボしていたけど、2月はPUBGモバイルが呪術とコラボした。鬼滅の次は呪術を流行らせたいんだろうな、という意図を感じる日々が続きますね。
 それはさておき先月の荒野の広告と比べると、ずいぶんゲーム内の映像が多い印象。荒野行動はアニメの映像をバンバン使っていたのでいかんせん派手さに欠ける印象はあるが、どうにかしてアニメ映像を使わずに告知しようとしたらまあこうなってしまうだろうなと言う感想です。
 荒野行動は他のゲームに比べてコラボの頻度が尋常では無いし、原作の映像やイラストを使う数も他ゲームに比べて非常に多い気がする。その辺の映像の使用許可を取るプロフェッショナルが荒野行動にはいるのか、あるいは昔からコラボして告知に貢献しているからと言うコネクションのおかげなのか。
 コラボ広告の数、質と言う意味では荒野行動ってしっかりしているなと思います。普段の広告の真面目さで行ったらPUBGモバイルの方が良さそうに見えるけども、ことコラボ広告に関しては荒野行動もバカにならない。

・荒野行動

 PUBGモバイルが呪術とコラボしているのを尻目に、荒野行動は三体というSF小説とコラボをし始めた。コラボ先自体は中国で生まれ、日本で大人気になったらしい小説なので一応引きはある……のかもしれないけども、先月まで漫画をメインにコラボしていたにも関わらず突然小説とコラボし始めるのは意外性があり過ぎるだろ。
 それにしても、荒野行動は毎回コラボとなるとRTキャンペーンを合わせて行うので一見原作が分からないようなコラボでもちゃんとRTされているんだよな。その辺の抜け目なさが広告古豪の腕という所だ。

・シャイニングニキ

 待ち合わせで待たされていたらコーヒーをこぼし、そこで着替えたら結果として大成功というパターン。
 やっぱりどうコーデしても美人になるな……

・インフィニティキングダム-諸王の戦争-

 一見静止画の広告に見せて、声優の声を聞ける広告。動画なのに動画が動いてないから静画広告かと思ってスルーしちゃったよ!
 ちょっと上下に動いたり膨らんだりしぼんだりする程度の動きでも良いから、少し動いてくれるともっと鶴岡さんの声を皆が聞いてくださるのではないかなと思います。
 鶴岡聡という方を自分は知らなかったんだけども、ボイスとしてはとても良いです。博物館の案内音声って感じで落ち着いて聴けるね。そう思っていたら、fateのジル・ド・レェの声やらスパルタクスの声をやっていると知りびっくりしました。役者さんってすごい……

 謎の実を食わせて家畜を巨大化させて儲ける広告。一見ファミリーファームの冒険かな~と思ったら、全然ファミリーファームの冒険ではありませんでした。
 この広告内容がどこまでゲーム本編を反映しているのかは分かりません。実際にこういうゲーム内容があるならまだしも、この広告だけだと一体何を広告したいのか分からないぞ。

 ちゃんとストラテジーっぽい広告もあるが、やっている事としてはAge of Zっぽいよね。
 なんでAge of Zなのかな~と思ったら、効果音やボイスがAge of Zで聞き覚えがあって、その上でタワーディフェンスっぽい描写もAge of Zだからでしょう。

 モテまくり勝ちまくりだった王が敵国に滅ぼされ、金を無くし、民からはボコボコにされ、ひどい目に遭う。
 税率を高くし過ぎて民から反逆されちゃうのも普通に自業自得だよ。ここまで逆転が無く、ただ悪い奴がボコボコにされる広告も珍しい気がする。広告って逆転しがちじゃん。

 実況広告なんだけど、ちょっとコントみたいな内容になっているのが面白い。本当にこんなゲームなワケが無いと思うんだけど、ただの実況広告に留めないのは中々芸が細かいなあと思います。
 アイデアは好き。この役者さんってお笑い芸人なのかなあ。変な広告に突っ込みを入れながらしゃべる様は陣内智則みたいなスタイルだし、今後も出て来そうな内容だ。

 いちゃついてる王女と王を射抜こうと思ったら、いちゃついてるのにムカついて失敗する広告。でも二回目でしっかり成功させて王女から愛を奪っているので、いつもの失敗広告とはちょっと違いますね。

 実況広告としては奈緒という先月も登場した女優さんにイメージ映像を実況させた広告も出ている。
 敵を倒した時の「やったー倒したー!」があまりにも良い演技。どんな内容でもプロがやれば変わるもんだなあ。

 本当にこんなPVシーンがゲーム中にあるかは知りません。
 やった~!倒した! ボイスに関しては使いまわしてるっぽいな。実際このボイスだけでもかなりの名演なので、普通に擦り得だとは思います。
 しかしこれも偽実況シリーズだったらさすがにすげえ度胸だよ。芸能人を堂々と偽実況シリーズに参加させる例は中々無い。

 奈緒がキャラメイクをする広告なんだけど、ゲーム側の音声がでかすぎて奈緒のボイスが全然聞こえてこない。音量調整がガバガバ系の広告だ。
 1回目のかわいいはかすかに聞こえるんだけど、2回目以降は実はかわいいと言ってない可能性まである。

 奈緒実況はセリフと画面が微妙に合っていないんだよな。演技もさすがに他の実況風広告よりも凝っていて、普通に面白い。
 しかしインフィニティキングダムって、奈緒に対して雑に「かわいい~」って言わせすぎじゃない? もうちょっと他のリアクションをストックしておくべきだったのでは。

・ファミリーファームの冒険

 タイタニックごっこをしていたら鮫に襲われて無人島に漂着しちゃう広告。そもそも無人島の家にガラスの水槽があるのもおかしいし、わざわざガラスの水槽から修理を始めちゃう辺りも優先順位が意味不明なんだよね。
 ところで冒頭のタイタニックって本物のタイタニックの音楽では……? 流れているのが一瞬だから似せたBGMの可能性もあるんだけど。

 老夫婦を凍死させる広告は普通にかわいそうだからどうにかしろよって思います。暖炉に日記帳? アルバム? を放り込んじゃう描写が本当にかわいそう。
 凍死の描写がコミカルなだけで、やっている事としては外道の広告だよ。ファミリーファームの冒険は毎回窓を修理する時に窓をぶっ壊すのが定番ネタになっているのもひどい。

 いつものDV夫から娘と一緒に逃げて途方に暮れる広告にあります。
 ファミリーファームの冒険だけ他の広告に比べてテイストが暗すぎるんだよね。だからこそ目立つというのはあるけども、ここまでして目立つのか、広告をするのかと思ってしまうのはよくある。
 ここまで悲劇的広告を擦ってしまうと、もう楽しげなゲーム広告には戻れなさそう。その事実が一番の悲劇だ。

・いけー!放置戦士

 よくあるキャラ紹介広告に見えるが、ゲーム内映像や派手な偽映像は無く淡々とキャラ性能を紹介していく内容。
 この薄味な感じを正直な広告と取るか、もっと見せ方があっただろうと思うかは人によるという所。僕はゲーム内の映像でも出せば良いんじゃないかなあと思いました。

 ちゃんとゲーム内映像らしきものを出した広告もあった。
 出されたら出されたで普通の放置ゲームだなあという印象だけども、上の広告よりはマシだと思います。
 「演出が華やかで、誠意を感じる一作」というコピーは何なんだろう。ちゃんと運営やってますってアピールかな?

 いつものシリアルコードの広告もあります。
 実写も添えてビジュアル面での訴求も良い。個人的には「え~知らないの」とか、「わぁぁぁこんなに英雄の欠片をもらえるなんて」とかの演技が好き。

 夜中3時までオンラインMMOをしていて眠い同僚に放置戦士を勧める広告。僕も広告noteを夜中3時まで書いてるし放置戦士やろうかな……

 それにしても放置戦士は雇っている役者が2名しかいないのか……。
 この2人組が荒野行動におけるゆうと、魔剣伝説におけるきもすけ、社長におけるボンゴレになれるかは今後の放置少女の人気次第です。

 何故か英語ナレーションの広告もある。
 単純に英語圏向けに作った広告を日本語字幕をつけてリサイクルした感じだろうか。海外だと日本語の広告に英字幕をつけて流すような広告もあるのかな。エバーテイルだと内容をそのまま英訳して出したような広告もあったけど、放置戦士もそういう使い回しをしていたらちょっと面白い。

・KAPPEI

 ずいぶん昔の映画を実写化するなあと思ってしまった。調べてみたらKAPPEIは2011年~2014年の漫画で、まあちゃんとしたギャグマンガだった印象があるんだけども。
 実写映画の出来は分からないけど、原作は結構好きだったなあ。まあ10年前の自分が好きだったセンスなので、今読んだらどうかは分からんが……

・少年ジャンプ+

 ジャンプ+はさっそく話題のタコピーを広告に取り入れているのがPRチャンスに貪欲で良いなと思う。
 皆が画像やら話題やらに出しているけど、肝心のタコピー本編はどこで読めるねん!! って人もそこそこ多そうだもんね。そういう時に導線をすっと引けるTwitter広告ってやっぱりすごいんじゃねえか。
 まあそもそも話題作が出てこないとこうして広告を打った所で見られない、普通の広告と同じくスルーされるだけなんだけども。話題作が生まれた時にどれだけスピード感を持って広告出来るか、ってのは今後の広告の課題になっていくでしょう。

・あつまれモルカー!PUI PUI パズル

 皆タコピーの話をしていましたが、モルカーの話を覚えている方はいらっしゃるでしょうか。モルカーのアプリゲーム広告です。
 モルカー自体は2021年の1月頃に出たアニメなので、それから1年程度月日をかけて制作したのがこれなんでしょう。別に遅いってワケじゃないけども、正直もう旬が過ぎてしまった感じは否めない。
 ネットの流行り廃りの早さは恐ろしいぞ。

・メディカルミノキ5

 ツイッター版漫画広告。要は毛生え薬の広告なんだけど、突然「前回からのあらすじ」に始まり、オチになっても毛が生えないという漫画広告らしからぬ内容。
 普通漫画広告って最初は失敗している人から始まり、商品を使って人生逆転し、「皆も買って使おうぜ!」という流れが大半だと思うんだけど、この広告は何故か漫画の第二話くらいで始まりオチの第三話が見られないみたいな構成になっているのですごくモヤモヤする。
 けどモヤモヤした結果リンクの先を見てもこの漫画の続きが見られるという訳でも無く、ただ告知が始まるんだよね。あえて続きが気になる内容にしてリンク先を見せようって魂胆なのかなあ。それなら結構面白いんだけど。

・Shuteye

 人の睡眠状況を監視するアプリっぽい。これで睡眠環境を整えようって話なんでしょうね。
 鼻を鳴らす、屁をこく、寝言を言う辺りは器具や環境の調整でなんとかなりそうだけど、悪夢に関してはアプリでどうにかなるのだろうか……
 絵面に関してはまあまあインパクトがあるが、これを使うかはまた別の話だ。

・KINGスリーブ

 カードゲームのスリーブも広告とか出すんだ。
 実際自分は無地スリーブをよく使ってたけど、オタクはキャラスリを三重四重に包んで使うイメージがあるからこういう無地スリーブを使っている人をあまり見ません。
 逆に言えば自分が無地スリーブをよく使うという所まで見越したターゲッティング広告だとしたら相当すごいけど、多分たまたまでしょう。

 広告本文を見ると、堂々と「KATANA」という他社製品の名前を出しているのがチャレンジャーだなと思った。KINGスリーブはTOYGERだけど、KATANAはアルティメットガードだから他社製品でしょ。わざわざそれよりも良いですって告知するからにはより良い品物なのかな。
 正直スリーブはたくさん使えば痛んで取り換えが必要になる消耗品なので、Twitter広告だけで全部分からない分ここで購入とはいかないかなという印象。一部のショップだと手触りを確認して買えるけども、個人的に無地スリーブを買うなら裏面がザラザラ加工されていないと気に食わないタイプなのでその加工面も記入して欲しかったかなあと感じている。
 あとは片面黒だけじゃなくて緑、赤とかカラバリがあるのかも気になる。自分は無地スリを使う際は色の違いでデッキを見分けるので、黒しかない場合は後々整理する際に困ってしまう。
 この項だけやたら長くなってしまったけど自分は無地スリを愛用しているのでうるさいんです。ゆるして。

 別角度の広告もあるけど、どれくらい透明かはちょっと分からん。
 こっちの広告も見返すと裏透けしません、ってのがよく言われてるけど、スリーブで裏透けしちゃうのは実際痛いからその心配を取り除くのは大事。
 ただ裏透けがある無地スリーブってそれこそアルティメットガードの薄いタイプの奴だった気がするから、やっぱりそこを強く仮想敵とみなした広告なんだろうなと自分は思いました。オレンジ色や白色など明るい色だと裏透けしてしまい、両面カードを使うタイプのカードゲームだと困ったりする場合もある。
 でも正直ポケカのように昔のを混ぜない限りは裏面が皆同じタイプのカードゲーム、ひいては他の両面カードの無いカードゲームなら別に裏透けも気にならないっちゃならないのでは? という気になってきたな。そこまでこだわるタイプの人、またゲームによって裏透けしてたらプレイの公平性に関わるタイプのゲームである場合は強力な告知文句なんだけども。
 何にせよ無地スリーブはツイッターで広告されても即購入とは行きづらいなあと思いました。

・ファミリーマート

 なんかすげえTwitterらしからぬ広告だなあと思ったら、この方はtiktokで活躍している「じんじん」という方らしい。tiktokでは「314.7M 回視聴」という一目で見てよく分からないくらいの再生数を誇るインフルエンサーのようだが、普通に自分は知りませんでした……
 こういうのは昨年の佐藤三兄弟のくだりでも思ったけど、やっぱtiktokの有名人はtiktokやってないと知らないなあと思うもんです。最近は「インフルエンサーに広告を任せよう」みたいな流れを感じるけども、そもそも現代で言うインフルエンサーって「特定界隈にとっての有名人」に見えるので、せっかくインフルエンサーを起用してもそのインフルエンサーが専門とする場所での広告にしないと全然効果が無いのでは? と思ってしまう。
 つまりこの広告はわざわざTwitterで広告するよりはtiktokで出した方が良いんじゃないか、TwitterにはTwitterのインフルエンサーに任せた方が良いんじゃないかと感じました。若者受けを狙うにしてもTwitterをやってる若者にウケるかは別なのでは。


 そういう意味では「芸能人」ってまだまだ強い有名人だなあと思う。テレビというメディアは古いと言われるけども、少子高齢化社会的には最も広い範囲に対して有名人である存在は未だに芸能人なんじゃないの。
 とりあえず手当たり次第に告知したいなら芸能人をイメージキャラクターに起用するのが依然有効であるのではないか。最近は三次元二次元問わずyoutuberも広告に起用されている例を見かけるけど、目的に応じて起用する人を細かく変えられるかが広告の差が付くポイントに見える。

・Pairs

 出会い系広告をやっていたpairsなんだけど、肉体強子というとんでもない新キャラを出してきた。
 地味に2分間ある広告なんだけど、胸筋のモールス信号でしかしゃべれない爆裂筋肉之介と肉体強子の茶番は普通に楽しく見られました。声優によるボイス無しの広告なんだけど、友人の右腕竹練子含めてアクの強い人物しか出てこない漫画広告で好みです。よく考えたら胸筋のモールス信号でしか喋れない男と言う設定も、声優を使わない理由をスマートに説明していて完成度が高い。
 肉体人類超越コミュニティというとんでもないコミュニティが登場するけど、まさか実際のpairsにそんなコミュニティは無いでしょう……無いよね?

・ヘブンバーンズレッド

 大作スマホRPGであるヘブンバーンズレッドは乃木坂46の齋藤飛鳥を起用した広告を打っていた。
 最初の10秒間役者さんを喋らせず、ただ泣かせるという意欲的な広告になっているのが良いですね。こんな前衛的な広告は珍しいというか、国産ゲームの広告アイデアとしてはかなり面白いなと思います。
 ちゃんとゲーム内の映像もしっかり出て来るので、王道を外しているようでしっかり王道の広告です。最高レアもらえるという訴求要素も加えてバランスが良い。

・ポケモンマスターズEX

 ポケモンマスターズの広告をやっていると思ったら、妙に懐かしい画面が出て来てうっかり全部見てしまった。
 時代が進んだらアカギにもボイスがつくし、スマホでDSのスペックを平気で超えてるのもすごいし、色々な面に隔世の感を勝手に覚えました。
 ちゃんとイベント内容やガチャで登場する人の内容も紹介しているのも抜かりなくて良いですね。さすがポケモンと言ったところか。

・メダロットS

 ニンテンドーDS? こちとらゲームボーイカラーなんだが……?
 メダロットも未だに根強い人気があるタイトルなんだなあと認識しました。こっちは単純にゲーム内容を伝えるだけだけども、この令和の時代にゲームボーイカラーのパッケージを広告に使ってくるだけで見た目のパワーはかなりあるでしょ。
 実は自分はメダロットよりもカスタムロボの方をずっとやってたんだけど、まあ良いでしょう。

・Twitch Japan

 ももちがKOFをやっている所が広告になっているの面白い。以前まではAPEXの配信だったので現代人のくせにAPEXをやっていない人からすると全然関心を抱かなかったのだが、これだと少し関心を抱くというモノだ。
 Twitchって格ゲープレイヤーの配信がかなり行われている印象があるので、格ゲーの広告をするのは割と理に適っているように思いました。
 まあ自分はあんまり格ゲーやり込んでた人では無いし、ちょっと雑に遊ぶくらいのプレイヤーなのであまり深い事は書けないんだけども……

・Royal Match

 火事に巻き込まれた王様をパズルで助ける広告。見れば見る程状況がよく分からないというか、ここまでしてパズルを絡めて画変わりのある広告を作りたいのかと思ってしまう。
 まあ普通にパズル広告をやって失敗するだけでは絵面が地味だと思ったんでしょうけども……

・ロードモバイル

 ロードモバイルもキャラ合体広告にチャレンジ。
 どうしたら合体が成功するのかはよく分かりませんでした……

・EVONY

 「もぉ~、また騙された! 広告は面白そうなのに、ダウンロードしたら全然違うゲームってありますよね」という導入から、広告で頻出するステージに対して「またクリア出来ない!」ってやってる女優さんも大変だなあと思いました。
 EVONY自体はピン抜き要素もあるシミュレーションらしいので一応ダウンロードしたらそこそこイメージに近いゲームらしいけども、その失敗するくだりは実写になっても必要だと考えたんだなあ。

 右斜め下のピンを抜いた後、財宝を出して主人公を落とせば良い。

 針天井を落として金を落とせばOK。簡単すぎるだろ……

 ミノタウルスを溶岩に落としてから水で固めればクリアとなります。

 EVONYはGamewithに広告を依頼したのも特徴的。
 漫画広告にしては随分大人しく、アカデミックな感じの内容である。普段漫画広告にウンザリ、という方も、刺激が薄い広告なので比較的楽しみやすいかもしれません。

 やっぱりgamewithの広告は真面目だなあ、と思っていたら「ネットの広告で見た事ある!」とか言い始めるのが面白かった。わざとパズルを間違える定番のアレも完備しているので、さすがgamewithと言う広告になっている。
 何だかんだ大真面目なシミュレーション要素の広告もしている。やっぱりEVONY的にはシミュレーション要素を広告するのが課題になっていそう。

 gamewithはわざわざコスプレまでしてEVONYの広告を作っている。このコスプレの費用ってちゃんとEVONY側から出てるのかな。
 59秒の広告だからか、問題を間違えるノルマは未達成。ここで一度間違えていたらもっと高評価だったな~

・State of Survival

 ステサバの運営に命を懸ける男、石田君が登場。ユーザーのためなら過労死してゾンビになったって良いし、何ならゲーム内で殺されても良いという発言は全く見上げた根性である。
 まあ別にこういう広告を打つのは良いんだけど、いくらゲーム業界がブラックみたいなネタがあるとしても「上司にパワハラなんて朝飯前、休日なんていらない」と言うのはステサバを運営している会社にマイナスイメージが入るんじゃないかなあ。
 なんだかんだゴーサインが出て、Twitterもこの広告を出してOKとしたんだから外野がとやかく言う事じゃありませんけども。

・Age of Z

 飛行機で無理矢理離陸して、墜落した先で基地を作る広告。
 それにしてもこんな状況で飛び出したら普通にダメな着陸をして全員死ぬんじゃないかなあ。

 ガンシューから始まり、普通にバカスタイリッシュな流れからいつものタワーディフェンスになっちゃう広告。
 こんなの以前のAge of Zもやってたね。

 このガンシュー広告は出だしがやたらダイナミックで好き。せっかくだからAge of Zもハウスオブザデッドみたいなノリでアーケードガンシューに進出しませんか?
 見れば見る程最後のタワーディフェンスが余計に見えるけども、もうしょうがないんだろうな。こういうもんだとして見ていくしかないでしょう。

 ちゃんと失敗する広告もある。
 このパチンコみたいなマシンでゾンビを撃破するのは一体どういう意図で演出を考えたんだろうか……

 ちなみに謎のパチンコは他の広告でも登場しているが、やっぱり敗北している。
 このパチンコチェーンソーの意味は一体……

・金銭遊戯

 金銭遊戯は引き続き広告を打っているが、普通にダンスする広告とかが増えて来た。どことなくグランサガのパクリ感はある。
 まあ社長ほどずっとストーリー物をやり続ける方がおかしいので、普通はこんなもんです。とりあえず告知するのが大事。

 それにしても金銭遊戯ってこういう美女を脱獄させるような広告が多いよね。美女脱獄広告が金銭遊戯独自のテイストだと自負しているのだろうか。

 100回フラれたら隠し10連ガチャを引けた広告。かなり露骨に社長をパクリにきている広告だが、注目度としてはそんなに高くない。
 やっぱり社長は隠し10連ガチャに至る流れと、EDMによるブチ上がり感が芸術的なんだよな。とりあえず10連ガチャを隠せばいい広告になるってもんでもない。

 バードストライクで飛行機が墜落し、無人島住みのババとメイクラブして無人島をドバイにする広告。
 この内容は割とオリジナル感が強くて好き。やっぱりババと仲良くすれば成功出来るのは社長の掟なんですよねえ。

 釣りをしてたら女の子を釣ってラッキー、という広告。
 しかしこの女性、ちゃんと生きてるのかな。なんか目をつぶっていて動きもしない辺りから骸の疑いがあるけど……

 金銭遊戯はちゃんと赤ん坊を育てるから良いよね。
 最近ずっとファミリーファームの冒険を見ていたせいで、まさかこの赤ん坊も凍死させるんじゃないかと広告を見る時ずっとヒヤヒヤしている。
 だいたい日替わり内室も赤ん坊だか子供を育成失敗して太らせちゃった、みたいな広告がかつて乱造していたので、広告における子供ってひどい目に遭いがちなんだよね。そういう広告を作っているのが広告が嫌われる理由だと思うんですけど……

 社長の二番煎じらしく養豚場をやる広告も出してきた。
 セリフが少なめで、声優をなるべく起用しないで訴求力のある広告をやりたいという意志を感じる。

 謎の金塊集めゲームの広告。
 自分はトップウォーに毒されているので、この男が金を入手した途端に奪われたり、金を合成し始めたりしそうだなあと思いながら見ていました。
 そんなことはありませんでした。

 上司から無人島に蹴飛ばされたら大儲けされる広告。
 セリフが全然ない広告は多分サクッと作れるんだろうけど、ツッコミどころも少なくて困ります。あまりにも普通の広告。

 海にふっとばされたら財宝を集めて一攫千金という広告。
 金銭遊戯って出だしでふっとばされがちだねえ。

 浮気相手を無限にカーテンの向こうに隠し続ける女が登場。
 ゲーム内容の広告にはなっていないがコミカルではある。

 眼鏡のお姉さんが花畑の前でストレッチをしているだけの広告。一体何を広告しているんだ……

 女キャラを捕まえようとする広告。
 「ゲーム内でモザイク無し」って本当かよ! って思うけど、よく見ると「無レ」と書いてあるので、モザイクが無くなっていなくてもまあ大丈夫……なのかもしれない。

 割と珍しい声付き金銭遊戯の広告。数億の遺産を引き継いで大金持ち、という流れって意外と社長じゃあんまり見ないよね。
 社長は何だかんだ10連ガチャとか、人を助けた見返りとか、借金とか、自分のアクションで幸福を摑みに行く広告が多い気がする。

 ちなみにちゃんとしたログイン報酬の広告もありました。社長のパクリばっかりやっているワケじゃないっぽいです。
 金銭遊戯は3月にあまり見かけなかったけど大丈夫かな。社長の広告を打つ体力が尋常じゃないのもあるけど、先月の方がパンチは強かった印象がある。

・おねがい社長

 ゴミ箱を漁ったら小切手が出て来る広告なんだけど、実際ゴミ箱を漁って小切手が出てきたとして赤の他人が使えるもんなのだろうか。まあ社長の世界では拾った10連ガチャで大逆転出来るんだから、小切手くらい赤の他人が使えるでしょうね。
 投資を続けるかガチャをするかって選択肢って、現代社会で言えばいちかばちか宝くじを買うくらいのノリなんだろうな。

 美人を助けようとしたらスケボーに乗った有閑夫人(ババ)を助けて500万創業資金をくれる広告。横断歩道を歩いていた美人は普通に轢かれたんだろうし、有閑夫人は金銭遊戯の有閑マダムを早速パクった形になるだろう。パクリ広告に対するパクリ返しが早い!
 この広告界隈のパクリ返しが早いのはさすが広告界隈トップの実力と言えるだろう。魔剣伝説もパクられたら新しいネタのチャンスだとばかりにパクリ返すし、パクリだと指摘する前に他の広告をさっさとパクっちゃうフットワークはすごいと思います。

 四方からやって来る車の衝突事故に巻き込まれかけたベビーカーを救助する広告。周りに親の影も無いので、きっとこの赤ん坊は同業他社の社長の子供とかで意図的にあの危険な場所に置かれたんじゃ、と疑ってしまいます。そもそも中央線をまたいで車を運転して、信号も無い十字路なんか事故を装ってるようにしか見えないし。
 よく考えたら子供助けたら100万円をスーツの男からもらえるのもな~んか不自然だし、やっぱり謀略を感じる広告だ。

 CADPAなるレギュレーションでは16歳未満閲覧制限がかかった広告。日本では全然見かけないけども、CADPAとは中国で言うレーティング設定の協会で、「中国音像与数字出版協会」なる組織のチェックが入った広告のようです。
 ちゃんとググれば公式サイトが出て来るけども、サイトには中国語しか無いので怪しいウィルスが気になる~と思う人の場合は見ない方が良いかも。
 広告の内容としては誤解されたおとなしい若者が借金して成功するいつものやつです。

 借金をして靴を舐める店を開いたら大儲けする広告。地味に店も野比小雄だの、「野比の靴舐め集団」だの、社長らしいセンスが存分に発揮された力作。
 色んな意味で汚いビジネスだけど、それだけ支配欲を満たしたい人間が揃う社会なのだろうか。まあおねがい社長の世界とか皆が欲まみれなので、靴舐めビジネスも充分成立しそう。

 「人生は辛いよ~~」という出だしから面白いし、子供の時勉強していないから豆腐売りしか出来なくて彼女にもフラれてしまうという教訓じみた内容も楽しいですね。主に子供の頃まともに勉強していなかった自分にはグサグサ来ます。
 その後は借金してごみ収集所を作って逆転するいつものやつです。いっつも思うんだけども、おねがい社長の世界ってごみ収集所の需要が高すぎるような気がするね。

 「足つぼの値段が高すぎるだろ!」という所から、「じゃあ俺に足つぼ押すバイトをやらせろよ!」って発想になれるからボンゴレは成功出来るんだろうなと思います。
 大体1日に100回マッサージして1000万円、3日で3000万円ってどれだけ足つぼをする需要が高くて、10万円要求されても良いやと思えるレベルのマッサージが出来ているのだろう。そんな小学生の計算レベルで上手くいく辺り、このボンゴレは相当有能な奴だ。
 最初のボンゴレの足がめちゃくちゃ臭そうなのは、広告の映像を見た時に一瞬で引き込めるようにしようという発想でしょうね。こういう引きの強い画像を最初に出せるのはさすが。

 これってパチンコ屋というよりはゲーセンのようにも見えるが、まあゲーセンにもコインで遊べるパチンコがあるし良いんじゃないでしょうか。
 難易度調整がひどいのはともかく、店内にゴミが放置されていて設備が古い=メンテが悪いという話なら儲からなくても当たり前なのではないか。自業自得パターンの中でも過去最高にケチっているパターン。

 電車に轢かれそうになった美女を助けたら300万円を譲ってもらえるパターン。
 後半の映像は果物屋パターンの使い回しです。

 お見合い相手をお嬢様にしたら貧乏小僧から追い払われ、借金創業をしに行く広告。
 後半のタピオカ大王のくだりはいつものヤツです。

 ロイヤルマッチのパクリまでやり始めるのはさすがに節操が無さ過ぎるでしょ。この節操の無さが社長の良い所と言えばそうかもしれないけど。
 結局失敗しても10万資金をくれちゃう辺りは優しい世界だと思います。借金無しで創業出来ている珍しいパターン。

 強盗をしたら逆にスクーターを盗まれて「運が悪い」って、完全に自業自得なのでは……
 ここまでロクでもないボンゴレも珍しいね。

 痴漢をしていたおじさんが企業の面接担当だった広告。普通に痴漢の件でゆすれば良い感じに就職できそうだが……
 後半はタピオカ大王。

・エバーテイル

 既存映像を使いまわしつつ、初代ゲームボーイ風の画面色にして新作っぽさを出している広告。
 エンディングもフィールド音楽っぽいジングルになっているのが特徴的。

 エロい女の子を売る広告もあります。

 美少女系でも若干ホラーに寄せた広告もある。なんだかどっちつかずにも見えちゃうが……

・今月の準MVP

・ザ・アンツ

 アンツはリアルなアリの生活、という所を捨てて、超文明を持ったアリたちの派手なアクションに路線を切り替えたのが中々に勇気があるし、現代の広告の中では印象に残る広告だなあと思いました。
 だいたい単独のアリがトカゲにいじめられて、集団でトカゲに勝利するってだけじゃ大自然でも見かける可能性があるもんね。それよりは謎のエネルギー弾を発射し、城砦を築城し、合体してサソリをボコボコにする方が面白いでしょ。
 でもこれも最初にリアルなアリの広告をやるというフリがあったこその面白さ。そこまで考えて広告を作っていたならさすがマーケターはすごいという所です。

・Pairs

 肉体強子というキャラを発明しただけで準MVPくらいの価値はあるでしょ。
 一貫してシュールギャグを貫きつつも、ちゃんとマッチングアプリの機能を紹介している内容も見事。爆裂筋肉之介も面白いキャラ付けなので、これで続き出ないかなあと思ってしまう。
 でもハッピーエンドで終わらせてくれた方が良いか。ダラダラと続きを作られるよりはしっかり2分で落としている方がよほど評価出来るだろう。

・EVONY

 これはEVONYが偉いというよりはgamewithが面白かったって話なんだけど、「ネットの広告で見た事ある!」って、それを広告にしちゃって良いのかって開き直りが面白い広告です。
 パズル広告はちょっとマンネリ気味ではあるけども、どんなにマンネリしようが諦めずに延々と新パズルを出してくる根性も好き。今後も新問題を期待しております。

・今月のMVP

 今月のMVPは「インフィニティキングダム -諸王の戦争-」です。先月に続いて二連続になっちゃったんだけども、まさかあの磁石仕込みの島合体広告からさらにもう一段階の別広告が控えているとは思わなかった。感服しています。
 奈緒という芸能人を偽実況広告の役者にしちゃう判断がもうすごいんだけど、偽実況広告の巧さという面では眼鏡の男の陣内智則スタイルも良かった。偽実況=何となくゲーム内容が面白そう、という所を見せるのが当然だったんだけど、一種のコントの形に落とし込んできたのはインフィニティキングダムの新発明ですよ。
 シンプルな茶番広告も大きな外れが無く面白い。全体的にオリジナリティがあって好きな内容でした。


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