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広告振り返り~2021年10月第1、2週編~

 始まりました、広告振り返り10月編1、2週目! たかだか10日の広告に絞ったつもりが、もうこの10日でメチャクチャな量の広告が登場したので「1週間で広告が全然無かったらどうしよう……」という心配は杞憂に終わりました。ご期待ください。
 アレ!? 広告振り返りって月イチ企画じゃなかったっけ? という方はこの記事をご覧ください。

・三国志真戦

 三国志真戦は地形推しに帰った。地形推し自体はずっとやってるんだけど、内容としては地味に毎回異なっているのが芸が細かいよね。毎度山を使っているのは変わらないが、今回は山サンドの間に街を建てて櫓と柵で守るという形。
 毎月見ているうちにちょっとずつ好きになってきてしまったかもしれない。ずっと見てるとちょっとくどいと感じるかもしれないが、三日に一度見るくらいなら悪くない広告です。

・三国群英伝M

 毎月山のように出てくる三国志系ゲームではあるが、三国群英伝MはMMORPGの三国志をアピールしてきた。
 なるほどMMORPGの三国志ゲームとは中々珍しい気がするが、この映像を最後まで見ていただくと分かる通り、のっけからダウンロードでガチャ250連無料を推している。つまり……

 そう、魔剣伝説の眷属である。
 無課金でも勝てるだの、VIP10にもVIP0で勝てるだの、神装備が何だのとモロに魔剣伝説の名作広告をパクリにかかってるのよ。
 でも魔剣伝説は120円チャージで暴炎神龍セットだったのに、三国群英伝Mはチャージしなくても神装備が手に入る。CGの出来も良いし、演技も面白いし、魔剣伝説の後継者としては一番笑えたかもしれない。
 伝説級の広告をパクった形ながら、ちゃんと独自の面白さも出して来ている見どころある広告です。

 魔剣伝説の会社パロみたいなノリ。小橋をあげようとした呂布が小橋にボコボコにされる流れはオリジナリティがありとても好き。その中でサーバー1位という元ネタ要素も取り入れているので完璧ですね。
 というかいちいち3Dモデルの顔芸が面白いのよ。広告の為だけにハイクオリティな3DCGを作って来る辺りかなり気合が入っているし、来月以降も期待出来そう。

 これはおねがい社長っぽい内容で、姐さんから10連ガチャを勧められて10連ガチャを引いたら呂布に逆転する。地味に呂布の眉毛が動いてるのがキャラの個性が出ていて好きですね。
 別に10連ガチャを引けたら才能があるってもんでも無いのではと思うが、10連ガチャを引けると逆転できるのは広告の常。そういう物である。

 キャラを選んで「まさかすぐに伝説の赤兎馬を手に入るとは!」って、これ完全におねがい社長なんだよな。
 でも呂布を選んだら「ちゃんと三国志を読んでいないせいでやり直すしかないな」になってしまう。三国志ゲーム自体は山ほどあるけども、呂布を選んだだけで即座に殺されてしまうのはファミコンのミシシッピー殺人事件(※1)か時空の旅人(※2)並の即死ぶりじゃないか?
 広告の尺が短いせいで最新ゲームなのにファミコン並みの即死芸を見せてくれる。

 「このゲームのガチャは直感で決める」とは言うが、特定の絵柄2種を揃えたら特定のキャラが出て来るってそれはガチャじゃないと思うんですけど……
 何故ガチャの形式をちょっと変な形っぽく見せたがるのか。課金しなくても行けるぜ! って所をアピールしたいのか?

 放置MMO自慢の実写広告も出している。
 擦られ続けた内容だけど、こういうのはとりあえずやっておく物なんでしょう。

 実況動画もあります。HiNas3というtwitch配信者のようです。
 総じて三国群英伝は既存の広告トップランカーのおねがい社長、魔剣伝説の両広告をちゃんと研究して、その上でオマージュながらもオリジナリティを出していこうというメンタルを感じられる良作が多々見受けられました。
 10月広告では期待の新星です。ネクストブームは三国群英伝Mかもしれんな……

・シャイニングニキ

 シャイニングニキのエモい系広告は最高。
 衣装自体もこれまで見かけなかったタイプの物がいっぱい登場していて、完全新作に近いのではないでしょうか。
 BGMのセンスもいいので、是非音を出して見てほしい広告ですね。安定していい広告だあ。

 着せ替えも新しいパターンを模索しているらしいことが伺えるのはこの広告。
 ハイヒールを選んだらヒール部分が壊れて残念! ってそれはもうコーデのセンスが悪いというか衣装が粗悪品だったのでは。そういう所もちゃんと見抜けって事?
 普段他の広告があまりにも詐欺表現をするもんだから結構褒めているけど、シャイニングニキも常に成功例オンリー、優良広告ばかりってもんでも無いですからね。こういう広告もやるよ。

・ロードモバイル

 人が塊魂みたいな態勢で突っ込んでくる衝撃シーンに始まり、ラストはメチャトロジャンなる巨大木馬が群衆に突っ込んで全員轢殺していくという中々ショッキングな広告。
 具体的に死んだような描写は無いけども、ここまで赤い血をボコボコ出した広告は剣魂くらいの物では? 割とこういう描写はデリケートな面もあるので注意した方が良い気がするけどなあ。
 気にしすぎだと言われたらそれで終わりですけどね。

・WARPATH-武装都市-

 9月から登場した新顔の中ではミリタリー系のノリが特徴的な広告。
 この広告の内容としてはログボが多い事を補給物資がたくさん、という形で表現したいようだ。
 絵面のインパクトは薄めで、ちょっと分かりづらいと言えば分かりづらいかもしれない。とはいえ絵面のインパクトがひたすら強ければ良いという物じゃないですからね。毎日派手な広告ばかり見てたら胸やけしちゃうよ。

 見た目はちょっと面白そうだが、よく見るとトップウォーの島合体広告の亜種だということに気づくだろう。見せ方を変えれば島合体広告も中々立派な気がする見栄えになるんだなあと少し感心しました。

 かなり凝った戦闘機でのドッグファイトを描写した広告だが、ここまで3つの広告を見ておいて結局どんなゲームか全然分からないのはいつものパターンである。
 とりあえずこの戦闘機は結構凝ってる気がするので、まだ見たことが無いなら見ても良いのでは。戦闘機描写警察からするとおかしな点があるかもしれないけど、素人目では中々凝った映像だと思ってしまった。
 WARPATHは全体的に凝ってるんだけど、どこを向いて広告してるのがいまいち分からん辺りが持ち味なのかもしれない。 

・EVONY

  ミノタウルスを倒したら水が入っている側のピンを抜こう。

・おねがい社長

 ケツをアピールするのは美女と栄光でも見かけた手法。とうとう社長もケツ広告の仲間入りを果たした。
 社長らしさ的なところは薄めだがそもそもババが出てこないタイプだからガチャが出来ないのよね。レストランでコックを雇わずに美ちゃんを雇用しちゃうのが面白い。

 線路に落ちた女性を助ける為に投げたら投げた先にも電車が来ていて、もう一回女性を引き戻して……ってアクロバティック過ぎるでしょ。慌てていたとしても、助ける時に力強く投げ飛ばすのはやめよう!
 後半の流れは昔リリースした広告の使いまわしですね。社長らしいと言えば社長らしいのだが、広告前半のUI描写を削ることで違和感は比較的薄めに仕上げているのが細かい気づかいを感じる。

 ステサバなどがやっている会見スタイルも初登場。謝罪会見系広告の中では何について謝罪しているのかよく分からないのが社長らしい。財力アップスピードが減るって、それは謝罪会見とかじゃなく普通にアプデしてすみませんでしたで終わる内容でしょう。
 この広告では鏡開きみたいなノリで卵を割っているのが印象的だが、謝罪会見で鏡開き的なイベントをやり始めるのは中々無いのでは。こういうのってめでたい時や弔事にやる儀式らしいが、謝罪会見で卵を割り出すのはメチャクチャだ。
 その上これで「この感謝祭イベントは偽りありません。全てのボーナスは本当にもらえます」ってのも、まるで普段やってる広告がウソみたいじゃんね。隠し10連ガチャとか、10連ラッキーガッチャで全サーバー1位とか。なあ、ちゃんと説明してくれよ!
 

・BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR

  結構前から広告は出していたけど比較的素直なキャラ推し広告が多く、それほど注目していなかったがここにきてグラブルとソシャゲ間コラボを果たしてしまった。
 アークシステムワークスはサイゲームスと組んでグラブルVSをリリースしているので、そこの縁でコラボする事自体はまあ分からんでもない内容である。とはいえグラブルというソシャゲ界のトップランナーと、ブレイブルーのソシャゲという結構なマニアで無いと知らない可能性が高いタイトルがコラボしてくるなんて誰が予想出来ただろうか!
 石渡大輔のカッコいいBGMに合わせてナルメアが出てくる様は中々にインパクトがある。

 基本的にはキャラ推し広告なので広告的に素晴らしく目新しいという物でも無いが、これはビックリするよ。ビックリポイントで取り上げました。

 ちょっと変な所もあって、このグラブルコラボ広告をyoutubeで打っているアカウントはアークシステムワークス公式では無く「クリティカルヒットゲームズ公式」である。
 普段はアークシステムワークスがキャラ紹介動画だの、公式生放送だのをやっているので、これは広告だけ外注していると見るのが自然だろう。


 このチャンネル、他にはパズル&サバイバルの攻略動画や、覇王の業の攻略動画など、かつての広告振り返りでも取り上げたような広告たちの攻略動画が入っている奇妙なチャンネルである。
 これらの動画を実況しているのはという実況者。まあまあ有名どころの実況者が提供しているが、ざっと見た感じ自身のチャンネルにはこれらの動画を上げているとか、Twitterで報告しているとか、そんな様子は無い。
 一体どういう風の吹き回しでこの実況をしているのかは分からないが、茸ファンはこれを知っていると通ぶれるかもしれない。

 クリティカルヒットゲームズの公式サイトもあるが、えらく薄いサイトが出てくる。
 住所で検索しても貸し会議室が出てくるのだが、果たして……? さらなるクリティカルヒットゲームズの真実は、キミ自身の目で確かめてみてくれ!

・ガーディアンテイルズ

 最近話題の新作ゲーム広告。ゲーム内容自体がミチミチなのに、凝ったアニメも、キャラ紹介もやる物だからウソ無しでもたくさんアピールポイントがある。
 商品の良さを普通に伝えるだけで広告になるタイプの広告ではあるんだけど、さすがにしっかりした内容ですね。どんなゲームか、何が面白いかが端的に伝えられている。Yostarも広告には慣れたもんですね。
 ちなみにこの広告には13秒版の短くカットされた同じ広告が他に2種あるのだが、そちらは割愛します。短縮版、ロング版両方流すのも最近のゲーム広告だとよくあるスタイルだ。

 ストーリーを紹介するためのアニメ広告もYostarは得意だよなあ。こういう時に自社でアニメ制作会社を持ってるって強いなあと感じるし、こんなガッツリ動くアニメを広告に独占で使えるってすごい事だぜ。
 いいアニメなので未見の方は是非。

 普通にプレイ動画だけでしっかりした広告になるのは良作の証なんじゃないでしょうか。
 総じてすっきりまとまった良い広告だあ。

・ダスキン

 このキャッチコピー良いよね。まさしく現代のタイミングに噛み合った広告だと思います。
 一年経って上手い付き合い方が分かって来てはいるけど、やっぱり除菌をしっかりして衛生管理もしたいという人もまだまだ多いでしょ。そんな中で、対策に対して中立的な立ち位置のユーザーが無理なく続けられる掃除での除菌という広告に落ち着くのはとても良い。
 元々遊戯王で武藤遊戯役を演じていた風間俊介が出演しているなので、オタク層にもふわっとアピールしてる気がする。

・ヤクルト

 はたらく細胞コラボ。コラボ内容としては昔からやっててもおかしくない内容だった様に思うけど、今やっても全然遅れてる感は無いナイスコラボだと思いました。
 むしろこれまでやってなかったのか、とビックリするくらいの内容。良いコラボです。

・ピックアップ

・オールスター後夜祭21~広告と生放送の話~

 参考になりそうな画像が無いので文章だけで恐縮だけども、オールスター後夜祭には「キューカット選手権」というイベントを挟んで広告へ遷移していたのが印象的だった。
 これ何かというと、広告に入る前にお笑い芸人が一発芸をやり、その芸を有吉弘行が採点して、CMに行くという物。
 内容としてはあっさりした一発芸なので、錦鯉の長谷川みたいな芸人はめちゃくちゃ面白いし、面白くなかったとして有吉が1点の札を上げればオチがつく、というすごいシステム。どうあっても面白いオチがつくって中々出来ないよ。有吉の壁で有吉が○、×で評価を出しているのに近いかもしれないが、点数評価にする事で最終的に賞金がかかった生放送での一発ギャグバトルに仕上がっていたのも独自性がある。

 冷静に考えて生放送中に広告を挟むってすごく難しい事だと思うんだよな。それがニュース番組ならまだVTRの終わりに広告を挟み、次にするニュースの告知を引きにすれば良いから分かりやすいんだけど、バラエティで生放送に移行する際何をするかって難しいでしょう。
 そんな時に一発芸をして、広告に繋いでいくって簡単だけど中々出来ない事だと思う。何なら生放送が時間通りに収まるようにきっちり進行させて、必要があれば広告の時間中にセットを切り替えて、広告が終わり次第番組を元通り円滑に進めるって当たり前に見えてかなり難しい事だよ。
 こういう番組を見ているとやっぱりテレビに出ている人間、またテレビを作っている人間はプロの意地を持ってやっているんだなあと当たり前の感想を抱きました。本当にすごい番組だった。

 Youtubeliveやtwitchなど生放送を見る機会も増えたし、生放送主も「ストリーマー」という形で職業になりつつあるのは間違いないんだけど、オールスター後夜祭を見ているとやっぱりテレビの生放送って密度も企画の面白さもちょっと格が違うなと思わざるを得ない。
 そもそもテレビとネット生放送の面白さは全然違う物だから平坦に比較出来る物では無いのは自分も承知しているし、どちらがつまらないと言うわけでは決して無い。とはいえ、やっぱりオールスター後夜祭の面白さは群を抜いていた。
 何かを噛んだ順、噛まれた順クイズだの、旧満州クイズだの、LINE未読王だの、二代目井手らっきょ選手権とか言って服脱ぎながら走り出す競技だの、やる事が全部面白かった。これもオールスター後夜祭を見ながら書き出して、見終わった後も余韻に浸りつつ書いてるので明日になったら全然面白くねえじゃねえかって可能性もあり得るんだけども。それで出てくる広告も普段見ないタイプの広告が多い気がしたから良かったね。広告も本編も面白いって、実はテレビって最強のメディアになり得るんじゃないか?

 テレビというのも広告が多いメディアだとしばしば言われるけども、広告が多いという事はそれだけ広告への巧い入り方、また広告をストレスなく見せる手法に長けているんだなあと改めて思わされた。
 あとテレビはどうせ広告が飛ばせないので、30秒くらいの広告中にトイレに行くとか、ちょっと文章を書くとか出来るでしょ。youtubeは広告を飛ばせるけど飛ばすにはいちいち操作が必要である事も意外とストレスだし、最初に3分、5分広告が挟まるのも人によってはイヤだ。
 今後の広告との共生手段として、生放送中に広告を入れるのも検討されるかもしれないよな。中でもゲーム生放送なら割とあり得そうな気がしていて、たとえば1回ランクマ回す→ランクマとランクマの合間に広告を挟む→ランクマ回す→広告……みたいな流れで素人でも比較的楽に生放送中に広告を挟めそうではある。
 まあそんなに広告入ったら普通にストレスだろうし、広告嫌いの方からするとふざけんなという話になるでしょうね。無念。

 まあそういうワケで、テレビの広告の挟み方、あるいは広告への移行の仕方はウェブ広告も見習ってみて良いんじゃないかなと思いました。ずっと昔から広告の挟み方と向き合ってきたメディアは格が違うわ。
 ちなみにここまで挟んできた広告はオールスター後夜祭中に見かけた広告を出してます。リネージュWだけまだyoutubeに最新広告が上がってなかったので古い広告だけど許してください。

・おたくのやどかり

 もこうという実況者が「おたくのやどかり」という不動産会社をプロモーションしているのがこの映像なのだが、もこうはちょうどこのタイミングで彼女に浮気され、ネット上が大騒ぎになっているタイミングでこの広告映像を出してきたのがすごい。
 「浮気」とふんわり書いているけども、この事件を知るととてもこんなプロモーション動画を出せるような状況では無いのではないか? いやそもそもこのタイミングで本人のスキャンダルをネタにプロモーション動画を出すってどんなメンタルをしているのか? 本当に心配になってしまう。気になる場合は調べても良いけど、かなりひどい話なので自己責任でお願いします。
 本当にもこうはひどい目に遭っているので、正直この話まで「例の件」ネタでプロモーションに出来るとは思ってなかった。映像の出来自体も良いんだけど、正直全部「例の件」のインパクトに持ってかれてるよ。

 それで「例の件」から2日後に投稿した動画がこれだもん。こりゃ並のyoutuberじゃもこうには敵わないなあと思わざるを得ない。
 こんな広告塔をされたら下手な「炎上商法」だの「インフルエンサー」だのという言葉は全部おままごとだし、こんなやり口を軽々に真似されても困る。こういうプロモーションが出来る人物は日本だともこう一人だけだろう。
 とはいえ「例の件」をあまり擦り過ぎて、もこう本人が深い傷を負ってしまわないか本当に心配だ。もこうが今回の「例の件」でプロモーションするのはこれが最後になる事を祈る。

・1本満足バー

 一本満足バーシリーズは強すぎる。未だに新シリーズを出していてネット民にも大人気シリーズです。
 やっぱり最初の一本満足シリーズとは毛色が違うんだけど、シンプルながら5Gと糖質5グラムをかけているのが中々秀逸だと思いました。
 最近のトレーニングブームにも乗っかって、ハイエナジーで満足感ある商品を告知しようという意志に溢れた傑作広告だ。Twitterトレンドにも広告枠で表示させてスキが無いのも好印象。

 ちなみに「アサヒグループ食品公式公式youtubeチャンネル」には少し前の一本満足バーの広告もある。
 毎回毎回インパクトの強い絵面を出して来る、本当によく出来たシリーズだよ。是非今後も頑張ってほしいシリーズの一つです。

 伝説の初代広告もこの機会に見返しておくと楽しい広告だと思います。
 名作広告ってやっぱり一作目から「オーラ」を感じてならないよね。30秒の広告で商品の紹介が6秒くらいしかないんだけど、それでも面白いじゃん。
 広告のネタで勝負してスベってしまった例もあるので一概にネタに走れという結論にはならないが、この一本満足バーに関しては冷静に見返すとよく分からないのに訴求力は抜群にある広告だ。

 一本満足バーとは全く関係ないけど、せっかくの令和だしモーニングレスキューも復活しませんか?
 俺は現在のナカイさんがやるモーニングレスキューを見たいよ。今、最も現代社会のつらい朝を救ってくれるのはモーニングレスキューだと思うんだよね。是非復活お願いします。

・AlphaDrive/NewsPicks

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 ウェブ広告では無いが、ここまで話題になった広告なら取り上げざるを得ないでしょう。広告を打った方本人のツイートは全部削除されているので、代替として世に出回っている写真を掲載しています。
 月曜日の朝という一番仕事に対してネガティブになる時間にこの広告をあえてぶつけて来たのは明らかに作為的な戦略でしょう。この世の九割の人間は月曜朝の仕事など楽しみでは無いので、多くの労働者からすると余計なお世話だ、何なら面白くも何とも無えぞと言われてしまった。
 前向きに人生を捉えられている人からすると、ポジティブなメッセージで1日を始められるので良い広告と捉えられるだろう。しかしTwitterや品川駅という場所でこういうポジティブ過ぎる広告はあまりにも眩しすぎるように感じた。
 facebookやnoteで、もしくはこういう仕事でキラキラしている人々が多い駅でこういう広告をやる分にはもう少し良い反応だったんじゃないだろうか。何でも良いから認知を高めたいだけであれば成功だったかもしれないが、削除してしまった所を見るに失敗だったのだろう。

 この広告の意図としては、AlphaDrive/NewsPicksのリブランディングを伝える為の物だったらしい。
 てっきり「Hey guys! 今日の仕事は楽しみかい? 楽しみじゃない!? じゃあNewsPicksを見よう!」というニュアンスかと思っていたが、そういう意味では無くブランドメッセージとして「今日の仕事は楽しみですか? 私たちは自らの仕事を楽しみだと感じられる社会を創造すべく、日本社会を改革します」という決意表明的な広告の様である。
 ちゃんとリンク先まで読んでみると今後の活躍に期待したい取り組みだと思ったが、その表現としてはあまりにも無慈悲な側面があったように思う。多数に対して意思表示をするとしても、その多数は決してその意思表示を見たくて生活している訳では無い。仕事はただ金だけくれれば良いという人間もいるし、毎日本当に仕事をしたくなくて生きている人間もいる。
 そんな人々の意識が変わるような取り組みが出来た後にこのメッセージを打つならまだしも、改革に取り組む前から改革する対象の人々に不快感を与えてしまうようなやり方になってしまったのは問題であるように思った。
 公式サイトには「10月4日(月)、JR品川駅構内および日経産業新聞にメッセージ広告を出稿しました。今後も東京都内を中心に順次展開予定です。」とあった。もし好評なら東京都内全域にメッセージを出す予定だったらしい。

 ちなみに新聞広告まで出していたが、個人的にこちらはまだマシかなと感じた。現代に新聞を買って読む層とこのポジティブなメッセージは多少合致しているように思うし、件の広告の絵面自体はインパクトがあった。無差別に広告を出し過ぎたんじゃないかなあと、全てが消された今になってぼんやり思っています。

 結局のところ、本広告は1日で広告の掲載が終了した。ツイートも消され、11月くらいには忘れ去られる話題になるでしょう。
 そして忘れられたころにまたこういう広告が生まれてくる。そういう出来事の繰り返しです。

・魔剣伝説

 俺もゲームのボーナスに詳しい講師を生業にしてたら毎日の仕事が楽しみになるかもしれないよな。毎月4399の広告をずっと見てますので、そんじょそこらの人よりはゲームのボーナスに詳しいと思いますよ。ゲームのボーナスに詳しい講師をお探しの方はご連絡ください。
 無課金でランカーになる、と8月くらいまでは言ってた覚えがあるが、とうとう少額のチャージでランカーになる、と少しはチャージする必要があることを認め始めたのが特徴的。
 アピールポイント1つ目の「ボーナスアカウントのダウンロード資格」というのは前からやってる「ボーナスサーバー」の類なので存在していないだろう。2つ目の無料200連ガチャも同社のゲームである剣魂や天姫契約で言ってるアピールポイントと一緒なので目新しさは無い。3つ目の激熱クエストは詳細こそ言わないが、ここでボーナスアカウントの存在を改めて出してドロップ率2倍という裏付けを出している。まあ何にせよ、4399もあの手この手で存在しない新しいアピールポイントらしき物を出し続ける努力は欠かさない辺り広告に熱心だと思う。
 この広告は「ベテランになれない時は私を探してください」という講師からのありがたい言葉で終わるが、まずはyouが魔剣伝説のどこにいるんだか教えてくれ!

・フォーセイクンワールド:神魔転生

 レベル10の新人を見て「うわっ、数が多過ぎる!」って、レベルが低すぎると言えば良かったのでは。
 4399ゲーム特有の新職業煽りなので、これまでフォーセイクンワールドの広告で最強扱いされていた銃士が弱いキャラ扱いされているのもやむなし。しかし男性魔術師って、そんなのサービス開始当初にいそうなもんだけどな。

 実写広告スタイルの男性魔術師推し広告。ジムでわざわざ女性の使っていたダンベルを奪って言う事が「戦力20万のひよっこに、ここにいる資格はねえよ! こっちは戦力100万だ!」って過去最高にダサい悪役で良いですね。
 これくらいダサいと勧善懲悪も映えるという物だが、よく考えると戦力が劣っていたらジムで運動すらさせてもらえない放置MMOの戦力最重視な世界ってあまりにもひどすぎるだろ。
 なんだかんだ男性魔術師自体のアピールもしっかりしているのだが、本当にこんなに色々な要素があるかは知りません。

 マーベルのハーレイクインみたいなアバターの画像広告もあったが、これはこんなアバターも作れますよというアピールなのだろうか。
 ツインテールの髪色が本家とは逆で、衣装も違うという形でパクリではないと主張したいようだ。剣魂ほどひどくはないがこれも大概だよ。

・MU:アークエンジェル

 9月から登場した魔剣伝説2世の片割れであるが、なんとツイッター広告で乳首を解禁してきたのが印象的。
 そりゃ男の乳首だから問題無いだろうと言われたらそうだけども、だからと言ってこんなにクッキリ乳首を描写する広告は中々無いよ。やたらキレイなピンク色だし、遠目に見てもハッキリと「我ここに在り」と主張している強烈な乳首だ。
 2021年広告のベスト乳首かもしれません。乳首好きの方は是非。

 魔剣伝説の後継者らしい広告としてはこれが特徴的。スマホに酒をこぼすというよりはかけているような感じがするけど、戦力の低い人間じゃあしょうがない。
 魔剣伝説が暴炎神龍セットというイカした名前で攻めていたのに対して、MUはドラゴンキングセットというシンプルな名前である点に良さを感じますね。
 この広告も魔剣伝説の系譜なので、出来るビジネスマンよりもゲームが上手い奴の方がモテる世界です。

 芸能人コラボ広告としてゴー☆ジャスに案件を出しているのもすごい。Twitterには短縮版広告も出してスキが無いし、ちゃんとPRになっているのではないでしょうか。
 シスルというコスプレイヤーを司会に据え、ゴー☆ジャス自身は普通にゲーム実況するという形で無駄なく広告しているのも完成された布陣ですね。普段ゴー☆ジャスの動画を見ている訳ではないけども、出演者全員がちゃんと意味を持っているのはよく出来ているなと思います。
 それにしてもゴー☆ジャスは本当にyoutubeで成功したお笑い芸人だよ。昔爆笑レッドカーペット(※3)で見ていた頃はyoutubeがここまで大きな市場になると思っていなかったんだよなあ。

 MUのユニークな広告としてはこんなものがある。カッコいい武器を作って見せる、という広告。Twitterよりはtiktok、インスタで映えそうな広告ですね。

 最近では背景の無断利用だの、著作権違反だのという悪い話題が散見される広告界隈だけども、こちらはちゃんと製作者が作った事を報告しているのできちんとしたオーダーのもと作られた広告のようである。当たり前の事かもしれないけども、こういう当たり前の事がちゃんと出来ている広告は本当に素晴らしい。
 欲を言えば広告にも製作者のアカウント、名前を入れておいた方が相互にハッピーだと思ったけども、もうちゃんとした手順を踏んで良い広告を作ったというだけで自分は高評価です。ありがとう!
 ちなみにゴー☆ジャス、つくるコラボ共にそれぞれコラボ先の人にちなんだプレゼントコードが登場しています。もしMUをやっているなら広告動画をちゃんと見ておくと楽しめるかもしれない。

・セブンナイツ2

 セブンナイツというMMORPGの続編らしい。Wiki曰くアニメ化までしたゲームで、凝った映像と前作から続いているらしいストーリーが目を引く広告。
 セブンナイツ2に関しては真面目な広告がメインのリネージュルートを歩むのか、200連ガチャを推す魔剣伝説の眷属ルートに突っ込むのか、はたまたその中間を往くラグナロクオリジンルートを進むのか。11月に注目です。

・エバーテイル

 新作広告に見えるが、エバーテイルファン的にはもう見た事のある広告なんだよな。少しだけ演出を変えて新作っぽく見せているいつものアレです。

 これは完全新作っぽい。やっぱりエバーテイルも男か女か選ぶところから始まるんですね。
 大量の女主人公に囲まれる男主人公はエヴァのレイに囲まれるシンジ君リスペクトで、落書きの世界を歩く主人公は結局彼の空想の中で認識しているアルファ・オメガの姿なのだろうか。
 久しぶりに良いエバーテイルでした。これがもうちょいランクアップしてくると全盛期です。

・今月のMVP候補

 先月までは月間更新だったので毎月MVPを決めていたんだけど、今回から週間更新になったので毎週いくつか候補になる良作広告を出す事にしました。
 ここで候補になった広告は最終週でのMVP選定時に選ばれる可能性があります。こうでもしておかないと最終週で自分が良かったと思う広告を忘れてそうという理由も大きい。
 今週の候補は以下の通り。

・三国群英伝M
・1本満足バー
・MU:アークエンジェル

 10月初週は想像以上に大豊作だった。3週目がどうなるか乞うご期待。
 三国群英伝M、MU:アークエンジェルは魔剣伝説の正統後継者ながら、どちらも本流の魔剣伝説とはまた違った広告に仕上がっているのが見どころだ。ボリューム感もあるので是非もう一度チェックしてみてほしい。
 1本満足バーは正統派のネタ広告として以前の良さを残しつつも新しい面白さを出してきたのがすごい。定番ネタをしっかり面白いまま続けるのは中々出来ない事だし、シンプルな広告ながら実に良い内容だったなと思います。

・注釈

※1:ミシシッピー殺人事件

 ファミコンでジャレコがリリースした推理ゲーム……なのだが、妙に複雑なメモの難しさ、何故か一般客室に入った時にある罠にハマるとチャールズが即死する内容からクソゲーと名高い。
 ファミコンを昔購入した時にやりたかったが、近所のレトロゲーム屋には無かったし、そのレトロゲームショップも潰れてしまった。悲しいなあ……

※2:時空の旅人

 ファミコンでケムコがリリースしたアドベンチャーゲーム。核戦争が起きる歴史を変える為に過去に戻ったクダジマ・トシトを操り過去を変えようとするが、間違えた選択肢を選ぶと信長に斬り殺されたり、大塩平八郎に斬り殺されたり、西郷隆盛に斬り殺されたりする。
 ファミコンのゲームは本当にすぐ死にがちだよね。スぺランカーとかも死にゲーで有名だけど、やってみるとこれが面白いんだよな。
 自分も出来ればファミコン時代のゲームをクソゲー、神ゲーの前評判無しで遊んでみたかったなあと思う事が結構あります。現代人なんだからswitchとかで遊べよと言われたらそれまでだけど……

※3:爆笑レッドカーペット

 フジテレビで放送されていたお笑い番組。1分程度でお笑い芸人がネタを披露し、ネタの面白さを審査員が評価する。
 昔のお笑い番組がいっぱいあった時期の良い番組だなあと思ってたんだけど、東京03のお話を聴いていると当時のお笑い芸人はこのためにコント芸人まで1分のショートネタを用意すべきか真剣に考えたという話を聞き大変だったんだなあと思いました。
 笑いの金メダル、はねトビ、エンタの神様、レッドカーペットは全部見ていた記憶があるんだけど、それからしばらくの間お笑い番組が減った気がするよね。今では千鳥のクセがすごいネタグランプリとか有吉の壁とかやってるけど、あの時のショートネタブームって何だったんだろう。お笑いに詳しい人はあのブームをもう分析してるのかな。

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