推し駅 秋津・新秋津駅 〜境界線とパラレルワールド〜


さて!今回の推し駅シリーズは秋津駅・新秋津駅です!
この秋津エリアですが...東村山市内でも結構異色な存在だと感じています。
良い意味で東村山らしくない、都会的、少し憧れの目で見ている自分もいる、そんなような場所です。
よくこの2駅間で乗り換えをする市外の友人に「新秋津駅は東村山市だよ」と伝えるとかなり驚かれるのは日常茶飯事のことです。

実はこの「新秋津駅は東村山市だよ」という言葉にはふかーーーーい意味が込められているのですが、友人はそんなこと知る由もありません。
JR東日本 武蔵野線の新秋津駅「は」東村山市なんです。一方、その乗り換え駅である西武池袋線 秋津駅は東村山市だけど東村山市ではない複雑な事情を持っています..


まずこちらのGoogleマップを見てみると...

Googleマップより

市境界線・県境界線が駅のど真ん中に!そうなんです、この秋津駅は東京都東村山市・清瀬市・埼玉県所沢市に跨がる不思議な駅なのです。

行政区分として使われやすい鉄道ですが、このように3つの自治体の交わりが駅中というのは全国的にも珍しいようです。

なので...秋津駅に停車している8両編成に乗っている場合には大体1号車から4号車は東村山市、5.6号車は所沢市、7.8号車は清瀬駅という!!
もしも同じ電車に乗っていても車両間でかなりの距離感を感じますね。

【LINEにて】
A:BさんとCさんと同じ電車乗ってるよ!
B:いまどこ?
A:東村山!
C:所沢!
B:私清瀬だから二人と違う電車だ...

なんていうやりとりもあるかもしれません。(ない)

西武鉄道HPより

3市に跨がる秋津駅、西武鉄道のHPの住所表記は東村山市になっています。
これは3市の中で東村山市が一番魅力的だから。というわけではなく....駅長室が東村山市にあるため、住所は東村山市になっているとのことです。

秋津駅北口を出てみると、所沢市と清瀬市それぞれの案内看板があります。

所沢市は桜の案内が印象的。
清瀬市は市内を流れる柳瀬川の案内


ちなみにこの2つの看板、駅を出て左右にあります。
道路をへだてて対峙する形で立っており、秋津駅北口を出た観光客の取り合いが行われています。

清瀬市の看板越しに所沢市の看板を撮ってみた

そんな秋津駅ですが、南口駅前にはチェーン店や昔懐かしい居酒屋がぎっしりと並ぶ不思議な空間になっています。秋津・新秋津駅間はこの商店街を歩いて10分弱ほど。
ラッシュ時間帯には人類大移動と言わんばかりの乗り換え風景が見られます。


秋津・新秋津駅間の乗り換え道


実はこの2駅間、オカルト界隈ではパラレルワールドに移動することができると話題です。というのも、このあたりでは不思議な体験をしている人が多いらしく、ある日突然コンビニが変わっていたり、初めて行ったお店で常連に間違えられ続けたり、異世界に移動してしまう経験をしている人が少なからずいるようです。
詳しく知りたい人は「秋津 パラレルワールド」と検索してみてください笑


今回、取材のついでに秋津駅から新秋津駅を歩いてみましたが、無事パラレルワールドに吸い込まれることなくたどり着くことができました!

道中、魅力的な飲食店や居酒屋さんが数多く、何度も飲み込まれそうになったので、そういう意味ではパラレルワールドはすぐそこに迫っていたのかもしれません….

ぜひ皆さんもリアルな境界線と異世界への境界線が交わる秋津エリアを楽しんでみてはいかがでしょうか!


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