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理由が見つからないモヤモヤ。

いつもと同じ、バイトからの帰り道は兄弟2人だけの特別な時間だ。ふとした話から、マジメな話に脱線することだってある。

ふとした雑談から、弟が抱える最近の悩みを聞き出すことができました。
最近の悩み、それは...

「やることなくてなんか虚しい」
「退屈な人生で終わるんかなって...」

でした。

そっかー。やることなくて、虚しくなったんかー...。冗談混じりの会話から急転直下、一気にマジメモードになって、動揺が隠せない兄。

昔、学校の先生が口を酸っぱくして「冗談には本音が混ざる」なんて言ってたけど、まさにこのことだ。

急な流れに動揺しつつも、「みんな先が見えなくて不安なんだな」って思った。

弟と同じくらいの年に、僕も同じようなことを考えたことがあった。その不安に明確な正体はない。将来を考えたとき、ただなんとなく不安な気持ちになるのだ。「このままで幸せになれるのかな?」って。

同じようなことで悩み、葛藤した経験をお持ちの方も居られるのではないでしょうか。みなさんなら、弟に対して、どんな言葉を贈りますか?

同じような悩みを抱える弟に、兄としてかっこいい言葉を残したいところですが...。無用な一人語りです。

すべての想いを込め、ただひと言、僕はこの言葉を贈りました。

「好きなことを目一杯やって、4年間かけて模索しんさいね!」って。

答えは人それぞれだ。僕も不安を抱いた3年前から少しずつ考えてはみたけど、未だ道半ば。輪郭は見えつつあるけど、将来のことを考えると漠然とした不安に襲われるのは変わっていない。相変わらず、数年先のことを考えると不安で怖くなるし、自分で選び取った道が正解かなんてわからない。

でも、3年前みたいにただ不安なだけじゃないのが、あれから3年後の僕だ。
確かに将来を考えると不安だけど、現在を生きる僕は胸を張って言い切れる。

「今の僕は幸せです」

って。

将来に多少の不安があっても、今熱中していることがあって、人生がすっごく楽しい!

これでいいんじゃないかと僕は思う。
将来を考えて不安な気持ちになるくらいなら、今を精一杯楽しく、幸せに生きればいい。その積み重ねが、やがて未来の「幸せ」を形作るんだから。

だから、今幸せならオールオッケー!
きっと未来も幸せさ〜。

考え続けた先に辿り着いた、僕なりの結論でした。

そのときそのとき、その一瞬を目一杯楽しむこと。これが大切なことだって気づけたのが、大学4年間でした。

でも、これを弟にそのまま伝えたところで、なんの足しにもならない。形は人それぞれだし、自分が納得できる回答でなければ意味がない。だからこそ、簡潔な言葉を弟には贈りました。

果たして、弟は4年間を通じてどんな回答をするのだろう。また機会があったら教えてもらおう。弟ならきっと大丈夫だ。

僕も社会人前にもう一度、この問いと向き合おう。まだ見ぬ、自分なりの正解を求めて...。

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