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大学卒業後もサッカーやって良かったのか?

去年の11月中旬に引退をしてから約半年が経ち、やっと新しいキャリアに向けて動き出し始めました。

すでに社会人として活躍している同期と比べると約2年のギャップがあって、その期間で開いた差は当たり前のように大きく、多少焦る気持ちもあります。

でも、もしいま大学生に戻って改めて進路を決める瞬間に就職を選ぶかと聞かれると、答えは100%No。


その理由は、就職ではなくサッカーを続けた経験から得たものにそれだけの自信があるからです。

なので今回は、次のキャリアが始まる前に、大学卒業後にサッカーを続けた経験から得たものを言葉にして整理しようと思います。

少し広めのテーマなので、特に大切だと思う2つを厳選しました。

卒業後の進路をどうしようか考えている大学生は、一つの参考材料にしてもらえれば良いかなと思います。


サッカーで培った力は仕事でも活かせることを証明する。


そんな新たなキャリアに向けた宣言の意味も込めて書いていきますね。



当たり前の基準


1つ目は当たり前の基準を変えることです。

これは、大学卒業後もサッカーを続ける決断をすると同時に、

まず海外で契約を勝ち取ってプロになる。
そしてキャリアを重ねて市場価値の付く選手になって、Jへの逆輸入を狙う。

という明確な目標を掲げたからこそ、当たり前の基準が高くなったと感じます。

しかし高校生までの過去を振り返ると、僕は目の前の現実を都合の良いように解釈して、自分で当たり前の基準を下げていたようなやつでした。

試合に出るために、自主練すれば良し。真面目に練習すれば良し。

そんな薄っぺらい気持ちで毎日を過ごしていた部分があったので、目的のない自主練を延々と繰り返し、周りに真面目なやつと認識されればOKくらいに思っていました。

恥ずかしいくらいに、自分の中で良しとする基準が低かったです。

しかし大学卒業後もサッカーを続けることを決めると同時に、
「自分にとって届かなさそうだけど死ぬ気でやったら届きそう」
みたいな目標を明確に掲げたことで、徐々に基準が上がっていき、毎日の質が変わりました。


常に目標と自分の現在地を見比べて、足りない差分を正しい努力で埋め続ける。


この意識の継続は次第に習慣に変わり、目標に向かうための生活を確立させました。

目標に辿り着くための当たり前の基準。

この感覚は、サッカーを続ける選択をしたからこそより洗練されたと感じます。


ハングリーであり続ける


2つ目はハングリーであり続けること。
つまり、目標に対する執着心です。


海外にサッカーをしにいくと、残酷な現実がたくさん待っています。


膨大な時間とお金をかけてトライアウトを受けに行って、クラブにいらないと言われればそこで終わり。
契約してもシーズン中に構想外になれば、半シーズン後にクビ。


当たり前のことなんだけど、常に確約されたポジションなどあるわけがなく、生き残るために結果を残して当然の世界です。


だからこそ、

過程に満足せず結果にこだわり、慢心せず常に目標に向かい続ける姿勢

これが自然と身につきました。


朝起きて顔を洗って瞑想する。
自分の体重×2.2gのタンパク質を毎日徹底する。
食事の間隔を6時間以上空けないように、軽食を常備する。
睡眠時間は必ず8時間を確保する。

という、自分に必要だと考えるルーティーンを決めたり、

試合に出続けるために自分に求められているものは何か。
何を意識して練習に取り組むのか。
安定してパフォーマンスを出すためにどんな準備が必要か。

という問いを常に立て続けたりなど、やれることはなんでもやりました。


結果を出し続けて、初めて価値がある。


この常識は、海外という環境だったからこそ体に刷り込まれました。




今回書いた2つは、大学卒業後に海外でサッカーを続けた経験から得た学びの中でも、特に今後の人生にも大きく影響を与える学びだと感じています。

ただこれを挑戦する前から狙っていたかと言われれば、そうではありません。

行く決断をした当時は、成功させることだけを考えてとにかくがむしゃらで、気づいたら手に入れていたという表現がしっくりきます。

何事も覚悟を持って飛び込めば、人生の財産が手に入る。

これもまた学びかもしれませんね。


何歳になっても好奇心と勢いを大切にしよう。

自戒を込めて。









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