見出し画像

年の功っていうのはな、"功"の方に価値があるんやで?知ってた?

儒教の影響だかなんだか知りませんが、この国のお年寄りは、若者が年寄りを敬うのはあたりまえだと思っています

なぜでしょう?

年の功という言葉があるように、この文字をそのまま読めば、どうやら年を重ねると功績を積むようです

年功序列という言葉もあるように、この年の功というものを根拠にどうやらお年寄りは若者に敬えと言っているようであります


では、年の功という言葉のちゃんとした意味は何でしょうか?
辞書を引けば、このように出てきます

「亀の甲より年の功」とは、年長者は、長年経験を積んでいるだけに、若者には及ばない知恵や技能がある、とのことである

コトバンク

ふむふむ、なるほど


知恵や技能がある――――ですって


では聞きましょう
老人の皆さん


知恵や技能、ほんとにありますか???????



ある方はよいでしょう
その場で披露してください

年の功があるんだから当然見せられますよね???(煽り)



しかし、おそらくこの物言いだと、大半の老人は知恵や技能は披露してくれないでしょう

いけずですねぇ~~~

出し惜しみせずに、見せてくれたっていいんですよ~


さて、ここまで煽ったらもしかすると知恵や技能を見せてくれるご老人の方もいるかもしれませんね


しかしながら、その知恵や技能、ほんとに年の功ですか?


さて、「亀の甲より年の功」には辞書の続きがあるので、それを見ていきましょう

「亀の甲より年の功」とは、年長者は、長年経験を積んでいるだけに、若者には及ばない知恵や技能がある。さすが年長者だけのことはあると、称賛することば。

コトバンク

太字の部分が、辞書の続きの部分です
さすが年長者だけのことはあると、称賛する言葉であると書かれています

さて、わかりましたでしょうか?

称賛する言葉だそうです
称賛ですよ

主語は誰でしょうか?

まさかとは思いますが、この年長者が自画自賛して、自らを称賛しているのでしょうか?

――そんなわけないですよね

そんな年の功、傍ら痛いでしょう


主語は若者であるはずです


ということは、若者が年寄りの知恵や技能を見て称賛するのが年の功なのです

つまり、何がいいたいかというと、評価者はあくまで若者なのであります


話を戻しましょう


ありがたぁ~~いことに知恵や技能をお見せくださったお年寄りの方が先ほどいらっしゃいましたね

さて、その知恵や技能、称賛に値するでしょうか?


これは実際に披露いただかないと評価できないことは百も承知ではございますが、自分の経験上、称賛に値する高齢者は20人に1人といったところです

それ以外は、なしてその程度の知恵や技能で威張り散らかしとるんざますの???って疑問に思うレベルに違いありません


悲しいかな、自分の生きていた人生の中で、遭遇したお年寄りの95%くらいは、僕の賢~い頭で考えても、どこの部分をどう頑張って称賛したらいいか、まったくと言っていいほど思いつかないのです

年の功isどこ?


繰り返しになりますが、年の功は若者が評価して決めるんでしたね


若者たる自分の見立てでは、年の功遭遇率は5%でした


ひっっっっっっっっっく



どうやら、お年寄りが自分たちを敬えと言っている根拠は、年の功ではなさそうです


では、なぜお年寄りは自分たちを敬えというのでしょうか?

もしかして、まさか~とは思いますが、年功序列という言葉のをクローズアップして、年を重ねたから敬いなさいと言っているのでしょうか?

まさかですよね?

まさか、まさかですよね?

しかし、そのまさかであるのです

残念ながら、多くのご老人は年功序列の部分だけをもって、敬老主義の根拠としているのです


なんということでしょう


いい機会だからお教えしましょう

年功序列という言葉はですね、よくご覧ください

2文字目に注目してください

見えずらかったら老眼鏡をおかけしてもよろしいですよ

、と書いてありますね

まさか、読み飛ばしていませんか?


序列っていうのは、年のの序列ですからね

年の序列ではありませんからね

年の功は先ほど話しましたよね


年功序列をもって、若者に敬ってほしければ、素直に年寄りすげぇ~~~~って思わせてくださいね?

単純でしょ?

老い先短い人生の中で、何か偉大なことを成し遂げられますこと、イチ若者として応援します

まだやれるよ!
老人の矜持ってやつを見せてくれ!

頑張ってくださいね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?