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仕事の話⑫

今の職場に異動してもうすぐ半年になります。
部署の最小単位内には、上司が2人部下が3人います。

特殊な仕事を1つ任されており、それは慣れないのもあり、多少の苦痛と手間が掛かってます。

特殊ではない、一般的な仕事…これが膨大な量です。数字的なノルマはそれほどキツくは無いのですが、部署が持っているエリア数が多すぎます。

上司2人はベテラン、私もベテランになるでしょう…

部下について、私の下は係長。年齢は15歳程度離れており、女性です。彼女は入社からは10年程度経過してますが、うちの部署は3年目。

異動してきたものの、距離の近い支社間の異動で、うちの部署の仕事はかなり苦手なよう…言ってみれば、近くに異動になる代わりに、希望者が少ないうちの部署に引き続き配属になったようです。

うちは人相手、人に頭を下げる…時には叱られ時には感謝され…そのような部署です。

その部下は、どうやら元々、人が苦手なようで、初対面だとより駄目なようです。しかしながらうちの部署は、初対面の人を相手に話をすることこそが仕事です。そうなると、彼女にとっては地獄でしょう。

以前いた支社では、上司と2人だったらしく、原因はわかりませんが、上司が精神に異常をきたして長期休養に入ってしまったようです…

その部下、とにかく、人相手の仕事が嫌いなようで事務仕事を優先にしてしまいます。事務仕事は相手に合わせる必要もないため、うちの部署的には自分のペースでできる楽な仕事…

どうするか…なんとかしないと彼女の今後も心配ですし、会社としてもマズいのです。

本当は、もう大きな仕事もして欲しいところですが、これまで同様、事務仕事に逃げてしまうのは目に見えていますので、私としては小さな仕事を最初から最後まで自力でさせることにしました。他の2人の上司は違う指導方針でしょう…

とりあえず、上司にぶら下がることなく自分の仕事と自覚してやって欲しい。

大きな仕事も小さな仕事もやることはほとんど同じなのです。

自信がなく、少し世間知らずな感じ…学歴は私の比にならないくらい上ですが、一言で言うと、敷かれたレールの上しか歩けない…そのような感じです…学生時代は順風満帆…社会に出て、本人にとっては予想より遥かに未知の世界だったのでしょう…

何に関しても自信がない、新しいことにチャレンジするのが億劫なようです。なので、とにかく本人がやろうとしていることを頭から否定しないようにしました。多少どのような過程だろうと、結果は出るだろう…言いたいことはたくさんありましたが、とにかく我慢、聞かれたことだけ答えるようにしました。

そして先日、ついに小さな仕事ではありますが、人相手の仕事をスタートからゴールまで辿り着くことができました。本人は、ホッとしたと言っておりました。おそらく初めて自分の力で最後までやり遂げることができたのでしょう…ホッとしたのも初めてだと思います。

1度やり遂げたことで、少しの自信と少しの楽しさを感じてくれるといいな…と思ってます。それが仕事だと思います。

部下達が育たないと、自分達の首を絞めることになります。以前のようなスパルタだと、パワハラと言われかねない…難しい時代です…☘️

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