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続・さよならのルール(30分チャレンジ8)

こんにちは、こいぬです🐶
今日のnoteは続編です。先日、断服式について書きました。

👗その後のはなし👗
さて、以前Twitterでこんなことを書きました。

先日の秋の断服式のあと、はじめてラグジュアリーブランドで服を買いました。アウトレットじゃないところ!なんと天下のおいせたん様!!
とっても可愛くて、最高に似合ってベーシックで、これは10年余裕で着られる!と思ったので(しかもなぜかめちゃめちゃ安かった)メルカリの売上金を握りしめて清水の舞台から飛び降りました。
鞄でも靴でもなく服!布です、布。
自分の中ではいちばん消耗品に近いアイテム。
そんな決断をした自分にびっくりもしているのですが、思うところがありました。
試着して自分の姿を見た瞬間むかしの記憶が蘇ってきて、どうしてもそれを深掘りしたいと思ったのです。こればかりは体験してみないとじぶんの物にならない感情だ!と思い、勇気を持ってその場で買いました。体験は買わないとじぶんのものにならないと思っている派。想像力が弱めのこいぬ。

百貨店の明るい店内で、プロフェッショナルの接客を受けながら鏡の前に立ち。初めてハイブランドでお洋服を購入するということをして気がつきました。
どうやらわたしのなりたい姿のひとつは子供の頃に遠く眺めていた、本家の大お姉様方のようなのです。みな表舞台に立つ人たちでした。選ばれし素材と肢体を持つ人しか入れない世界でずっと鎬を削り、朝も夜もなく芸を磨き、順位がつく世界を生きぬいてきた人たち。人の視線をものともせず、それぞれ胸を張って堂々立っている、美しい背筋の伸びた大人の女性。みんなその佇まいにふさわしいお洋服を着ていました。

幼心にいつも思っていました。みんな綺麗だな。かっこいいな。そう憧れていたひとのことを思い出したら、急に身につけたいお洋服の方針が具体的なイメージを伴って固まってきたのです。

以前お教室で憧れの人は誰ですか?と聞かれた時、まったく名前が出てこないくらい芸能人や有名な人を知らない自分でした。幼少期からテレビは教育系のみ、その後の人生もバラエティとは縁遠い生活を送って長いため、憧れるどころかそもそも知らないのです。知っていても名前と断片だけ。とても憧れたりできるような情報量じゃない。今でもあまり実生活で袖擦り合わない人には興味が持ちづらくて。その質問には正直非常に困ってしまったのですが、身内なら違います。あちこちからいろんなエピソードを聞いていますし(いやでも聞こえてきた)、その人の表舞台での顔も、私生活での表情も両方知っています。お洋服や鞄のお下がりもたくさん見てきました。(年齢的に自分のものにはならなかった)
あの人はこんな服を着ていたね。あの人たちはこの服は着ないね。
これくらいの理解度があってわたしはようやく参考にできるのだな、と確認できたのです。
本来はコンセプトってこう使うんでしょうね。今のわたしのコンセプトは枕詞はともかく、職業の部分がかなり現実離れしているので、心にはぴったりはまっても実際のお洋服に落とし込むのがとても難しかったのです。
なるほどね。これがコンセプトか。

あとは別の要素として、歳を重ねてあの頃のお姉様方の年齢やライフスタイルに可処分所得などもろもろ、生活が似てきたから目指しやすくなってきたのもあるなと思いました。実在していて参考にできる人がいるってすごい楽だな…次の断服式はより解像度高く進められそうです。


やっぱり身銭を切ってトライしてこそ新しい感覚が手に入りますね。
いい経験をしました。お財布はだいぶダメージを受けたけど。
この方針があればお洋服を手放すのも、そして手に入れるのも、どっちもまた頑張れそうです。どっちかというと頑張らなきゃいけないのは手放す方。

引き続き、自問自答しながらより良く快適でじぶんの心にぴったりのお洋服生活目指して頑張りたいとおもいます。
この一着のメンテも頑張るぞ。


(メモ:30分+修正30分)

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