お客様の期初の全社キックオフに参加して思ったこと
先日お客様にお招きいただき、全社員が一年に一度集まる経営発表会に出席させていただきました。私が社長(当時常務)と出会ったのが12年前くらい。私が起業したタイミングで、改めて会社の未来の事、悩みを聞かせていただき、直接採用をお手伝いしはじめて、ちょうど丸8年。本当に素敵な会社になってきてるなって思いながら皆さんの発表を聞いてました。
ご縁を繋がせてもらった方々が、壇上で事業部ビジョン、方針を発表されていて、会社に欠かせない人になっているんだなって嬉しかった。数週間前に入社した方をあわせて、弊社ファイブセンスからの入社者が5名になりました。施工管理・経営企画・webデザイナー・営業責任者・DX推進。会社の骨組みに欠かせないポジションで、皆さまが持ち味を出して頑張っておられます。
この5名の方は、元々は全く違った業界で活躍されており、優秀で素敵なマインドを持つ方々なんです。そんな皆さんに、実は共通している事がありまして・・
それは、同社の経営理念とビジョンに惚れ、真摯に行動に移しておられる社長に共感され入社した事。また自分が主役になりたいのではなく、若い社員、生え抜き社員を主役にした会社づくりがしたい、という視点、志向でいる方であること。
じゃあ、どんな理念、ビジョンなのか?
会社を経営する理由、存在意義を「社員・家族・お客様・パートナー・地域社会に、物心両面で豊かな、よい人生を送ってほしい」としている事。社長が顧客や社員に、常に自分の言葉で何度も話されます。
似ている理念やビジョンを、他の企業様でも聞く事があるのですが、スローガンにはされているが、本当にそうなのかなって感じてしまう時があります。同社は、経営がブレずに本当にここを目標にしているなって思うんです。
何が、他社と違うんだろう・・
このビジョンを達成するために、それぞれの事業ビジョンがあり、さらに事業ビジョンを達成するための、それぞれの役割と行動目標があって。ここも一貫しているのですが、もっと違うところに、他社がなかなか真似できない揺るぎないモノがあるんでは・・ずっとそんな事を思ってました。
この度のキックオフに参加して、自分の中で浮かんできたものがあるんです。
「愛がある会社」
会場での経営陣と社員の様子、和気あいあいと社員が主役で楽しめる企画。営業職の方だけでなく、サポートスタッフや事務職員が沢山表彰されているアワード。表彰・金一封の数も、中小企業ではなかなか見ることのないボリューム。社長も会長も見守りに徹している。
社員が愛されているなって思いました。この愛情の源泉ってどこからくるんだろう、さらにそんなことを考えました。
途中休憩時間に、社長の御両親である会長、専務からお声をかけていただきました。「小濱さんよね?いつもお話聞いてますよ」少しだけでしたが、お話をさせていただきました。社員やお客さん、私たちのような業者さんを大切に思っているのが、自然にわかりました。友人の結婚式に行ったときに、ご両親が友人の席に挨拶に来る感じ。皆で幸せになろうよという空気感。ふと思ったんです。そうか、ご両親(会長・専務)がきっと自然体でこういう事を大切にされているんだなと。
そして社史と、創業者の著書を頂きました。それを読んでいたのですが、、、さらにその愛情のルーツを感じる事ができました。
創業者の本は、戦時中3年3か月、輜重という陸軍の中の物資輸送部隊での話で、悲惨で死線をさまよいながら3年も続いた行軍生活の事が書かれているのですが(本当に現代では考えられない信じがたい事だらけ・・・)ここで経験されたことを、経営に活かしているとありました。
戦えば必ず勝つと教えられた「必勝の信念」とは、確固とした計画、計算をもとに、自信をもって進むこと。「為さざると遅疑するは、指揮官の最も戒むべきところとす。是この両者の軍隊をして危殆に陥らしめ、為さざるは、その方法を誤るよりも更に甚しきものあればなり」すなわち「決断と実行」の精神だと。
確固とした計画が、揺るがない誰もが目指したいと思える理念やビジョンなのかなって思いました。創業者もまた組織想いの方だったんだなって。
素敵なビジョンと理念がある会社。これは沢山あると思うけど、一貫してマネジメントや行動が一致していると言い切れる会社はそう多くない気がする。そしてその行動の源泉「愛情」が、時代を超えて現代まで受け継がれていて、それがちゃんと感じられる会社も。
ビジョン達成に向けて、パートナーとして引き続きファイブセンスもご一緒できれば嬉しいです!