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奨学金に、こんなイメージを持っていませんか?日本学生支援機構以外の奨学金について

4月後半。
進学を考えている生徒さんに向け、学校などで奨学金についての説明会が行われる時期ですね。

先日、ある学校の高校生と雑談していたところ「奨学金は怖いイメージがある」と言われました。
高学歴ニートが奨学金で自己破産したというニュースを見たそうです。

確かに、返済の必要な貸与(たいよ)型奨学金は、学校卒業後、働いて返していく必要があります。
その高校生に、返さないでいい奨学金=給付型の奨学金もたくさんあることを伝えたら、「親に伝える!」と喜んで帰りました。

奨学金に対する誤解を持っている方のために、情報をまとめました。
参考になりましたら幸いです。
 



奨学金の誤解①日本学生支援機構しかない?

奨学金と聞くと、日本学生支援機構をイメージする方が多いと思います。

しかし、今は大学独自の奨学金制度も増え、地方自治体や企業、公益財団法人などが運営している奨学金も多数あります。

その中には、貸与型だけでなく給付型の奨学金もありますので、生徒が希望する進路先にどのような支援があるか、問い合わせてみましょう。
 

奨学金の誤解②奨学金の借金地獄が怖い?

貸与型の奨学金には、利子がつくものがあり、その場合、借りた金額より返済金額が多くなります。
途中で返済ができなくなった場合には、ひと月あたりの振替金額を少なくしたり、返済を先送りにすることが可能ですが、申請には収入制限があるので、条件に該当しない方は厳しい状況になります。

しかし、最近は貸与ではなく返済の必要がない給付型の奨学金も増えてきました。
所得制限もだいぶ緩和されてきましたし、中には成績不問の給付金もあるので、まずは申請してみるといいですね。
 
 

奨学金の誤解③学費が足りない方が申請する?

奨学金は、世帯収入が少ない場合に申請すると思っている方も多いです。
そうではなく、学業や部活などに専念したい方や、留学など、自分がやりたいことに集中するための費用と思ってはいかがでしょうか。

アルバイトで時間を使うより、学生の間はしっかり学び、卒業後しっかり働いて返済するという考えでいくといいのではと思います。
 
 

奨学金の誤解④入学前に申込めなかったからもう無理?

「入学前に申込めなかったから、もう間に合わない……」
そう思って諦める方もいます。

実は新入生じゃなくても使える、在学中に申込可能な奨学金はいくつもあります。
公的機関も多いですが、民間企業でも在学中に申請できる奨学金が増えています。
 
 

奨学金の情報サイト

最後に、奨学金の情報がまとめられているサイトをご紹介します。
ガクシー:国内最大の奨学金サイト


高校・専門学校・大学などに進学・在籍する皆さんに、ピッタリの奨学金が見つかりますように!
 


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