映画のビジュアルポスターって初期のほうが良かったと思う事が多い。
私は日々Filmarksを利用している。
新着の映画情報をチェックして、上映開始日を忘れそうな作品はクリップしておく。
そのクリップした際のアイコンビジュアルが時折途中で変わる事があるのだが前のほうが良かったのに!前のアイコンのほうで登録したい!と思う事が多々ある。
皆さんは実際どう思っているのだろうか。
普通はそんなに気にならないものなのだろうか。
自分の中でここ1年ほどで初期ビジュアルのほうが良かった!と思ったやつをあげて比較してみたいと思う。
その①「怪物」
なんでこんなダサいレイアウトになるのか本当にわからない。
もともと日本の映画って正直ポスターがダサいのが多い。
出てくる役者の顔がこれでもかとつめこまれてる系のやつなんかは、面白くないから役者でアピールするしかないんだろうなと思ってパスしてしまう。
もっと内容が気になるような、映画の世界観が出ているポスター作りを目指したいとデザイナーさんは思わないのだろうか???
その②「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
「怪物」と比べると酷いとまではいかない。ルーブルのイメージを出したかったのであろう意図はわかる。
しかし本編を見るとあまりルーブル美術館が活躍していなくて、やっぱり最初のビジュアルのほうがよかったなーと感じた。
その③「バービー」
ロゴのBだけを立体的にしてそこに座らせるというのがB自体もバービーの世界からやってきたようでとても面白いデザイン。
最初のビジュアルがインパクトあったので、ある時こっちのあたりさわりのないオープンカーバージョンに代わってしまいがっかりしてしまった。
せっかくのバービーなんだからそれなりのパンチがほしい。
その④「ザ・クリエイター/創造者」
こちらも残念な出演者集合系に変わってしまった。色味も初期のほうがありがちなSFカラーでないところも良くて期待値が上がっていた。
でもこういうデザインが多いのは一般的にはうけるからなのだろうか。
その⑤「哀れなるものたち」
エマストーンのアップに子供の落書きのようなメイク。これこそ映画の内容を簡潔に伝える素晴らしいデザインではないか。
新しいビジュアルは衣装のイメージや世界観を表現したかったのかもしれないが、バービー同様インパクトがあったものが一気に大衆向けになったのがつまらなく感じてしまう。
その⑥「NOCEBO」
ここまでデザイン変わったのはなかなか衝撃だった。
人物をみせずに子供服と血。それが良かったのにがなぜかホラーにありがちな顔のアップデザインに・・フォントも変わって残念。
その⑦「マンティコア 怪物」
もうこれは日本のデザイナーの仕業・・。2022年の東京国際映画祭で発表されてからFilmarksはずっと上のアイコンだったのに劇場公開日が決まって変更になってしまった。
ちなみにパンフレットもこれだったら嫌だなーと思ってたら、パンフレットは上の初期デザインのままで安心した。
おまけ6/28公開予定「ルックバック」
こちらは6/28公開予定のアニメ「ルックバック」
原作単行本の表紙に近い初期ビジュアルのほうが良かったなー思うのだけど皆さんはどうだろうか。
他にもいろいろあるが初期ビジュアルが見つけられたものを集めてみた。
たかがポスター、されどポスター。
デザイナーさん視点のご意見も聞いてみたい。
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