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心と体、脱力のススメ

最近「心と体のリラックス具合はリンクしてるのかな?」「脱力するって思ったより難しいな。」と感じたので、そんなお話です。


昔からの体の悩み


僕は若い頃から「足がつりやすい」という悩みがあった。中学・高校と陸上部だったんだけどその頃からずっとだった。


寝ている時にも足がつって、痛みで夜中に飛び起きる事もしばしば。寝不足の原因にもなっていた。
車の運転中に足がつるとめちゃくちゃ怖い!


僕の場合は
ストレッチを習慣にしても改善しなかった。
マッサージを入念にしても変わらなかった。
水分不足が原因だと聞いて寝る前に充分な水分を摂るようにしてもやっぱり足がつった。

次はミネラル不足だと聞いてスポーツドリンクをたくさん飲むようになって少し頻度が減った。
着圧ソックスや足を温めるのも少し効果があった。
OS-1を毎日飲むようにしたらだいぶ頻度が減ってきた。
でも、やっぱり夜中に足がつって飛び起きた。。
そしてOS-1を365日飲むのはお高い。
ヨドバシ.comで箱買いするのはやめました。


1つ目のヒント獲得。
脱力するって難しいらしいですよ。

足がつりやすいのは20年以上続いていたのでなかば諦めていたんですが、ある時仕事中に聞こえてきたラジオから大きなヒントを得た。

世界で活躍するアスリートの専属トレーナーがインタビューを受けていて、僕ら一般人にも活用出来る身体のケアを説明する内容だった。
アナウンサーがトレーナーに質問をした。
「トレーナーから見て一流のアスリートがすごいところはどんなところですか?」


僕はてっきり「筋肉の質」だとか「筋肉の量」だとかアスリートがパフォーマンスを発揮する瞬間に必要なものが出てくるかと思ったけど、そのトレーナーさんの答えは違かったんです。

一流のアスリートは脱力がすごいです。マッサージやストレッチをしようとして、力を抜いて下さいと言っても一般の方のほとんどはどこかに力が入って緊張している状態です。
でも一流と言われるアスリートは体の状態をコントロールできて完全に脱力できるんです。」


脱力がすごいとアスリートにとって何がどう良いのかという話は忘れてしまったんだけど、

「へぇー!それじゃ僕がリラックスしていると思ってる時も体は緊張状態が解けていないのか?」というのは大きな驚きだったので心に残っていました。



2つ目のヒント。
ボディスキャンってなんぞや。

1つ目のヒントを知ってからは休む時には本当の脱力を心がけた。
でもなかなか上手くいかない。


脱力が上手くいかないという以前に、本当の脱力が出来ているのかいないのかさえ分からない。

それから1年くらいして2つ目のヒントを得た。

復職してから不安感で心のざわざわが止まらない時に1度頭を空っぽにしたくて『マインドフルネス』について調べ始めた時だった。

『ボディスキャン瞑想』という方法を知った。

我流だがやってみると心が落ち着いた。
仰向けで横になり自分の呼吸と自分の身体感覚に集中してよく観察する。

自分の体をスキャナーで読み取るように、
足の指先から足の裏、ふくらはぎ、もも、お尻、というように順に観察する。

すると力を抜いて寝転んでいるのに筋肉がこわばっているのが分かるようになってきた。
こわばっている箇所を発見するとそこをほぐすようにイメージする(僕の場合のイメージは、絡まった絹糸が風に揺れて自然とほぐれていくようなイメージをしてます)と身体の緊張が解けていくのがありありと分かる。


あぁ脱力するってこういう感覚なのかな、と1つ目のヒントに結びついた瞬間でした。

身体だけじゃなくて頭の中もスキャニングして余計なものを1つ1つ消していくと無に近くなれる感覚があった。
だんだん「無になろう」とする意識すら薄らいで空気に溶けていくような心地よさ。

以前は「心を無にするってなんだよ。そんなの無理に決まったんじゃん。『マインドフルネス』なんてインチキでしょ?」って思ってる人だったんですけどね。。

たぶん瞑想とかリラックス方法って人によって合う合わないがあると思うんだけど、僕にはボディスキャンっていう方法が合っていたと思います。

身体の緊張をほぐせるようになってきて、足がつる事が激減しました。腰痛持ちだったのも良くなってきました。


体の緊張がほぐれるのとリンクするように心の緊張もほぐれて来ました。
心配してもどうしようもない不確実な未来への不安や後悔しても今さら消せない過去への自責という悩みにばかりエネルギーを消費する事が減ってきました。

どういう方法を取るかはそれぞれなのでコレがオススメ!とは断言出来ませんが
『心と体の脱力をする』という事自体は強くオススメします。

レッツ脱力。




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