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人事評価制度は「シートベルト」と思えばうまくいく。

こんばんは、きどっちです。
久しぶりのnoteです。

またいろんなテーマや関心のあることでnoteを書いていこうと思います。
ぜひ読んで「スキ」ボタンを教え頂けるとうれしいです。

さて、今回は「人事評価制度」についてです。
お仕事柄、組織づくりや人事まわりのことについて考える機会が多いのですが、そのなかで「人事評価制度」について思うことを書いてみようと思います。


人事評価制度とは?

さて、まずは人事評価制度ってなんぞや?
という方のために、めちゃざっくりと解説しようと思います。
(ちょいとググるとわかる程度の知識ですが・・・)

人事評価制度とは、主に会社の人事組織戦略に基づいて設計される制度で、「評価」「等級」「給与」の3本柱でなりたっております。


「評価」は、会社が従業員をどう評価するのか?
期初に目標設定をして、期末に上長からの評価をもとにした評価会議が開かれる。みたいなのが一般的ですかね?年に1〜2回程度の面談をしたりすることもありますよね。

「等級」は、上記の評価に基づいてランク付けされるものです。だいたい3〜6くらいの段階で等級分けされてますよね。等級は、会社以外でもいろんなところで分けられますよね。牛肉もA5ランクとか分けられますし、サッカーもJ1とかJ2とかにランク分けされますね。評価によって、ランクの上げ下げをされるんです。

「給与」は、等級に応じて決められることが多いですね。あなたのランクだと基本給が○○万円です。みたいな。正直、評価や等級にはそんなに興味がない人も、給与は気になりますよね。むしろこのために働いているって人もいるのではないでしょうか。


「人事評価制度」を設計するときの課題意識

そんな人事評価制度をゼロから設計したり、今あるものを見直すことって会社にはあったりもします。主な理由は以下のようなものかなと思います。

● 組織の規模が大きくなって、今までみたいな社長の一存で給料が決めれなくなった
● 採用活動をしはじめたので、給料やキャリアプランを設計する必要が出てきた
● 企業の文化や体質を変革しはじめているので、あわせて人事評価制度も変えていく

あと個人的にあまり好きではないんですが、採用マーケティングになるから独自のユニークな人事制度をつくりたい、という会社もあるかもしれませんね。


そんな「人事評価制度」を設計する上での課題意識があります。


それはズバリ・・・


「従業員が喜ぶ人事評価制度になりにくい」ことです。


そもそも人事評価制度って、会社のため、従業員のためにある制度なんですが、基本的には三本柱(評価、等級、給与)を会社の方針に沿ってアレンジしていくというパターンが大多数です。

良かれと思って設計する人事評価制度。しかし、その意図や背景は従業員には伝わりにくいものです。

メタファー(比喩表現)としての「シートベルト」

そんな人事評価制度を考えるとき、設計するときに、こういう風に考えると、スッと腹落ちするのかなーというメタファー(比喩表現)を考えてみました。

それは、「人事評価制度=シートベルト」だということです。

従業員=運転手
車=会社
運転=業務
目的地=会社のビジョン・ミッション
人事評価制度=シートベルト

みたいにイメージしてみてください。

従業員のみなさんが、車を運転する時や、車を購入する時って、シートベルトの機能性やデザイン性って、そんなに重要なポイントじゃないですよね!?

会社の業務をしているときって、人事評価制度ってそんなに関係ないと思うんです。

じゃあ、人事評価制度っていらないの?と思う人がいるかもしれませんが、「シートベルトのない車」を買いたい人、運転したい人っていませんよね?

シートベルト(人事評価制度)がない、もしくは全然機能的ではない・事故の不安がある車って、その会社で働いていて将来が不安な会社というイメージになりますよね。


安心して高速道路をドライブしよう!

駐車場を徐行運転するくらいならまだシートベルトなしでも運転できるかもしれないですけど、道路を運転したりできないですよね。

ましてや、シートベルトなしで高速道路で100キロ近いスピードって出せないですよね。(そんな命知らずの人は普通はいないはず)

そう。
結局、人事評価制度って生活をする上での給与とかって、入社前とか働き初めてからは、すっごい気になるけど、仕事をする上ではそんなに関係ない(人事評価制度で人をマネジメントしないほうが吉)だと思います。

大事なのは、
どんなドライブ体験ができるか?
どんな目的地に行きたいか?
誰と一緒にドライブをするか?
の方がずっと大事なんです。
(こっちに着目して、積極的に働きかけ、従業員とコミュニケーションしましょう)


そして基本装備として不満がない程度にシートベルトを用意しておきましょう。

高速道路でアクセルを踏み込めるようにした車で、まだ見ぬ世界へ行けるように。

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