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ずっと無縁だった筋トレを始めて1年が経った

筋トレを始めて1年が経った。
筋トレとは無縁の人生だったのに、驚きだ。

筋トレは、自分には関係ないとずっと思っていた。
世の中には、筋トレで筋肉がつくタイプとつかないタイプの人がいて、私は後者だから関係ない、と思っていたのだ。

だけど、3カ月くらいでお腹にすじが見え始めて、「筋トレで筋肉がつくって、都市伝説じゃなかったんだ」と思った。本気で。

成果が形に出るのが嬉しくて、お腹をもっと割りたいとか、腕や太もものすじももっとはっきりさせたいとか、今では当初の目的とずれている気もするけど、まぁいいだろう。

筋トレを始めてよかったのは、なんといっても1日の時間が増えたこと。
体力がついて、1日でこなせることが増えた。筋トレを始める前と比べたら、1日が3日になったといっても大げさではない。

今までは、外でお昼を食べに行くだけでもくたくたになって、その日はもう体が動かなかった。夜の飲み会だけしか予定がない日も、必ず睡眠を取ってから行かないともたない。

だけど今では、外でモーニングを食べながら仕事や読書をして、どこかの博物館に行き、ランチを食べた後、寺院をめぐり、居酒屋へ行って終電で帰ることも、余裕でできてしまう。

体力がついて、できることも増えた。

まず、長文を書けるようになった。筋トレ前も1万字ほどの文章を書いてはいたのだけど、体力がないと一貫した推敲ができない。途中で力尽きたな、とわかってしまう文章作りが避けられなかった。今では、最初から最後まで内容と展開を把握しながら推敲ができる。

次に、読書ができるようになった。理由は、推敲と似ているかもしれない。今までは、前の内容を覚えておきながら次の文章を読む、ということができなかった。短編小説とか、4ページほどで章が分けられている本は読むことはできたものの、200ページを超える分厚い本を読み切ったことがなかった。今では、分厚い本も読めるようになって、手にとる本の幅が広がったのが本当に嬉しい。

筋トレに対してずっと偏見があった。
異性にモテたい人だけがするものだと思っていた。筋肉のある人に対してまったく魅力を感じなかった私は、筋トレをする人たちはズレているとすら思っていたほどだ。
その偏った考え方しか持てなかった今までが本当に勿体ない。

筋トレは人生の質を上げてくれる。
10代・20代の頃の私に教えてあげたい。

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