8月のある週から、8年ぶりに希死念慮(死にたい気持ち)が復活し、明らかにうつが悪化しました。主治医にも相談し、処方薬を追加・変更してもらう一方、運動不足にならないよう毎日60-90分ウォーキングを行い、脳内で少しでもセロトニンが出るような暮らしをしています(それなりの爽快感は感じられます)。家事などはなるべくするようにしています。掃除、洗濯、皿洗い、簡単な調理などとくに問題なくできますが、朝から希死念慮が強く出る場合もあり、困惑しています。

この状況は、昨年11月から禁煙を開始し、ほぼ寛解状態にあったうつの症状が後退・悪化したうえに起きていることなのですが、時計が8年分巻き戻されたような気持がして、率直に言って残念です。しかし、リスク承知の上、主治医にも相談し、禁煙を始め、喫煙習慣は断つことができました(ニコチンパッチは抑うつ感を軽減するためにも使用しています)。長期的に考えれば、自分の健康状態は改善に向かって歩みだしているわけですが、どうしても強い痛苦があると、短期的なものの見方になり、自分は大きな損をしているような気持ちにどうしてもなってしまい、まったく身勝手なものだとおのれに呆れます。

とりわけ残念なのが、死にたい気持ちが強い時はまったく読書に関心が持てなくなってしまい、生きがいの一つでもある読書することがなかなか難しいことです。最近は1か月に1-2冊読了するのがやっとになってしまい、これも8年ほど前の状況に酷似してします。しかし、絶望せず、ゆっくり改善できるよう歩みを重ねていきたいと思っています。自殺については、2013年にしないことを強く決意したので、あくまでも精神科に通院し、投薬治療を続けて、症状の良化を図り、生き延びていく信念のもと暮らしていこうと思います。40代も波乱の10年間になりそうな気がしますが、仕方ありません。生きている限り、困難は付きまといます。いつか必ず死が訪れることを考えれば、自分の人生は無意味であり、ニヒリズムに襲われるようにも思いますが、さしあたり一日一日を生き、そこにささやかではありますが、暫定的な意味を付与することで、生きていきます。というわけで、とても重い内容になりましたが、最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

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