サッカーを観られる幸せ

Jリーグの中断

 新型コロナウイルス COVID-19 の影響で各種イベントが自粛要請を受け、催行できなくなってもう1ヶ月位でしょうか。Jリーグも開幕戦を行ってすぐにルヴァンカップ第2節とリーグ第2節以降の開催延期を発表し、3月のすべて試合の延期が決まりました。
 年々開幕が早くなり日程もタイトになっていたJリーグではあっただけに、少なくとも4月まで試合が無いというのは喪失感がとても大きいです。サポーターだけでなく、選手も辛いでしょうし、運営するクラブやリーグとしても頭を抱える事態でしょう。すでに経営が苦しくなってきているクラブの話も聞こえています。
 海外リーグも次々と中断となり、いよいよサッカーの試合に飢えてきていたところ、トレーニングマッチがDAZNで中継されるという報せがありました。

鹿島アントラーズ & 北海道コンサドーレ札幌 & DAZN

 手を挙げたのは鹿島アントラーズと我らが北海道コンサドーレ札幌(地元。サポーター歴20ン年)の2クラブ。カシマスタジアムには自前の中継システムがあり、それをスポーツ動画サブスクリプションのDAZNが放送するというわけ(聞き齧りの情報)。
 通常、トレーニングマッチというといろんな戦術を試したり、レギュラーじゃない選手を試したりする機会なので、公開はしたくないはず。けれど、それ以上に大事なことがある、サポーターのためにということで、この試合中継が相成ったとのことです。両クラブ格好いい。ありがとう。
 そんなわけで、3/21(土) AM11:00からカシマスタジアムで無観客試合としてキックオフされたのでした。解説席には両クラブのレジェンド、中田浩二氏と河合竜二氏、そしてハーフタイムには副チェアマンの原博実氏が登場。国際マッチさながらの豪華メンバー。それだけこの放送に懸ける想いがあったのだと思います。

ガチな試合でした

 で、内容なんですが、これ練習試合なの? というレベルで強度が高い試合でした。ゴリゴリ削りに行くし、イエローカードも5枚乱れ飛ぶし(ジェイのタックルはレッドカードでもおかしくなかったよね)、コンサドーレは2人が負傷交代するし(心配)、無観客なので監督の怒声や審判への文句が丸聞こえ。選手同士もバチバチやりあってエキサイトするシーンもあり、公式戦さながらの熱を感じました。
 スコアは前半0-0で、後半2-4の乱打戦。武蔵は決定機大外しするのになんだかんだ決めてくれる。ジェイは神。ルーカスも神。非公式とはいえ鹿島アントラーズにカシマスタジアムで勝てるとは。

「なんでもない日常」の尊さ

 久しぶりに90分サッカーを観られて幸せでした。やっぱり楽しいし興奮するなと改めて実感しました。ネットでの反応を見ると、鹿島と札幌のサポーター以外にもこの試合をDAZNで観ている人がたくさんいて、同様の感想を抱いていたようです。とにかくみんなサッカーが観たくて仕方ないんだと思いました。自分も週末は時間があれば札幌以外の試合も観るし。
 自分にとってJリーグはもはや日常の一部だし、生きがいの一つでもあります。けれど、その日常があっさり崩れ去りかけているいま、それがどれだけ尊いものだったのかを噛み締めています。
 ともかくいち早い事態の収束、そしてリーグの再開、これまで通りの暮らしに戻れることを祈るばかりです。
#いまできることをみんなで やっていきましょう 

 スタジアム行きたいなぁ。

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