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〜Tornado2023〜 オーナーとしての感想・反省

人生初のハッカソンにオーナーという役割で参加した際の感想・反省を書きます。

参加前にオーナーのような役割の方が書いた投稿が少ないように感じたので、これからTornadoに参加する方、オーナーのような役割をする方向けに、振り返りの意味も込めて投稿したいと思います。


概要

まずTornadoとは何か?からですが、一言で言えば少し特殊なハッカソンです。一般的なハッカソンがエンジニアのみを募集しているのに対し、Tornadoでは"オーナー"、"デザイナー"、"エンジニア"の3つの役職を募集します(過去マーケターなどもあったようです)。また約1ヶ月間の期間でプロダクトを開発するのも特徴の一つです。詳しくはこちらのリンクをご覧ください。

今回僕は"オーナー"という役職で参加しました。立ち位置的にはリーダーのようなイメージがありますが、実際は全体の進行含め、エンジニアとデザイナーが作業に集中できるように、雑務をこなす役割でした。


全体

Tornado2023のテーマは「青春」に関するものでした。そこで僕らが開発したのは"AOU"というイベントプラットフォームWebアプリです。イベントの作成も簡単で、対象ユーザーを大学生などイベント主催に慣れていない人に設定しています。

個人の性格を分類して、適したイベントを提示する"青春スタイル診断"などの機能を要し、ユーザーにパーソナライズ化されたプロダクトです。

こんな感じ↓

イラストかわいい🫶

ハッカソンの結果としては優秀賞と悔いは残るもので、初ハッカソンとしては良かった点もあり、もちろん反省点も多くあるので、どちらも書きたいと思います。

全体を通して安心したのは、最終的に「次も一緒に参加したいね!」といった具合に、結果に満足しなくともハッカソンを楽しめた点です。その一方で、コミュニケーションに関して反省点があります。1ヶ月という長い期間、初対面、オフラインで会えるのが最初の2日間という点を考慮して、より交流を深める機会を取るべきでした。優勝チームは1日目の最後にご飯を食べに行ったり、最初の一週間は雑談Zoomを積極的に設けるなどしていました。そういった機会を設けなかったのは反省です。

また、全体を段階に分けると企画→開発→プレゼンの3つに分けられます。この3つの段階で分けて感想・反省を書きたいと思います。


企画

企画はその名の通り、プロダクトの趣旨・内容を決める段階です。手順は、1. 青春の定義 2. ダブルダイヤモンド の2つに分けられます。

  1. 青春の定義
    まずテーマである「青春」とは何かの定義を決めました。目的としては、テーマの前提を確定させ、テーマからプロダクトの趣旨がズレないようにするためです。

  2. ダブルダイヤモンド
    ダブルダイヤモンドとは、解決策(プロダクトの軸)を決めるためのフレームワークです。4つの段階があり、課題の炙り出し→課題の選定→解決策の炙り出し→解決策の選定で、効率よくプロダクトの軸を決めることができます。詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.unprinted.design/articles/double-diamond/ から引用


この手順で上記のプロダクトの趣旨が決まりました。この企画段階ではダブルダイヤモンドに則り、ペルソナの決定まで効率よく進行できたのは良かったです。

ただ反省点としてダブルダイヤモンドにこだわりすぎて、本来の目的を見失いかけていた点があります。あくまでダブルダイヤモンドはフレームワークで手段として見るべきなのに、それをすること自体が目的となってしまっていました。テーマに沿った解決策を絞ることという目的を見失いかけていました。ただ進行する際にサポーターの方に定期的に助言を求めていたので迷子になることはありませんでした。

また正直な話、勝敗を分けた要因の7.8割はこの企画だと思ったので、もう少し時間をかけても良かったのかなと今では考えてます。


開発

プロダクトの趣旨が明確になった次はデザイン→コーディングの順で進めました。ただ機能要件などを企画時点で大まかに決めて、デザインをしながら細かいもの、追加するものを決めるなど同時並行でしていました。

企画段階で少し時間をかけてしまいましたが、スケジュールはほぼ予定通りに進み、この段階では特に困ることはありませんでした(エンジニア、デザイナーの方が優秀すぎました🫶)。

また僕はプログラミングが軽く触れるくらいで大それたスキルがなかったので、エンジニアの中で優秀な方にスケジュール管理などお任せし、進捗共有をしてもらっていました。プログラミングはできませんが、苦手な箇所は優秀な人にお任せするという形で進めることができたのは良かったです。


プレゼン

もちろん成果発表ということで最終日にプレゼンがありました。ここではオーナーということもあり僕がプレゼンを行いました。審査員はセイコーイプソン、株式会社meleap、チームラボさんなど、一学生が滅多に会えない豪華な方々の前で、プレゼンができたのはいい経験になりました。

審査員の方々。豪華すぎる!!


僕自身人前に立つことはこれまで少なく、プレゼン自体も初めての経験でした。プレゼン前は緊張するかなと思っていましたが、実際ほとんど緊張せず、聞き手の目を見ながら話せた点は良かったと思います。

ただ、質疑応答の時間に経験の浅さが出てしまいました。質疑応答のタイミングで質問しか来ないと勝手に解釈しており、「こんな機能あればよかったね」「このサービスは需要ないように思える」といった一部の否定的な意見に対して、コメントせず、「ありがとうございます」と言って終わってしまいました。そこで意見を覆せるようなコメントをするべきであったのはかなり反省です。


最後に

振り返ってみてまとめると、進行役のオーナーなどの役割を担う人は常に全体を俯瞰して、軸を明確にし、目の前の作業の目的を意識し続けることが必要だと感じました。今自分たちはどのフェーズで、何を目的としているのか、そして今の作業はその目的を果たすために何の役割を担っているのか、こと細かくする必要はないかもしれませんが、進行役の経験がない人は意識するべきだと思います。

Tornado2023集合写真です!

そして最後にこのような貴重な機会を設けて下さった運営の方々、迷子にならないように助言をくださったサポーターの方々、最後まで走り続けたチームメンバー、その他関わってくださった方々に感謝申し上げます!普段味わえない貴重な機会に、自分自身かなり成長になりました!1ヶ月間ありがとうございました!!🔥🔥

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