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「かっこいい」とは何か。
ふと、こんなツイートをしてみた。
「名誉というのは、過去に何かを残したかではない。今、何に挑戦しているかということだ」と。
今わたしは、恋をしている。
好きな人がいて、その人を振り向かせたいって思っている。
そのため、必死にYouTubeなんかで恋愛(攻略)系の動画を見ていた。
それはそれで、なるほどと思う部分があるのでいいのですが、昨日ずっとそんなことをしていて、夜眠って、朝起きたあとにわたしは思った。
「何やってんだオレ」である。
ダサいなと、思った。
なんか違うなとも、思った。
恋愛攻略系の動画の本質は何かというと、それはアプローチ方法でも口説き文句でもなくて、「自身の向上」ということになる。
要は、魅力的な人間になれ、ということだ。
「お前のことが好きだ」「一生大事にする」「お前だけしか見ていない」と言って、響くのは「多くの人にモテる魅力的な人が言ったとき」だけなのだ。
どうでもいい人が、誠実さとか、一途さをアピールしたところで、「気持ち悪い」としか思わないのである。
それが真実だ。
じゃあ何が魅力的なのかについて考えてみた。
先日のこと、ご飯を食べているときにテレビを見ていた。
わたしは普段あまりテレビを見ていないので、たまたまテレビをつけて、たまたまやっていた番組を見ただけだ。
そこでは某ロックバンドが過去の曲を流していた。
それをネタにした番組だった。
わたしはそのロックバンドが好きだったし、その曲も好きだ。
だけど、そのテレビ番組を見て、「かっこいいな」とは思わなかった
もう20年以上前のヒットソングである。
今となっては、そのボーカルも50歳くらいだろうか。
ヒットしたときは20代だったと思う。
同じ曲なのに、なんで響かなくて、「ダサいな」って思ったのかと言うと、「今その曲を歌っても、その『声』は過去のもので、嘘っぱちだから」だ。
嘘なのだ。
社会を憎み、夢を見て、その叫びとなった歌詞と歌。それは20代のころは本当だった。
でもその曲が売れて、メジャーの世界に居て、金も名誉も手にして、中年となったおじさん。
その人が、その当時の歌を歌っても、まったくの「嘘」なのだ。
どんなに気持ちを込めて歌ったって、本心じゃない。
「あのころは」という枕詞がついてしまう。
だからただの「懐メロ」でしかなくなってしまったのだ。
もう一度言おう。
「名誉というのは、過去に何かを残したのかではない。今何に挑戦しているかということだ」
過去の栄光を振り返ってかっこつけているその某ロックバンドのボーカルのおじさんは、非常にかっこわるかった。
今、何かに挑戦しているように思えなかったからだ。
ーーー
そういうことがわかる人がいるだろうか。
わたしはもう恋愛攻略系の動画なんてみないだろう。
かっこ悪い。
そんなことよりも、自分を向上させるために何かをしようと思う。
そのほうが有意義だろう。
あの子を落としたい?
ふざけんな。
オレはオレで生きていく、あの子がオレのことを惚れるのならそれはそれでかまわない。
嫌われたところで、オレはまったく傷つかない。
どうでもいい。
オレはオレの高みを目指すだけだ。
そういうスタンスでいようと思っている。
かかってこいよ! 舐めんな馬鹿野郎!
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