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あなたのもとへ届かない

 もどかしさを、感じてる。

 もどかしさ。

 これを読んでくださっているあなたは「はじめまして」でしょうか。

 それとも何度も来てくださっているのでしょうか。

 どちらであっても、読んでくれていることをわたしは嬉しく思います。

 そう、わたしは、「わたしの声」が、あなたのところに届くことが嬉しいのです。

 それってわがままでしょうか。

 あるコピーライターさんが言いました。

「作家なんかがいう『言葉を届けたい』なんて一方的な迷惑だ。言葉を届けるのなんて郵便屋さんだけでいい」

 さすがのコピーライターさん。うまいことをいう。

 でもわたしは、やっぱり「わたしの言葉」「わたしの声」「わたしの作品」を、あなたのもとへ届けたいのです。

 それは作家としての本能的な欲求です。

 作品を作ったら、やっぱり見てもらいたいですし、感想をいただきたい。

 だけど、わたしの作品は、なかなかあなたのもとに届かない。

 それがとってももどかしい。

ーーー

 どうしたら、作品を届けることができるのでしょうか。

 いろんなことをしました。

 作曲をしては、動画サイトに載せたり、

 小説を書いては、出版社に送ったり、小説掲載サイトに載せたり、

 そしてそれを、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで紹介したり、友だちや仕事仲間に見てもらったり、

 出版のためにクラウドファンディングなども行っています。

 なのに、届かない。

 なかなか見てもらえない。

 感想も貰えない。

 ときどきくじけそうになります。

「やっぱり有名でないとだめなのかな」なんて、弱音を吐いてしまったりもします。

 悔しいと思いませんか?

 めちゃめちゃ頑張って作った曲や小説などの作品をアップしても、見てもらえないのに、

 ある有名人が「今日のランチはうなぎ丼」なんていうどうでもいい情報を載せただけなのに多くの人が反応している。

 その差はなんだろう。

 わたしはどうしたらいいのでしょう。

 作家なので、それはもう作品を作ってアップするしかない。

 たしかにその通り。

 10作ってだめなら、20。20作ってだめなら30。

 30でだめなら100回でもやる。

 それくらいの気概がないとだめなのかもしれませんね。

 ちょっと愚痴を吐きました。

「承認欲求が満たされたいだけ」だといえばきっとそうでしょう。

 でもね、わたしが作品を作る理由なんてそんなもんなんだよ。

 わたしが作品をつくる理由は、
 
 小さいころに「絵」を書いて母親に褒められたこと。
 
 小学生、中学生のころにオリジナルのマンガを読んで友だちが楽しんでくれたこと。

 その、「反応」が嬉しいから、わたしは作品を生み出しているのだ。

 だから、作品が届かないことが、わたしにとってはとてもつらい。

 ああ、やっぱり愚痴になっちゃった。

 がんばるしかないよね。

 ありがとう。

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