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Redemption リリースツアー / FINAL 日比谷野外音楽堂

4月20日 日比谷野音ワンマンを終え、Redemptionリリースツアー、無事完走。

このツアーにご参加いただいたみなさま、全国から野音に駆けつけてくださったみなさま、改めてどうもありがとうございました!!

わたしの核心に一歩踏み込んで作ったアルバム、Redemption 各地でこのアルバムの歌を歌うたび、そこに住む人たちの日常やその時の社会情勢と重なって、何か大切なことを伝えなくちゃという想いに駆られました。閃くままに伝えることが出来た時も、全然上手く伝えられない時も、今振り返ると、受け取ろうとしてくれていたみんなの優しさに助けられていました。ほんとにありがとう!これからも伝えることを諦めないし、もっともっと笑顔になれる瞬間を作っていきたいと思ったよ。

そして念願叶っての日比谷野音。前日の強風がぴたりと止んで、集まったみんなが応援してくれていて、ステージには先輩たちが駆けつけてくれました。幸せな、ご褒美のような最終日。
この日この場所で音楽人生を刻めたことを、大切な人たちと共有できたことを、5年後も10年後もその先もずっと、何度でも思い出して糧にすると思います。


麻木さんに丸一日を写してもらったので、写真と一緒に振り返ってみます。

101歳の日比谷野音。ずっとここに立ち続けてくれて、ここに立たせてくれてありがとう。

ふくしまFM 三吉さん、佐藤さん。わたしのレギュラー番組が始まってからずっと、わたしの活動をいつも楽しんで応援してくださっていたおふたり。ツアー50ヶ所の手書きセットリストを貼るのをお任せしたら、ずらーっと、綺麗に。

ゆかりさんの珍獣マルシェ。版画のワークショップや、全国の繋がりのある生産者さんの紹介。ゆかりさんは日本中、世界中どこにでも行って、自分の目と耳で、自分の感覚で、対峙する。感じたことを伝えてくれて、人や場所を繋いでくれて、たくさんの栄養を与えてくれる。常識にいっさいとらわれず、誰に対しても平等で、おおきな木のような人。

オープニングアクトの磐城じゃんがら遊劇隊。力いっぱいに鼓舞してくださり、この日のじゃんがらはいつにも増して誇らしかった。日比谷の地にじゃんがらの音と舞が伝わっていったこと、とっても嬉しかった。もう旅立てしまった大切な人に思いを馳せよう。そして、踊る命がある人は踊ろう。歌う命がある人は歌おう。生きる命がある人は、生きよう。彼らのあたたかな郷土愛に背中を押されて、本編1曲目「なまえ」を歌った。

去年の夏の猪苗代にもお祝いに駆けつけてくださったOAUカクエイさん。いろんな形のいろんな楽器にわくわくする。カクエイさんが自由にリズムを刻みだすと、いつもの弾き語りに躍動感が生まれる。緊張が解けて、場が和んでいく。

さらにおおはた雄一さんを迎えて3人のセッション。おおはたさんは周りと調和しながら、一音一音、味わい深く、豊かな音を鳴らす。しかも毎回ちょっとずつ違う素敵なフレーズを弾くから、贅沢な気分になる。おふたりとのセッションは心地よくて、まだ明るいうちの野音の空気感をたのしめたよ。

トシロウさんとはメッセージの強いフォークソングを一緒に。ステージ上では、出来ないわたしをケアしてくれたけれど、あとでしっかり怒ってもくれた。トシロウさんは一見怖い。そして強くて優しい。1年中ライブで忙しいのに、合間を縫って全国の被災地支援に駆けつける。繊細で優しいだけでは人を助けられないのかもと思った。どこまで行っても大きな背中。

コウキさん、マコトさん、ロンジさん。50本をひとり弾き語って最終日、日比谷野音に「ロックバンドがやってきた」この歌を世に出して、わたし以外にもロックバンドに支えられて生きてきた人たちがいっっっぱいいたことを、思い知らされた。全力で演奏している3人に、涙を堪えるのでいっぱいだった。客席から見るブラフマンはいつでも逞しくてかっこよいけど、ステージ上で感じるブラフマンがこんなにもあたたかくてやさしいなんて知らなかった。

OAUマーティンさんのバイオリンから始まる「予兆」この数年、大切に歌い続けてきた命の歌。自然は恵みを与えてくれるけど、猛威を振るうこともある。それを目の当たりにしてきた先輩たち。OAUのアイリッシュは生命力で満ち溢れていて、本来あるべき原風景が胸いっぱいに広がる。空にとけていく。彼らの輪のなかで歌えるよろこびを噛み締めた。

最後はひとり、原点に戻って「夏の夜」みんなとわたし、1対1になる。初めてこの場所で歌ったあの時のわたしにも再会する。自分で蒔いた種を、ようやく収穫できたような、メジャーデビューからの10周年。みんなに助けてもらいながら、叶えることができたよ。

ここまでほんとうにありがとう!

全写真 石井麻木

最後に、麻木さん。ふわふわ綿毛みたいに、気持ちが向いたらどこにでも飛んでいく、やわらかくてやさしい人。そして伝えることに妥協しない、意志の強い人。うれしいときも、悲しいときも、自分ごとのように、何かあるといつもそばにいてくれる。5月に入ってからも撮ってもらえてうれしかったよ。


誕生日を迎えて気持ち新たに、もうすぐ次のツアーが始まります。Redemptionの曲も、昔の曲も、カバー曲も、その日の気分に合わせて歌うし、タイトル通りとても自由な旅になるんじゃないかな。いつでもどこでも待っているよ!

これからもどうぞよろしくおねがいします。。!

5月18日(土)岡山県津山 田町文化STORE
5月26日(日)東京都 久米川 太陽と月灯り
6月1日(土)愛知県 豊田 橋ノ下舎
6月2日(日)愛知県 豊橋 THE 楽
6月7日(金)山形県 山形 エレキ酒場 オリハント
6月16日(日)新潟県 上越 EARTH
6月21日(金)岐阜県 柳ヶ瀬Ants
6月22日(土)三重県 伊勢 LIVE SPACE BARRET
6月26日(水)兵庫県 姫路Live House Beta
6月29日(土)福岡県 小倉FUSE
6月30日(日)広島県 尾道B×B
7月2日(火)大阪府 堺Live Bar FANDANGO
7月6日(土)茨城県 つくばLIVE HOUSE TSUKUBA PARKDINER
7月7日(日)福島県 会津若松アングラ鉄板焼き マギー
7月12日(金)岩手県 水沢某所
7月13日(土)青森県 八戸FOR ME
7月20日(土)長野県 松本ALECX
7月21日(日)群馬県 高崎 the Groove TAKASAKI
8月4日(日)千葉県 柏 LIVE HOSE DOMe柏
8月5日(月)東京都 八王子 Match Vox
8月11日(日)福島県 郡山 HIP SHOT JAPAN


ちえぞうさんにライブレポートを書いていただいたのでこちらも是非◎


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