作者独自の世界を切り開いて・・・
長年関わって来た押し花作品そして切り絵との出会い
それらを組み合わせ作者独自の世界を切り開いて来たと思います。
手工芸的要素を含みながらも
絵画としてのいちジャンルを確立しています。
そして 忙しい狭間を縫って作品制作に没頭出来ることが
心のよりどころとなっているのだと思います。
この作品はカッターナイフで切り抜いた鋭い線に
スパッタリングに依るブルーやグリーンの着色で
画面に神秘さをまとわせると同時に
押し花の立体的彩色は華やいだ雰囲気を醸し出しています。
この表現は作者ならではのものだと思います。
又背景の黒い部分に描かれたコブだらけの老木は
年を重ねて体験を積み喜怒哀楽も全て自己の糧として取り込み
見た目はあまりきれいな姿ではないけれど
しっかり大地に根を張った姿を投影している様に思います。
2011年の東北の震災では最愛の母を亡くし
家族の幸・不幸を受け止めながらも力強く生きているのは、
本人の持つ芯の強さだと感じます。
今回の作品は5月1日より横浜市民ギャラリーで開催された
第91回県展に出品し会員奨励賞を受賞しました。
これからも末永く制作し続けて頂きたいと思っています。
絵画講師 若林薫 評
個展のご案内
5/13(月)警報級の大雨です。
2週間の会期の初日搬入展示になります。
直ぐ近くの会場で搬入業者さんにお願いしていますのでちょっと安心です。
昨日生徒さん達のサムホール展が終わりました。楽しい1週間でした。
noteもなかなか皆さんのところへ伺えず大変申し訳ありません。
ここにお詫び申し上げます。
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」
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