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【日記】激忙

昨日の仕事は猛烈だった。
受注量がおそらく史上最大の量だったので、とにかく焙煎しまくっていた。
普段なら10時にスタートし16時くらいに終わる焙煎が昨日は19時過ぎまでやっていた。そこから焙煎豆を機械と手で選別して袋詰めして掃除するので、全て終わったのが多分22時くらいだったと思う。
それでも全員のスキルが上がってきているので、少人数ながら十分な製造力を発揮していると思う。

この前の日曜日に赤レンガ倉庫の前を通ると、2月とは比べ物にならないくらいおびただしい量の人が訪れていて、休日のユニバの中にいるような感じだった。
人が多すぎて赤レンガ倉庫が小さく見えるというか、赤レンガに人間に包囲されキャパを超えていて、もう一棟くらい作った方がいいんじゃないかと思った。
これくらい人の動きが活発になるから、コーヒーも需要が発生するのかもしれないと感じる。大体の娯楽施設には何かしらのカフェがありコーヒーが出されているからである。

自社豆は自店舗とネット以外に企業のオフィスやレストラン、カフェにも豆を卸し売りしているので、コーヒーを飲む大体の日本人が顧客のような感じがある。そう思うと、あの赤レンガに押し寄せた群衆たちも顧客といえば顧客だし、自分の焙煎したコーヒーを飲んでいるお客様、かもしれないし、今後赤レンガの中にあるカフェに豆を販売することになるかもしれないから、人込みの全員が顧客に見えてくる。

自分は営業マンでもなんでもなく、工場にいる一工員に過ぎないが、焙煎してそれが世の中に出回るものを作っていると思うと、電車に乗った向かいに座っている人が自分が焙煎したコーヒーを飲んでいるかもしれないと思うようになった。


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