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【牛乳パックでパクパク人形】かんたんものづくり_01


いつもは、自作WEB教材を紹介する記事が多いのですが、今回はアナログ工作です。

クラスの子たち(特別支援学級)はポケモン大好き。

4人全員がそろった(全員そろうタイミングは限られています・・・)木曜日の2時間目を「ものづくり」タイムとして設定して、手軽に作れて遊べるオモチャ作りに取り組みました。

今回は、「ポケモン」のパクパク人形を作りました。
その子に応じたサポートが必要ですが、2年生~6年生の4人の子たちは、かわいく作り上げました。

「たのしい授業」仮説実験教育研究会で教えてもらったものですが、Note記事ではごくごく簡単に紹介させていただきます。詳しくは、「パクパク人形・牛乳パック」等で検索するとたぶん見つかると思います。

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<材料>
・牛乳パック (1L、または500mL)1つ
・ポケモンの顔や体のパーツの輪郭を書いたA4サイズの画用紙
<道具>
・はさみ・のり(ボンド、両面テープでもOK)・補修用にガムテープやホッチキス・クレヨン・ティッシュ(こすり・ぼかしテクニック用&手ふき用)
<作り方>
1:飲み口を切った牛乳パックを縦に2カ所切る。
  ※向かい合う側を切る。お手本を見せるといいです。
牛乳パックをハサミで切るのは、固くて少し難しい子もいました。逆にハサミの正しい使い方を意識させる良い機会にもなりました。切り進むとどうしても切りにくくなる箇所もあります。
「大丈夫・・・そこは先生がやってあげます。ちゃんと見ててね・・・」と声がけします(※1)

向かい合う縦2カ所を切る

2:牛乳パックの底部分(少しかたい)を半分に折りながらパカッと開く
 

パカッと開いたところ
ひっくり返すと・・・パカパカ本体がもうできた!
これだけでも、子どもたちは大喜び!

3:型紙に色づけする

これは型紙・・・あらかじめ薄く色をつけておいた

もともとの型紙は、黒の輪郭線のみでしたが、塗る場所と塗り色を分かりやすくするために、薄く色を付けてA4画用紙に
カラーコピーしました。ポケモン1体につきA41枚(※2)

ポケモン4体の型紙 慣れたらオリジナルデザインで!

ボクはお手本として、ヒトカゲを作りましたが、子どもたちは4人ともピカチューを選びました。あらかじめそれぞれ人数分用意してあったので、全員がピカチューを作ることができました。(※3)

クレヨンで色を塗るとき、塗った箇所をティッシュでこすると色がいい感じでぼけて、塗り切れていない白い部分に色が拡がるテクニックを「スーパーぼかしテクニック」と大げさに紹介したところ、子どもたちに大受け・・・「すごくきれい!」と大喜びでした。(※4)

4:顔・体などのパーツを切り分ける
画用紙で紙を切るとき、紙を動かしながら上手に切る子もいれば、難しい子もいます。
まちがえて切ってはいけないところを切ってしまい、パニックになりかける子には、
「大丈夫・・・先生が直してあげるから・・・先生のスーパー直しテクニックをちゃんと見ててね・・・」と声がけします(※5)

ハサミが苦手な子には、まずは部品を大きく切り分けるように、先生が蛍光ペンで、切り取り線を書き込みます。(※6)

5:パーツを、牛乳パックに貼り付ける
このとき、顔と体のパーツは、縦に折り目を入れておきます。(そうしないとうまく位置が合いません)
このとき、パクパクの上下の重なり部分に注意します。

牛乳パックをとじたときに、★と★が重なるように
網掛けの部分はのりづけしない・・・

パーツを貼り付けるときには、★印が、牛乳パックの端になるようにします。網掛け部分はのりをつけません。(この部分は、口を閉じたとき、上のパーツと重なり合いますので)

のりは、牛乳パックにぬっておきます。(パーツ:画用紙ではなく)

説明が分かりにくくてごめんなさい。要するに、パクパクしたときに、いい感じになるようにするためです。


上下部品の重なり具合がポイント

6:仕上げ
牛乳パックの余分な所は、後からハサミで切り落とした方が見栄えがよくなります。細かい部分は子どもたちには少し難しいかも知れません。・・・・牛乳パックの部分は見えない方がいいのですが、部品に合わせて、牛乳パックを切るのは少々難しいです。

7:遊ぶ

このパクパク人形、パクパクさせるだけでも楽しいし、頭の上にひもをつけて、壁にぶら下げればとても可愛らしいのですが、人形劇なんかできるといいなあと思います。

※1~6の部分は、ちょっとした指導時の工夫点です。




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