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もしも魔法が使えたら

としまえん跡地にできた、The Making of Harry Potterのスタジオスターに行ってきた。
そこで、もし魔法が使えたら・・・なんて考えてみた。


母と妹がハリーポッターの大ファンで、私はその次くらいのレベルでファン。それでも全作5回ずつは観ていて、好きなシーンもセリフもある。

行く3日前から、ハリーポッター漬けのように映画を観まくって準備万端で当日を迎えた。


一言でいえば、最高の空間だった。
映画の中で、魔法って不思議だなって思ってたことが目の前で起きて、好きなシーンのセットに感動して、夢を見た気分だった。

魔法って、便利で一瞬で変えられて、常識だとできないことが、呪文を唱えて魔法の杖をふるだけで叶えられる。物と物をすり替えたり、壊れた建物を元の形に戻したり、守って攻撃して移動して隠して、最高じゃない?

私がもし魔法が使えたら、一瞬で部屋の片づけをしたい。ただのズボラだけど、魔法ならできそう。日常に使える魔法を自在に操れるように訓練するのが、映画の舞台のホグワーツ魔法学校。


7時間にもおよぶスタジオツアーを終えて疲れた頭で浮かんだのは、なんでも叶う魔法を使えても結局生きる大変さは変わらないってこと。

ハリーポッターは、悪の帝王みたいな魔法使いに命を狙われてるから、友達や先生、学校自体を何度も危険にさらしてしまう。強い魔法使いたちが魔術で学校を守っているのにもかかわらず、侵入を許してしまうのだ。

この状況を切り抜けられるのは、生前の両親を知っている味方の先生や一緒に成長していく友達がいるおかげ。孤独や不安があることは、私たちと何ら変わらない。魔法でも埋められない。

ケンカして、疑われて、だまされて、魔法以外にもやっかいな問題はたくさんある。憧れているほど私たちがいる世界と魔法の世界は、そう変わらないのかもしれない。なんだか、より身近に思えた。


ズボラでめんどくさがりの私は魔法に憧れがあったけど、やっぱり物語として楽しむのが一番。映画を観てハラハラドキドキして、この魔法を使いたいなって妄想して、ほうきに乗って杖から魔術を繰り出す。

やっぱり憧れる。









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