「世界中に太陽光発電を推進すると中国にとってだけWin-Win関係になる法則」について

世界中で太陽光発電が推奨されている。
太陽光パネルには様々なレアメタルをはじめとした素材も必要となるため、世界中の太陽光パネルのほとんどは中国のウイグルで生産されている。

太陽光パネルでの発電はとても不安定だ。
そもそも太陽光発電は太陽の光を電気エネルギーに変えるため、昼間出なければならないし、太陽の光が降り注がなければならないため、雨などのときには発電が出来ない。
このため、発電量が安定しないため、太陽光発電に頼る比率が高まれば高まるほど、その地域は頻繁に停電に悩まされることとなる。

太陽光発電の推進と切っても切れない関係にあるのが、世界中で推進されている「気候変動対策と称した脱炭素政策」だ。
そもそも太陽光パネルの寿命は10年か20年が良いところなのだが、太陽光パネルを製造する過程で、化石燃料発電で放出される20年分の二酸化炭素が排出される。
つまり、製造過程を考慮すれば、太陽光パネル発電をすればするほど、本質的には脱炭素から遠ざかるのである。

そんなことは無視して、世界中で太陽光発電が推進されているが、実はこれが中国にとってだけ、Win-Winの関係である。
それは何故か。

世界中で進められている脱炭素政策は何故か中国だけ対象から外されている。
その証拠はグレタ・トゥンベリに聞いてみれば明らかだが、世界中で排出される二酸化炭素のダントツトップは中国であるにも関わらず、中国だけは炭素を減らさなくても許される状況にある。
そして中国は2000年頃から急速に石炭の発電所が建設され、約20年間で100基近くの石炭の発電所が建設されてきたわけだが、同20年の間で世界中では化石燃料の発電所が減らされ、太陽光や風力の発電所が増やされてきた。
太陽光発電や風力発電は天候などの自然環境に大きく依存するため、電力供給が不安定になり、深刻な電力不足を招く。
現在、世界中で電力不足や慢性的な停電に悩まされているが、中国だけが電力が安く大量に供給できる状況にある。

正に、「気候変動対策と称した脱炭素政策」を進めれば進めるほど、中国を除く世界中の国々で電力価格が高騰し、電力供給が不安定になる。
その一方で、中国だけが安くて安定的に電力を供給できる化石燃料による発電を増やしている。
2022年現在で、世界で最も発電量が多いのは中国で約8,000ギガワットアワーで、2位のアメリカは約4,000ギガワットアワー、日本は936ギガワットアワーと、中国が圧倒的だ。
アメリカも日本もその他の国々も、脱炭素かによって、これらの発電量はさらに下がる見込みである一方、中国は近々16,000ギガワットアワーまで拡張する予定であり、世界中の国々に電力を売ることや、中国にデータセンターなどの大量の電力消費施設を移設させることをマーケティングしている。

世界中で太陽光発電が推進されると、中国製の太陽光パネルが大量に売れることで中国は儲かり、同時に世界中の国々が電力不足に陥ることで中国による世界の電力支配が可能となるのである。

太陽光発電はそもそもエコではなく、地球環境に非常に害悪で、性能も低い。
この馬鹿げた太陽光発電推進による脱炭素政策を馬鹿みたいに進めているのが、わが国を含めた国々なのである。


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