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テニフェス2023 U-17 WORLD CUP後記

そういえば総括していなかった! と思い出しました。

去る2023年6月3日、4日に『テニプリフェスタ2023 U-17 WORLD CUP』が横浜アリーナで開催されました。「テニフェス」と冠してライブを開催するのは実に7年ぶり。そして今回は、過去のフェスのような学校括りではなく、昨年放送された新作TVアニメシリーズ『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP』をベースに企画されたものだったので、出演者はU-17代表メンバーや海外代表選手のキャストから構成されていました(この部分の浸透度、どうやらちょっとイマイチだったようですね)。

私はどうしても都合がつかず、今回は4日のみの出演。途中参加というのは案外敷居が高くなるもので。しかも事前リハに参加できたのは一回のみ。いやはや、前日までのプレッシャーたるや……。
とはいえ、勝手知ったるでございます。「何年テニプリやってんだ!」って話ですわ(笑)。いざ現場に入れば、そこは馴染みのホームグラウンド。周りのみなさんのご助力もあって、楽しくステージに立つことができました。
ただちょっと残念だったのは、今回初めてお仕事ご一緒する高校生や海外勢キャストのみなさんと会話する機会がありませんでした。馴染む時間、全く無かったな〜。アニメの収録も分散でしたから、一緒にやれてないですからね(スケジュールの都合もあり、私は「U-17 WORLD CUP」の出演回はすべて単独収録でした)。

さぁそして、これは語っておかねばなるまい!
生配信も行われた4日昼公演の前説(笑)について。
当初制作サイドから出てきた構成案は、セットリストの一曲目に「チャームポイントは泣きボクロ」がふつうに入っている感じでした。
私はそれにどうしても違和感があり……。
7年ぶり開催の大舞台。そこでトップバッターを担うべきは主役や主役校(今回は学校括りではありませんが)、もしくは出演者全員であるべきではないか? と。作品内、物語の中にはやはり序列というものが存在します。そしてそれは世界観維持のためにも守るべきというのが私の考えです。
久々の声出しOKライブ。お客様の温度を一気に上げたいという制作側の狙いも理解できなくはないですし、やったとて別に何か文句言ってくるような方はおられないかもしれません。しかしやはり、「作品」を背負ったイベントである以上、絶対に踏み外したくない一線が私にはある……

そこで考えました。そうだ「前説」だ!

これならば、でしゃばり悪目立ち感は出ないですし、会場をホットにもできる……はず! ということで、演出や技術と打ち合わせる時間もないので、コンセプトやトーク台本、前説パートの流れや照明プラン、オープニングへの繋がりを書き起こし提出したわけです。で、採用。
これが全容です(笑)
「想定通りにお客様がのっかってきてくれるのか?」
ふつうでしたらそのリスクマネージメントをしておくべきプラン。しかしそこには絶対の自信と信頼があったんですよね。だってみんな「何年テニプリやってんだ!」って話ですよ(笑)。
期待以上のリアクション、本当にうれしかったです。私の体温もあの時ブワッと一気に上がりました。

そんなこんなで全公演、事故なく怪我なく終えることができて本当によかったです。ご参加くださった貴方に心からの感謝を。そして、制作に携わったすべての関係者のみなさま、おつかれさまでした。
ステージでの挨拶時にも言いましたが、やはりテニプリは、自分にとって実家みたいな存在なんだと改めて思いました。作品やキャラクターを愛してくださっているみなさんの熱を、愛を、こんなにも長きに渡り、こんなにも近い距離で感じ続けられる…… 極めて稀なことです。ここでの経験で培ったもの。それはいつしか信念のようなものとなって、私の活動の支えとなっています。
「こんなに愛してくれてる人がいるんだぜ! オレも全力で魂込めていかなきゃウソだろ! 」ってね(笑)

さて、ではこの記事のラストは、私が作詞を担当しているあの曲をお聴きいただいて締めていただけますと幸いです。

Music:跡部景吾「Oblivion…」

【思い出写真】

ステージセンターからの眺め
ステージ上手側からの眺め
上手側トロッコからステージを見た光景
楽屋の自分スペースでくつろぐの図
昼公演で着用。アニメ跡部氏に似せたピンクは自分で手塗り。
夜公演で着用。NIKEにカスタムオーダーしたシューズ。
ありがとうございました!!

ライブイベント「テニプリフェスタ2023 U-17 WORLD CUP」の模様を収録したBlu-ray & DVDが2023年12月22日に発売となります。よろしかったら!
詳細はコチラにて。