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「セーラー服を脱がさないで」は何が問題?時代にそぐわない歌詞と社会の反応

歌:おニャン子クラブ

作詞:秋元康  作曲:佐藤準

セーラー服を脱がさないで
今はダメよ 我慢なさって
セーラー服を脱がさないで
嫌よダメよ こんなところじゃ
女の子は いつでも
“MI-MI-DO-SHI-MA"
お勉強してるのよ Ah- 毎日
友達より早く
エッチをしたいけど
キスから先に進めない
憶病すぎるの
週刊誌みたいな
エッチをしたいけど
全てをあげてしまうのは
もったいないから・・・あげない

セーラー服を脱がさないで
スカートまでまくれちゃうでしょ
セーラー服を脱がさないで
胸のリボン ほどかないでね
男の子はその時
どうなるの?
興味津々 しちゃうのよ Ah- 不思議ね
デートに誘われて
バージンじゃ つまらない
パパやママは知らないの
明日の外泊
ちょっぴり恐いけど
バージンじゃ つまらない
おばんになっちゃう その前に
おいしいハートを…食べて


「セーラー服を脱がさないで」は、おニャン子クラブのデビュー曲です。1985年の夏に生まれたこの曲は、セーラー服を着た女の子たちの胸のときめきや性への好奇心をコミカルに表現しています。作詞家の秋元康は、当時の女子高生の気持ちを敏感に感じ取り、作曲家の佐藤準は、ポップでキャッチーなメロディーを作りました。

この曲は、オリコンチャートで5位になり、年間でも35位にランクインしました。ドラマ「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」では、主人公のユウがこの曲を歌って、敵と戦うシーンがありました。

問題視された理由とは?

この曲は、女子高生の恋愛や性に関する歌詞が話題になりました。

しかし、この歌詞は、性搾取や処女信仰、エイジズムなど、女性蔑視の見本市のようなもので、多くの批判を受けました。

特に、年齢も地位も上にある男性である秋元康が、この曲を歌わせているということは、男性が自らの欲望のはけ口として搾取・消費しているという構造がとてつもなくグロテスクだと指摘されました。

国営放送では放送禁止になったのか?

NHKでは、この曲は放送禁止になったという情報は見つかりませんでした。しかし、一部の局では放送自粛とされたという記事がありました。

また、2020年にNHKの紅白歌合戦に出場した新しい学校のリーダーズが、この曲をセーラー服姿で歌ったことに対して、視聴者から不快感や批判の声が上がりました。この曲は、時代にそぐわないという意見が多くあります。





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