ビートテープ「Under Night」リリース記念あざらく自己インタビュー
今回はビートテープ「Under Night」をリリースしたばかりのあざらくにインタビューを行った様子をお届けしよう。
ーーまずはビートテープのリリースおめでとうございます。まずはリリースに至った経緯などをお聞きしたいのですが……
あざらく：ありがとうございます。リリースの経緯としてはタイミングが良かったというのがありまして。元々ビートテープをリリースしたいという気持ちはうっすらあったのですが、ただ実際にリリースするとなるとやはりクオリティの高い物を用意したいと思い、なかなかリリースに踏み切れなかったところ、この期日までならリリース出来るよといった話がありまして。ちょうど自分にも作業できる時間の余裕があったので、ここで出すしかないかと思ってリリースに至った感じですね。
ーー計画的に出したわけではなかったと？
あざらく：そうですね、行き当たりばったりでして（笑）
実際作業できる時間も二週間ほどしかなく、計画が動き出してから慌てて今まで作っていたビートの中から収録する物の選定とミックスマスタリングとジャケットの用意と一気に進めた感じです。
ーー今回、マスタリングまでMPC ONEのみで作業を行ったと聞きましたが？
あざらく：はい、そうですね。最初はミックスまではMPC ONEで行ってマスタリングはDAWで行う予定だったんですが、いざマスタリングしようと思ってもDAWを扱った経験がなかったもので、まずどう操作すれば良いか分からない、プラグインの刺し方も分からないといった状態でして。
ーーそれは……ずいぶんチャレンジな……
あざらく：ですよね（笑） で、まだ使い慣れているMPC ONEでマスタリングした方が良いかと方向転換しまして、必要なエフェクターはMPC ONEにも揃っていたのでなんとかなった感じですね。
ーーMPC ONEだとやりづらくはありませんでしたか？
あざらく：ビジュアルで確認できなかったりと不便なところもありますね。実際にはDAWで行った方が良いとは思うのですが、なにせ時間がなかった。なので実際にリリースされた物を聴くまで不安でしたけど、まあとりあえず聴ける物にはなったかなと、安心しました。
ーーそして無事リリースできたと。今回表題曲のUnder Nightのタイトル通りテーマは夜だと思いますけど、何かモチーフなどはあったのですか？
あざらく：そのものずばりテーマは夜でして。一曲目のUnder Nightはちょうど一年くらい前に作った曲でして、聴いてもらった人たちからも夜のイメージあると言われてまして。
あらためて今まで作った曲を聴いてみると全体的に夜のイメージがあったのでそういった方向性でまとめる事にしました。
ーーなるほど。その後二曲目のstringは少し明るい雰囲気になっていますね。
あざらく：流れとして日が落ちてから賑やかな場所に入って、その後一転静かな場所に、これは三曲目になるんですけど。
ーーnarrow loadですね。たしかに一転シリアスな雰囲気になりますね。
あざらく：そこで四曲目の街へ帰るで落ち着いて。
ーーこの曲だけ雰囲気が違うように感じたのですが。
あざらく：えーこれはlofi HIPHOPを意識した曲でして
ーーなるほど、確かにそういった雰囲気がありますね。
あざらく：はい、そしてstyle change。これは曲中で大きく変わる部分があるんですね。
ーーあそこはおどろきました（笑）
あざらく：狙い通りです（笑） まあ、夜に考えて少し自分のスタイルを変えるみたいな雰囲気をと思いました。
ーーそういう夜もありますね。
あざらく：はい、そしてthe darkest。これは夜明け前が一番暗いということで一番シリアスな曲になりますね。そこから最後のFoerfronto of dawn。これはそのまま夜明けという意味あいですね。ここで一気に光が差してくる。そんなイメージで曲順を決めました。
ーー全体として日が落ちてから夜明けまでをイメージしたわけですね。
あざらく：まさにそうです。
ーーリリースしてみて反響などはありましたか？
あざらく：おかげさまでビートメーカー仲間などからよかったよと声をいただいたりして、ありがたいかぎりです。
ーー最後になりますが、読者の方へ向けてお話や今後の活動などについてお願いします。
あざらく：ビートを作り始めてからビートテープを配信できるまでになって今まで関わってくださった皆さんやビートメーカーの仲間に感謝と聴いてくださった皆さんありがとうございました。まだ聴いてないという方はこの機会にぜひ聴いてください。
あと、ラッパーの皆さんビートの提供を行っていきたいと思ってますので気になった方はDMなどで連絡していただいたらと思います。
ーー本日はありがとうごいざいました。
十月某日 都内 あざらく脳内にて
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