自己暗示

脅迫観念のように自分の夢、希望だと暗示をかけていたうちの一つは、実はそうでもなかったんだなと今感じる。
暗示が解けたのか、諦めが入ったのかははっきりしない。どっちの感情も混じり合って境目を無くしている、そんな感じか。

今の僕を突き動かすのは、怒りと此処から抜け出したいという気持ち。
怒りは相手の悪意、敵意を感じ取ってしまったから。瞬間湯沸かし器のようにかーっとなるんじゃなくて静かに冷たくその炎を灯し続けていきたい。
見返したいというより完全に屈服させたいんだ。俺の性格は歪んでいる。それは自覚している。ただ今はそんな感情も大切にしたい。
今の此処での僕を突き動かしてくれるのは、まさにそれだから。それだけだから。


もう一つ、此処から抜け出したいという気持ち、まだ僕を動かしてはくれない。まだ一歩を踏み出せてはいない。叶うかなんてわからないけど、動かなければ叶わないことが決まってしまう。

まだ動けない、僕が情けないのは変わらないけど、それでも行きたい場所は見定めた。諦めたそればなるべく思い出さないようにして、できるなら忘れたい。

此処ではない地に行きたい、でもそこが此処と違うとは限らない。でもそれでも良いんだ。踏み出さなきゃ。希望に俺は懸ける。

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