目を描く～十字の補助線を引く～

ある程度描いてる人にはそこからかよみたいな内容ですが許してください。私がこれを始めたのって意外と最近なんですよね...。目を描く...顔のバランスをいい感じに描くときの、革命的な手法なのでやってない人はぜひ参考にしてみてください。

まずこれ　明らかにズレてますよね？初心者が顔を描くときの壁になると思うのですが、フリーハンドで何もないところに目を置こうとするとしっくりくる位置に目を置くことは、案外難しいと思うはずです。

去年の12月くらいまでは、私自身、丸で顔のあたりをひいてそこからいきなり目をドン！と置いてました。なので、目のバランスをとるのがかなり難しかったです。画像のように一部移動させることが出来る編集機能でバランスをとっていたのですが、ムズイムズイ。やっぱりある程度どこに置くべきか、みたいな見当がついてないとこういうのって難しいんですよね。

あるとき、ふとこう、顔に十字を引いてみました。上手い人とか？色々な人が良くやってるので、見様見真似です。この十字の線の意味は良く理解せずでしたが、やってるうちに何のための線かわかるようになってきました。ズバリ目と目の位置、口、鼻、おでこの位置を確認するための補助線なんですね。

なので、まあ超適当ですがこんなふうに、目、鼻、口をこの十字の上に置いておくのです。なんで、十字もただ引くだけじゃダメなんですよね。ちゃんと顔の形を意識しながら引いていくのです。横は目と目が一つのラインでつながるように、縦はおでこ‐鼻‐口が一つのラインで繋がるように、です。十字が少しナナメになってるのは、顔の立体を意識しているからです。これはまあ感覚がけっこうあると思うのですが、この、十字を何のために引くのか、という知識があるだけでぐっと、感覚をつかむのが早くなると思います。知識で補うんですね。

この知識で補うということが、イラストを描く上で結構、いやかなり重要になると私は思ってます。次回はまた気が向いたときに記事でも描こうと思うので、最後に十字補助線を使い始める前、使い始めた後のイラストを比較して終わりましょう。