見出し画像

本日は、以前にも幅海苔づくりをさせていただいたり、黒海苔をくださった和田の漁師のYさんにお声がけいただき、わたしからさらにお友だちをお誘いして、わかめとり見学。

磯の口明けで、地元の方々は3月にわかめやひじき、5月1日からはアワビやサザエなどの貝類をとる。貝はスケールを用い、それより大きくなったらとっていい。ツノの高さもはかることができる。伊勢海老の場合、目から尾っぽまでが13cm以上とされているが、和田では資源保護などの観点から14cm以上としているとのこと。

いかりづな、プイベルトを丸くしてテープを巻いて縛った網などを用いる。コブのある市販の網だけでなく、定置網などで使うコプのない網も使用。たとえば黒アワビはすれると水揚げの値段で3分の1まで価値が落ちてしまうため、コプのない網が役立つ。また、農作業にも使用するような鎌や、サンダーで切って丸くした鎌も使う。枯れている個所などは切って捨てる。

発泡スチロールやウレタンボードで作られた浮きだるにロープをとりつけているが、アワビやサザエをとる際には、いそがねというアワビをはがすものもロープにつける。千倉のあまさんは、木の樽を用いるそうだ。南房総の広報によれば、北三原の図工室はコンピュータで図面を描いてきれいにカットしたものを、千倉に納品しているのだとか。

海藻も貝も、とれるのは9月15日まで。毎月第1・3土曜日は和田の漁師は休みで、船も出ない。これを沖止めと呼ぶ。県の条例もあり、罰則などもあるという。

水が冷たく、わたしたちは上から眺めながらパシャパシャ。応援団も結成し?「フレーフレー」と声をかける。

わかめは多くの海士さんたちが自転車で乗りつけ、一斉にとっていた。みんな筋肉質っぽく、お腹が出たりしていない。Yさんは16歳の頃からサーフィンもしているそうで、前前前世は海洋生物だったにちがいない。

わたしたちは合間に竜宮社に行ったり、折り紙したり、打ち合わせをしたり。

たっぷりのわかめを激安で購入させていただき、なむらで海の餃子定食を食べ、ローズマリー公園に立ち寄る。駐車場てさまざまな書類を作成したりメールに返信し、帰路へ。お隣さんなどにわかめをお裾分け。

先日、移住希望の方より、林業のお仕事が決まりそうだと伺った。漁業や水産加工のご相談もまれに受ける。道は開けます(カーネギーではありません)。お気軽に、ご相談くださいね。

わたしも泳ぎすら得意でないのだけど、やはりマリンスポーツをしたり、漁業権をゲットなどしたくならなくもない。

南房総市の和田浦にて、わかめをとる海士さんたち


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?