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【後半】12/23(土) Girls be Ambitious ~大学生と考える進路選択~ イベントレポート

この記事は2023年12月23日に行われたichihimeが主催するイベント「Girls be Ambitious! 〜大学生と考える進路選択〜」のイベントレポートの後編です。今回は社会人の方のお話です。中高時代の進路選択は大学卒業後の人生にどのようにつながっていくのでしょうか。(前編はこちら


〜夢や情熱を育てよう! Aさん〜

中高時代はどんな生活を送っていたの?

部活とゲーム中心の生活でした。たまたま手に取った相対性理論の解説本や自由研究で宇宙の始まりを調べたことをきっかけに物理学者っていいなって思いました。物理の授業は面白かったですが、追加で勉強はしていなかったです。進路選択の時は主体性がある感じではなく流れで決めていた感じです。

大学ではどんなことをやっていた?

中高時代は興味はあったものの自分から行動することはありませんでしたが、大学に入って少しずつ変化しました。大学の分厚い授業カタログを隅から隅まで読んで面白そうな授業を探したり、大学の掲示板で面白そうなイベントを見つけて研究の体験をしたり、プログラミングで初期宇宙をシュミレーションしたり、ものづくりコンテストに参加したりと自分から行動していくようになりました。
大学3年生になると興味が情熱に変わっていきました。専門の授業が始まるんですけど、自分で勉強会を企画するようになったり、興味のある分野が見えてきたので研究者のところに直接話に行って弟子入りさせてもらったりして、それが次のステップにつながっていきました。でそうこうしているうちに転機が訪れました。博士1年になった段階で、自分がやりたい研究をやり切るには日本を出た方がいいと気づいたと同時に、結婚しようか迷っていた人がいたんです。結婚か物理かの二択でした。その時に自分が裏テーマで進めていたプログラミングというのがあって、プログラミングとプライベートライフ、という道も良いんじゃないかと思いそっちにスイッチしました。興味がたくさんあって裏テーマがあったことで人生の選択肢が広がったのは良かったです

最後にメッセージをお願いします!

将来の夢がない、やりたいことがないけどどうしようって思っている人はたくさんいるんじゃないかなって思います。でも夢がない状態から何かに突然出会って夢を見つけるのではなくて、自分の中にあった興味が徐々に育っていくものだと思うんです。もう少し詳しくお話しすると、やりたいことのレベルは何個かあると思っていて、これ面白そうだなって本屋さんで本をパラパラみたり、たまたまテレビで関連するものをやっていたら見たくなったりする「興味」のレベル、関連するイベント、その興味をもとにどの学部がいいか調べたりする「情熱」のレベル、最後はこれ一生やりたいっていうトピックがあって自分からどんどん踏み込んでいく「夢」のレベルの3段階あると思います。私自身も今振り返ると高校時代のフワッとした興味から始まり、大学に入るといろんなチャンスがあって自分から動いたり友達を巻き込んだりしていくうちに、これがやりたいというものができて、自分でチャンスを作ることまでできるようになりました。情熱を捧げる対象は降ってこないので、自分の中にある小さな興味を行動を通して深めていくといいと思います!また興味があるものは一つじゃなくていい、いい感じに融合したり、夢が変わっても夢を育てた経験がその後の経験に生きます。最後に強調したいのは、本当に好きで打ち込んだ時間に後悔している人は見たことないということです。なのでみなさんには安心して自分の楽しいと思うことを追求していってほしいです!



イベントでの集合写真📷全国から多くの方が参加してくれました!

最後に


いかがでしたか?今回はイベントの一部を取り上げましたが、他の内容として、大学と高校の学びの違いや繋がりを知るセッション、少人数のグループに分かれて大学生と一緒に進路を考えるセッションなど盛りだくさんのイベントとなっています!次回のイベントは9月に開催予定です。​​興味を持ってくださった方はichihime の公式ラインとXをフォローしていただき、次回イベント情報をお待ちください。皆さんのご参加をお待ちしています!


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