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【日本を芸術で溢れかえらせる#1】芸術の種まき

めっちゃ簡単な自己紹介

こんにちは。
僕の名前は板東威吹(ばんどういぶき)といいます。
横浜国立大学経営学部の4年生です。
「日本を芸術で溢れかえらせたい」
「心のこもった芸術が沢山の人に届いて、芸術を志す人が増えてほしい」
そんな思いで自分にできることがないか考えているような人です。
その他どうでもいい情報
#トランペット吹き#食べること大好き#スポーツも好き#芸術はもっと好き#ネコ派ネコアレルギーetc…

芸術の種をまくということ

さて、noteのタイトルにもなっている”芸術の種をまく”ですが、これは私が2022年10月から始めた、芸術を志す学生アーティストたちとのカンファレンスの場です。
アーティストたちが自身と芸術の”いま”、”ありたいミライ”、”行く手を阻む課題”などについて話し合う場を作って、芸術の世界を中から変えていく、その種まきとして始めました。

なぜ芸術大生でもない自分がやるのか

ではそもそもなぜそんなことをやろうと思ったのか、そもそもなぜ「日本を芸術で溢れかえらせたい」と思っているのか(自分のWHY)をお話します。
私は中学でトランペットを始めました。中学時代は強豪吹奏楽部に所属していたこともあり楽器漬けの毎日。そんな中で”将来トランペットで活躍したい”というなんとなくの思いが芽生え、高校でも音大進学へ向けた研鑽を積みました。
そしていざ進路に向き合うことになった高校3年生、音大に行くことを考えてきた3年間でしたが、周囲の「音楽で食べていけるのか?」という声に、自分への自信を失ってしまいました。今から考えればどうにでもなるような気がしますが、当時18歳の僕にはあまりに大きな言葉でした。
結局自分で踏ん切りをつけ、普通大学への進学を決心。
幸い経営に興味があったこともあり、その後は方向転換をして現在の大学へと入学しました。

そして経営学を4年勉強し、就職先を決め、世界の広さを徐々に知っていく今、こんなふうに思うのです。「あのとき(高校3年生)の自分が音大に行く決心をするためには何が必要だったのか?どんな世界だったらそう決心できたのか?」と。
答えは無数にあると思います。同じ経験を持っている人に考えを聞いてみたいくらいです。
でも一つ、自分なりの答えとして「生きていく上で不可欠な(もしくはそれに近しい)ものに芸術がなればいい(=日本を芸術で溢れかえらせたい)。」そう考えました。
例えば、芸術と近しいものにスポーツがあります。スポーツは立派な産業です。そしてスポーツがなくてはならない人(プレイヤーや関係者、ファンなど)はおそらく芸術のそれとは比べるべくもないほど多いでしょう。だからこそお金と人が集まって、それがお金を落とした人に還元され続けるというサイクルが生まれるのだと思います。

芸術界の抱えるあるひとつの課題

芸術で先述のサイクルを実現したいのですが、現状それにはあまりに壁が多いです。
僕は、一番の壁は「芸術の中にいる人達(芸術を生み出す人たち)の中で、もっともっと芸術が広がってほしいと願っている人が少ない/願っていても行動する人が少ない」ということだと思います。

芸術と聞いて多くの人はこう思うでしょう「敷居が高そう」と。これはよくコンサートや展覧会に人が来ない理由としてあげられます。でもプレイヤーの中にはこの状況を好ましく思っている(問題と思っていない)人もいます。なぜならそれは自分のやっていること、仕事が高尚であることを証明するものとも言えるからです。
また芸術学生を中心にアーティストの方とお話をさせていただく機会が多いですが、悩みや課題をお聞きした際、ご自身の作品や自分の所属する界隈の内輪の問題についてのお話は非常に多くお話に出てくる一方で、発信や新たなファン(お客さん)の開拓の話はあまり出てきません。もちろん前者もとても大事なものです。芸術を生み出す土壌に関する問題なのですから。しかし同時に、長期的な目線で考えれば後者は同じかそれ以上に大事なことだとも思います。それは芸術そのものの生死に関わることなのですから。

また行動できないことについては、企業の抱えるジレンマと同じようなことが言えるでしょう。会社が大きくなればなるほど、これまでやってこなかったような舵取りや新規事業はしにくくなる。それと同じようにアーティストも足場が安定するほど、名前が売れるほど、奇抜なことや自分のやりたいようなことはしづらくなってしまう。

こうした状況を変えるためには、やはりアーティスト達、なかでもこれからを担うような若い人たちと会話を重ねて、凝り固まった固定観念の氷を少しづつ溶かしていく事が必要だと思うのです。

自分にできること

さて、自分の中のWHYをお話したところで、実際にどんなことをしているのかご紹介します。
私が今走らせているのは大きく分けて2つ。
①芸術の種をまく会】
【②全く新しい芸術との接点、楽しみ方を提案する展覧会】

①は先述の通り、第一回を10月に開催しました。
②については走り出したばかりで、公開できる情報があまり多くないですが、単なる展覧会ではなく、”新しいアートとの接し方、楽しみ方”を提案するものとなっています。さらにアーティストにとっても従来よりもお客さん(自身のファンになる可能性のある人達)との接点が広がるようなものにしていきます。今回限りの奇抜な取り組みにとどまらせず、この形を今より多くの人にとっての芸術との接点の新たなスタンダードにしていきたいと考えています。

少なくとも自分の知る限りでは誰もやっていないこと、意味と価値を提案し発信しているわけですが、事実アーティストの方や芸術に造詣のない社会人の方からも応援を頂いています。
不安なこと辛いことが多い反面、それだけ発見や学び、素敵な出会いが多いです。
そんな自分の足跡をぜひ皆さんにも見守っていただきたい、そして自分の考えに共感してくれる人が少しでも増えたらと思ってnoteを始めます。

次回は、先述の10月に開催した”①芸術の種をまく会”のサマリーを投稿したいと思っています。
乞うご期待!それでは!

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