2024年1月 良く聴いた音楽など、(2/2)

こちらは邦楽とゲームミュージック。


■FATE GEAR「Winds of fall」 2023年

「Winds of fall」のMVで知って購入しました。

美しく優雅にソプラノ的に歌い上げる「Winds of fall (feat. KOKOMI)」の良さも実感しつつ、歌詞に寄り添うような、憂いと覚悟を感じる「Winds of fall - Alternative ver. (feat. NANA)」に強く引き込まれました。
サビ中に柔らかなシンセの音色で奏でられるコードが、F→G→CではなくF→G7→Cな事で、一瞬懐かしい優しさを感じるのも素晴らしいです。

キーボードワークとコード感にプログレ色を感じる「Nocturnal Moon (feat. KOKOMI)」も好み。

・FATE GEAR "Winds of Fall feat.NANA&KOKOMI"

■THOUSAND EYES「Decade of Bloody Nightmare」 2024年

「Bloody Empire」と「Endless Nightmare」のリマスターと、ライヴ盤「Gallery of Despair - Live」の3枚組仕様です。

「Last Rebellion」、「Dead Night, Moonlight」、「Bleeding Insanity」、「Damnation Calling」、「One Thousand Eyes」など、改めて好みの楽曲をじっくり聴き返しました。

ライヴ盤ではリズム隊の重み、会場の一体感、演奏とヴォーカルの熱量によって、また別の魅力感じます。

フィジカルならではのアートワークとデジパックの良さも楽しめる、値段に見合った魅力あるパッケージでした。

■DIR EN GREY「19990120」 2024年

3曲通して聴きたくなるリメイク。原曲の感覚を残した「残 -ZAN-」、ギターとヴァイオリンの美しい音色と、叙情的なメロディ(特にAメロ)が琴線に触れた「アクロの丘」が好みでした。ベースソロも魅力的。
アートワークも美しいです。

■Pochakaite Malko「Doppelganger」 2006年

4曲入りEPです。
ヴァイオリンの緊張感と、暗黒プログレのピアノとベースの重さ。
良い意味で満腹になり切る前に終わるので、繰り返し何周も聴きたくなる作品。

■妖精帝國「metanoia」 2007年

ライヴをきっかけに、未所持だったアルバムを遡って購入しました。
完全にメタル化する前の音楽性ですが、ゴシックな世界観と質の高い音楽は変わらない魅力。

後に激しいメタルアレンジされる「Wahrheit」と「Hades: The rise」、すでにメタリックなアレンジの「Purify」が、今の音楽性に近く入りやすいです。
ラストの「hidden truth」は、神秘的な空気感の「Walhieght」のオルゴールアレンジ。

■多和田吏「組曲 イーハトーヴォ物語 シンフォニック・エディション」 2023年

諸事情により、チケットまで取っていた2023年末のコンサートには行けなかったのですが、その分、新年になってから切り替えた気持ちで聴こう、と決めていたアルバムです。

SFCソフト「イーハトーヴォ物語」のサウンドトラックを、オーケストラアレンジされており、ゲーム音源、ピアノソロとはまた違った魅力。同時に、どのアレンジでも変わらず、心をゆっくりと開いてくれるように感じます。
「街」、「少年の日」、「旅の日記」など、メロディの美しい楽曲に聴き入ります。

それは悲しいメロディでも同じことで、「イーハトーヴォ賛歌」、「海をみつめて」、「回想」、フルートのハーモニーが印象的な「雪景色」などを聴いていると、心に心地良い揺らぎが生まれるように感じます。

元々クラシックの印象が強かったチェンバロ曲「ある商人の一日」は、完全にあるべき形になったかのようなイメージ。
「カエルの親分」や「音楽祭~水車小屋」のような、聴いていると心が躍るような陽気な楽曲も含めて、アルバム全体がゲーム同様に旅のように感じます。

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