2024年1月 良く聴いた音楽など(1/2)
1月は気合を入れて臨むものが多かったせいか、エクストリーム系の音楽に多く触れた月でした。
■Gridlink「Coronet Juniper」 2023年
メタリックなリードギターとリフの構築感がありながら、絶叫ヴォーカルとブラストビートのエネルギーで、グラインドコアの炸裂する感覚も両立している、唯一無二の魅力。
速さの体感速度がアルバムを通しで聴いても落ちないので、何度もリピート出来る作風。ライヴでも観てみたいです。
・GridLink "Coronet Juniper" - Official Track
■Meshuggah「Chaosphere」(Remaster) 2024年
25周年記念リマスター版を購入。
歯車の噛み合った巨大な機械が駆動しているかのような美しさ。
意識せずに聴けば自然なのに、意識して聴くと明らかに凝っている、と言う絶妙なバランスなので、何年経ってもいつまでも飽きずに聴き続けることが出来るアルバム。
また「Corridor Of Chameleons」や「Neurotica」などを聴くと、メンバーが楽曲を「基本は4拍子」と言っている意味も分かります。
■Gordian Knot「Emergent」 2007年
2ndアルバム。Cynicのメンバー関係のアルバムとして、Cynic来日を思い返しつつ聴きました。
ヴォーカルレスのインスト形式ですが、思い出すのは、Cynicや、そのルーツのひとつであるKing Crimson。
構造的な美しさと、サビのメロディで感じる孤高の叙情性。
Cynicメンバーの集結した「A Shaman's Whisper」が素晴らしいです。
・A Shaman's Whisper
■Morbid Angel「Domionation」 1995年
威厳と妖しさを持ったリフに、突如切り込む流麗なギターソロが素晴らしく格好良いアルバム。
一般的に言う速弾きや、メロディアスなリードではなく、雰囲気を保った上で存在感のある独特な魅力は唯一無二。
■Thy Primordial「The Heresy of an Age of Reason」 2000年
先が読めるようなコード進行ではなく、邪悪ではあるものの甘口にならないブラックメタル。
激しさ続く中でも、6/8拍子など聴きやすさもあり、ブラストビートもバンドアンサンブルの中に溶け込んだ自然な音作り。
飛び抜けた名曲があると言うより、全1曲的に、耳疲れせずにアルバム単位でリピートできる作品。
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