2023年 良く聴いた音楽など、サウンドトラック編
アニメ、ゲーム、映画など、サウンドトラックだからこそ生み出される音楽があり、そうした作品で広がる想像力もまた魅力的だと実感します。
■結束バンド「ぼっち・ざ・ろっく! BOCCHI THE ROCK! SONG ALBUM」 2022年
作品の途中からガチな格好良さの楽曲が増えてきて見方が変わりました。最終的にはどの曲も好みに。
スネアに合わせて、上がる拳が目に浮かび、歓声が耳に聴こえてくるくらいの熱量。
変拍子と気怠さが両立する「カラカラ」、内省的な鋭さが特徴的な「あのバンド」などが特に好みでした。
・【Lyric Video】結束バンド「あのバンド」
■多和田吏「イーハトーヴォ物語 オリジナル・サウンドトラック」 2023年
30周年の時を経てリリースされたサウンドトラックです。
「街」の暖かな優しさ、「海をみつめて」の胸の痛む寂寥感、「雪景色」の空から降る雪を見上げているような心地…。
「この音色」だからこその心に染みる魅力を思い出しました。
オープニングの「イーハトーヴォ賛歌」からゲームの映像が思い起こされ、通して聴いてラストの「回想」で切なさを感じを覚えます。
■下村陽子「LIVE A LIVE HD-2D Remake Original Soundtrack」 2022年
HD-2Dでリメイクされた「LIVE A LIVE」のサウンドトラック。
どの曲も原曲の魅力的な部分はすべて尊重したまま、イメージそのままにグレードアップ。
各編のバラエティと世界観、最終編のクラシカルな要素を押し出した高揚感と緊張感、物語に沿った哀しみと怒り、そして喜びと希望。
リメイクと言うレベルを超えて、アレンジヴァージョンの最高峰と言える内容になっていて感動しました。
・『ライブアライブ』発売発表トレーラー
■MyGO!!!!!「迷跡波」 2023年
ヴィジュアルイメージから想起する「迷星叫」のような真っ直ぐなロックや、「栞」のようなアコースティックなサウンド。
それだけでなく、「壱雫空」、「音一会」のようなメロコア的な疾走感(と言うか爆走)、「詩超絆」、「潜在表明」のような激情系の語りを交えた曲、と様々なジャンルがあり、それが、歌声の個性で全て統一される感じ。
・【Official Music Video】詩超絆 / MyGO!!!!!
■Roselia「VIOLET LINE」 2023年
タイトル曲「VIOLET LINE」は、藤永龍太郎氏の作曲だからこその、新たな王道に辿り着いた印象。
疾走感のある「Call the shots」、メロディアスで祝祭感のある「Sunlit Musical」と、3曲バランス良く魅力的。
・Roselia「VIOLET LINE」リリックビデオ(Short Ver.)
■Ave Mujica「Alea jacta est」 2023年
これまでのバンドリになかったダーク&ゴシックな音楽性、確かな歌唱力。
バスドラとシンクロする刻みのリフなどヘヴィさもありながら、歌メロはキャッチー。
Diggy-MO'(SOUL'd OUT)の聴き流せない歌詞など、全てがミックスされた不思議なバランスで、他では聴けない魅力があります。
・Ave Mujica - 黒のバースデイ
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