岡山林業未来会
こんにちは。
粛々と未来の山を創る最強戦力、齋藤です。
私は百森とは別に、岡山の林業者有志で結成された「岡山林業未来会」に所属しています。未来会は岡山で誕生した設立4年目の新しい林業研究グループで、活動理念は岡山の労働災害をなくすことです。未来会メンバーは、森林組合や林業事業体でバリバリ現場作業に従事されている方からプランナーや行政に携わられている方まで三者三様です。主な活動としては森林業の啓発活動や担い手の育成事業、イベント参加、高校生徒に向けた林業体験会、保育園への木育出張など多岐にわたり精力的に行っています。
また2カ月に一度は定例会を開き、前回の活動の反省会や改善案の提案、今後の活動スケジュール確認などを行っています。
さらに伐倒技術の向上のため「未来塾」を開催し、安全かつ正確な伐倒の基礎技術を学び合う場を設けるなど個々の能力アップにつながる活動もしています。
林業の死亡災害の3分の2が伐倒の失敗によるものとも言われており、労働災害の発生率は全産業平均の約2倍です。どれぐらい危険な仕事かということを過去の記事で少し触れています。
国策として謳われている林業成長産業化うんぬん以前にこの現実を真摯に受け、労働災害に対する方策を真剣に講じていかなければ、林業の担い手がいなくなってしまうだけでなく、未来の若者が林業を敬遠する要因になってしまいます。
私は岡山林業未来会での活動を通して、皆の林業に対する熱い志に毎回良い刺激を貰っています。林業が危険な仕事であることに変わりはありませんが、だからこそ林業が超安全な仕事になってほしいと心から思っています。現在は熊本にも未来会の輪が広がっています。今後は全国にもこの未来会の輪が拡散されていくような活動を続けていきたいです。
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