時間を大切に

私の勤め先の敷地内で爆破予告があった。
それを知ったのは14時半頃。
爆破時刻は15時半以降らしい。

部長からはキリのいいところで帰宅してもいいとのこと。
課長は同じ敷地内でもここは大丈夫じゃね?とのこと。
係長はノーコメント。

帰宅するもしないも自由意志ということみたいだ。

こういう時、あなたはどうする?
気にせず仕事する?
爆破が怖いから帰る?
役職上帰れないから帰らない?
役職上帰りにくい立場だけど部下達が帰りやすい雰囲気を作るために帰る?
爆破怖いけど仕事が終わらないから仕事する?
爆破怖くないけど帰れるチャンスだから帰宅する?
皆んなが帰るなら帰るし、皆んなが帰らないなら帰らない?
色々な選択肢があると思う。
どの選択肢を選ぶかでその人達が何を大切にしているかがわかるような質問だ。

私はラッキーー!と思って、キリのいいところまで仕事をして帰宅した。最初は最後までいようと思っていたが一部の人は帰宅しているという情報を聞き便乗した。便乗することを決意した。私のグループ員のメンバーは誰1人として帰らないみたいだった。このグループ内では帰宅したのは私だけだった。なんて非難されるかは分からないが私にとっては時間が1番重要だから帰宅した。それまでのことだ。

そこでふと思ったのは帰宅しなかった人だ。
なぜこの人たちは帰宅しないのだろうと思った。
早く帰れば家族との時間が増えるのに。
早く帰れば子供との時間が増えるのに。
早く帰れば映画一本見れるのに。
早く帰れば1時間多く睡眠を取れるのに。
早く帰れば運動できるのに。
早く帰っても帰らなくても給料は同じなのに。
あなた達は時間が大切ではないのか?とも思った。(私も1番最初に帰宅を決意できていないので大きな声では言えないが)

帰宅しないorできない人たちの中で1番タチが悪いのは帰宅するチャンスがあったにもかかわらず自分は帰宅せず、帰宅している人たちに非難を浴びせる人だ。こういう人たちの脳内回路を見てみたい、この人たちの大事なものが何かを知りたい。

1日は1440分しかない。私に取ってはこの一件で今日という日が60分増えたようなものだ。人は生まれた時から死へのカウトダウンが始まっている。やっかいなのは死ぬまでの残り時間が分からないことだ。残り時間が分からないからこそ人は明日も明後日も人生は続くと錯覚している。だがそうではない、今この時間も死へのカウントダウンは続いてる。死ぬ間際にもっと時間が欲しかった、、もっとやりたいことがあった、、とか後悔しないように人生を生きよう。

いずれにせよ、突如現れた問題に瞬時に決断することが人生では重要である。重要な決断は自分の頭でよく考え、何を大切にしているか?を基準に決断しよう。決して周りを見て同調したり、人に決断を任せたりしてはいけない。自分の人生なのだから自分の人生に責任を持って決断をしよう。

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