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最終回! 写真で見るポルトガル旅行:Belém、Cascais、Sintra

旅行記も最終回。書く方も見る方も疲れてくるので、最終回は簡単に写真でざっと終わりにしたいと思います。Cascaisで5年ぶりの友人にも会うことができて思い出いっぱい、〆です。

Belém

リスボン旅行者が多分ほぼ100%訪れるBelém地区。ここで行ってみるべきもの(するべきこと)は4つ。

(1) Pasteis de Belém


ポルトガルといえばこのエッグタルト(パステルデナタ)なのはご存知と思いますが、専門店がいくつもこれでもかとあります。その中でも多分一番有名なのがココ。テイクアウトとイートイン、両方あります。

お決まり、シナモンかけて食べます
外がやや焼けすぎか?というところまでカリカリに高音で焼いてあって
出来たてで、バリバリ、とろ〜りが絶妙
”1820 年の自由革命の結果、ポルトガルのすべての修道院は閉鎖され、聖職者は追放、 生き残るための試みとして、  1837 年この「パスティス・デ・ベレン」が作られ販売されるようになりました。当時、ベレンの地域はリスボン市からのアクセスが悪く、主に蒸気船でのみくることができた状態だったのにも関わらず、修道院発祥のこのおいしいお菓子はすぐ有名になりました。
古代からの「修道院発祥の秘密のレシピ」は現在まで変更されていません”
Crepe de legumes Vegetable crepes まさに春巻き
Pastéis de bacalhau: Codfish fritters バカリャウコロッケ(何度目?)
Rissol de camarão : Deep-fried prawn turnover(コロッケの変形)(美味しかったです)

(2) 聖ジェローム修道院 (Mosteiro dos Jeronimos)

遠くからでも見える存在感が半端ない白い修道院、Pasteis de Belémからも歩いてすぐです。

とは言ったものの、今回も長い行列で待たされること>60分。ちょうど目の前に一人旅行という北京から来た女子とおしゃべりしながら待ちました。彼女、我々が手に持っているガイドブックを見ると驚き、この北京女子曰く、中国の若者にもう「ガイドブック」は存在せず、すべてオンライン・携帯で情報を得るのだそうです。そうだろうな、IT社会の中国、かなり進んでいますね。

ユネスコの世界遺産 世界の海を制覇したポルトガルの探検バスコ・ダ・ガマのゆかりの教会
中庭と回廊
ポルトガルの「Manueline建築様式」というらしい
ロープの結び目などのモチーフがレース網のように随所に見られる
あまりにも豪華で繊細で、白い骨のようにさえ見える
この繊細さ
花の中に迷い込んだかのような完璧なアーチ模様
つながっているChurch of Santa Mariaも統一されたデザイン

(3) Belém Tower

前述の修道院と同じポルトガルManueline建築
もう並ぶのに疲れて中には入りませんでした
波打ち際のセッティングがドラマチックロマンチック
写真で見ていた時には大きさはもっと大きい要塞なのかと思っていました

(4) 発見のモニュメント

何度も写真で見たことがあった発見のモニュメント、上記のBelém Towerが写真で想像していたものより小さかったのの反対で、こちらは写真で想像していたものよりもずっと巨大だったのです、すごい迫力。先頭のエンリケ王子は人間サイズではなく多分8メートルくらいはありそうです(モニュメントそのものは52m)

発見のモニュメント
独裁者サラザール時代に作られた、過去のポルトガル栄光の時代へのロマン思想を反映
確かに独裁者でないとできないサイズ感ではある
こういう時、写真の2次元の感覚って当てにならない、
大事なのは行ってみて初めてわかる3次元だなと実感しますね

リスボンに戻ってきて、Baixa地区の老舗らしいお店で家飲み(ホテル飲み)用のハーフボトルを購入。

お宝がたくさん置いてある上に、アドバイスを求めると対応して色々相談に乗ってくれる
Douroワインが気に入っている 右は自分用に買ったお土産




Cascais

去年の12月にポルトガル旅行を決めたあと、CascaisにFIREして住む友人(仮名:グレゴリー)に連絡をとったのが1月、遊びにおいで〜 ベッドルーム+オンスイート、勝手に使っていいよという言葉に恐縮しつつも喜んで2泊の予定組み。

ところが旅行中にグレゴリーからWhatsappのメッセージが来て、

「実は来月引っ越すことになって今家中段ボールだらけ。そういうと遠慮して、急遽予定変更とかすると悪いと思ったから、言わなかった。代わりにこっちで勝手にホテル予約しておいたよ、ごめん」

とのこと。ごめん、はこっちなんだけれども、Cascaisの駅まで迎えに来てくれて、グレゴリーと3人で彼の予約してくれたホテルにチェックイン。

「自分の部屋も予約した、引越し疲れからの休暇wで俺も泊まります」

という気遣いが完璧なグレゴリー。ちなみに、彼はゲイなので、大好きだけど、全くどう間違っても恋愛に発展するということがない、100%安全地域にいる男。これって男友達としては本当に理想的だよね。

彼の予約してくれたホテルは、我々だと多分選ばないだろうなあというビーチフロント、Sea Viewのホテル。こういう違う感じもまた楽し。

Hotel Baia https://www.hotelbaia.com/

ホテル グレゴリー(友人)が確保して支払いまでしてくれたSea View バルコニー付きの部屋
大きなホテルらしい、色々選べるコンチネンタルビュッフェブレックファスト

グレゴリーの案内でCascaisを一緒に散歩しました。ああ、持つべきものは友、これまでのポルト、リスボンとは全く違う、他人任せの旅、これはいい。

市内インスタ映えスポット
グレゴリーの観察によると、Cascais市内、観光客がよく写真を撮りに来てるという変わった木
後で調べたらバオバブの木の一種、palo borrachoという名前だそうです
この膨らんだ幹が確かにインスタ映え、とてもユニークです
Cascais市内の道路はとても美しく整備されていました
こういう石畳の道路が好き
ブラジル人のものすごい身体能力を発揮しているビーチバレーを観戦しながら、3人でカヌレ。
カヌレにしたのは、グレゴリーがカヌレを食べたことがないというので。
カヌレは私の中ではトップ3に入る大好きなお菓子。
私とグレゴリー
casa de Santa Maria
1914~1918 そのころを象徴するようなのポルトガル別荘(私有),
Casa Portuguese 今は美術館になっている
私ここになら住んでもいいな
Boca de Inferno 地獄への口(くち)
この時期にこんなに人がいるなんて!とグレゴリーが驚いていたので、
我々の旅していた時期はやっぱり人が多かったみたいです
夕飯:O Pescador Cascais市内(ガイドブックに掲載されていた海鮮系レストラン)
3人で4種のハウスワインを飲み回しました(赤、白、緑、ロゼ)
チーズは羊のAzeitao Cheese (ポルトガル産)、とろけていて美味
Bacalhau a Bras (Salt Cod, Potatoes & Eggs)
今回のバカリャウはポテトフライが上に乗ってる一度食べたかったやつで
左 タコのCerviche,  右 メカジキのカルパッチョ 

翌日はグレゴリーの自家用車の運転で、Sintraへ

Sintraには

  • シントラ宮殿(Palácio Nacional de Sintra / Palácio da Vila) - 14世紀にジョアン1世によって建てられた夏の離宮。

  • ペーナ宮殿(Palácio Nacional da Pena) - 19世紀。大きな庭園の中にある。

と2つも見所の宮殿(パレス)がありますが、どちらも距離はそう離れていないので、1日で2つ見る予定にして出発。

噂によると、

シントラ宮殿は外よりも中
ペーナ宮殿は中よりも外

が見どころ、という対比も面白い。

シントラ宮殿 Palácio Nacional de Sintra

夏の避暑地用の宮殿。

Sintra到着
背が高くて、青い目が綺麗なグレゴリー、許可なく掲載(最後まで迷惑かけっぱなし)
ちなみに、私のゆるジーンズはこんな感じです
カササギの部屋。こんなふうにカササギが100羽以上も描かれている天井は見たことない
シントラ宮殿のシンボルである2つの煙突
煙突はキッチンに繋がっており、キッチン側から見た煙突です


ポルトガルのお菓子は種類がたくさんあって覚えられない
これはグレゴリーが買ってくれたアーモンド菓子
私はアーモンド菓子が好きなので、たまらなく美味しかった


ペーナ宮殿(Palácio Nacional da Pena)

SintraからPenaへ車ですぐのはず。グレゴリーの車に乗り込んで出発し、Google mapで設定するも、左折しなくてはいけない場所に大きな看板が出ていて、左折禁止。許可ない車は入れないとのこと。ここを迂回してぐるぐる回ってさらにぐるぐる回って2周するけれども、どうやってもPenaに辿り着けない。

後で聞いた話によると、最近、

「Pena宮殿にはマイカーの乗り入れ禁止」

になったのだそうです。

結局Sintraに戻って、駐車して、ブラジル人の運転するTukTukを借りて(TukTukと許可をとっているツアー者のみ乗り入れ許可なのだそう、それはTukTukのドライバーに聞きました)ようやくたどり着いた時には、もう建物内見学時間が終わっていて、庭園のみのチケット。でも庭園とPena宮殿の一部は見ることができました。

坂になっている庭園を登っていくと、宮殿が丘の頂上に建っている
ディズニーランドのような派手さでびっくりしますね
あなたは誰?
絶景でした

ちゃんと前もって調べてなかったので、グレゴリーに狭いカーブした道を何度もウロウロと迷子にさせてしまったことが申し訳なくも、無事、ホテルに帰ってきました。

最後の夜
夕飯:最終日は血迷ってJapanese Sushi Restaurantに行ってしまった . . . 
この派手な握り寿司はやっぱりポルトガルならでは。
このSushiレストランはグレゴリーの行きつけで
結局彼のツケになるという、もう至れり尽くせり状態


完。


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