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KaguyaBooksアンソロジー

現在、クラウドファンディング進行中のKaguyaBooksのSFアンソロジー(仮)に参加させて頂くことになっています。

2回にわたるコンテストの受賞者・最終選考者そして公募な何名かの方が加わってバラエティー豊かな一冊になるでしょう。また「冬眠世代」がとっても素晴らしかった蜂本みささんの長編も刊行されるようでわたしもサイン入りのやつを先行予約してみた。すごく楽しみです。

ハヤカワで受賞して以来、宣伝がてらTwitterでぼちぼち活動するようになり、前の記事にも書いたゲンロンSF講座の方らを含め、ありがたいことにたくさん人と繋がることになったのだが、そんななかバゴプラのこともふと目にしたのだった。

オルタナティブ(言葉の意味はよくわかっていない)なSFメディアが立ち上がったとうことで、なるほどなぁと他人事のように眺めていたものの、はじめは正直自分と関わることがあるとは一ミリも考えていなかった。コンテストのことも仄聞していたが、楽しそうだなと思いつつも、あまり深くコミットするイメージが沸かなかった。

第二回のコンテストに応募することになったのは、何かと人を公募に出させたがるバトル好きな友人N氏(中年サイヤ人)に勧められたからだった。根が素直な新人であるわたしはひとつでも多く人目に自分の作品を披露するべきだと考えていたので、よしやってみようとなった次第。

幸運にも『スウィーティーパイ』が最終選考に残り、多くの人の読んで頂けることになり、よかったと思う。なにより刺激になった。続いてアンソロジーのお話を頂き、スタッフの方とやり取りをしているとそのとってもアットホームなコミュニケーションが自分には合っているなと思った。

既存の出版社もいろいろだろうけれど、わたしの経験した限りでは和気あいあいと楽しく、堅苦しいことの苦手は自分にはこんな感じが居心地いいのかもしれない。ま、そんな流れであれよあれよという間にけっこういろいろと関わることになり、光栄にもさしてネームバリューもないわたしに応援コメントなども任せて頂いた。

自分の関わったものにはやっぱり成功して欲しいので、是非クラウドファンディングをよろしく。と言いたいのはそれだけ。リターンも魅力的で「わたしの小説の書き方」はとくに一見の価値ありと思う。正解のない執筆のセオリーだが、その道を志す人にはヒントになることもあるはず。わたしも自分のやり方を見直すいいきっかけになった。

さらにわたしが専門学校でマンガ・ゲームのカレッジで教鞭(SMチックなこの単語を使ってみたかった)を取っている「発想学」の講座もリターンに入っております。わたしなりに粉骨砕身やってみますので縁がありましたらお会いしましょう。

さて、アンソロジーに収録する作品はディストピアっぽいものになる予定です。テーマは検閲です。詳しくは今月中に配信するのでよろしければお聴きください。

なお、SF作家協会が早川書房とタッグで企画した2048年アンソロジーがまもなく出版されます。ディストピアといえば、そちらのほうが相応しいのかもしれませんが、なぜかKaguyaBooksの方へ出しました。

一方2084年の方にはこれまたなぜか京都を舞台にした作品を提出したのです。あとからkaguyaさんが京都SFアンソロジーを企画されていると知り、わたしはなにかもズレているだと暗澹かつサイケデリックな気分になりました。

脱線しましたが、そういうことで。ガリガリご支援頂いてよい本を出せたら最高なので、最高なことに目のない皆さんよろしくお願いします。


リロード下さった弾丸は明日へ向かって撃ちます。ぱすぱすっ