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道険笑歩 〜自己紹介〜

どうも、亀田です。

Profile

まずはざっとした経歴から。

  • 1991年:誕生(2024年3月現在、32歳)

  • 2014年:神戸大学経済学部卒

  • 2014年:住友商事新卒入社 

    • 2014年〜:資源・エネルギー部門:主に原子燃料=ウランの鉱山投資

    • 2018年〜:米国住友商事 炭素部門:コロラド州デンバーに1.5年

    • 2020年〜:住友商事 資源・エネルギー部門:原子燃料バックエンド

  • 2020年:マイクロ波化学参画

    • 2020年〜:事業開発部

    • 2021年〜:ケミカルリサイクル事業室長兼務

    • 2022年:東証グロース市場上場

  • 2024年:EIR(客員起業家)@ANRI

趣味は、スポーツ(ラクロス、ゴルフ、スノボ、野球)、旅行、本

noteを始めた理由は2024年3月から独立系VCのANRIのEIRとして活動することになり、いよいよ新たなスタートアップの起業に向けた生活が始まったから。
その活動の記録と自分の頭の整理のために書いていきたいと思う。

EIRとは

EIRってなんやねん、という人も多いと思うので簡単に説明する。EIRの働き方は、大きく下記の2パターンに分かれる。

  1. 特定の既存シーズを元に経営者候補として参画するパターン

  2. シーズ探索の段階から参画するパターン

また、所属先としては3パターンに分かれる。

  1. 大学

  2. VC

  3. 事業会社

僕の場合は、2.2.のパターン。

一部のVCや大学では正社員として採用され起業家活動以外の仕事もするパターンもあると聞くけど、僕の場合はANRIの正社員ではない。
とはいっても普段はANRIのオフィス(最高のオフィス)で働かせてもらっているし、ANRIの名刺(客員起業家@ANRI)を持って働いており、このへんは外部から見た場合にはどうでもいいことなのかもしれない。

EIRはわりと新しい制度で特に日本ではまだ聞き慣れない人も多く、実際スタートアップ界隈でもこの言葉を知らない人の方が多いくらいかもしれない。

EIRのメリット

EIRの良い点は、今までの常識では僕のような事業サイドの人間が技術系のベンチャーを起こそうとすると、起業準備のために一旦収入ゼロにして個人でシーズを探し回るか、あるいは本業の片手間でやるかどっちかがほとんどだったと思う。
一方でEIRは一定の収入を得ながら起業準備を行えるという点が起業を志すものにとってのハードルを大きく下げることができる。さらに、

  • VCの持つネットワークやリソースを使わせてもらってシーズ探索できる

  • EIR自身のことを間近で見てもらうことで起業後に投資してもらいやすくなる

というようなメリットもあり、起業を本気で考えている人にとって非常に良い制度だと思う。

VCからみるとその活動に費用を払うことはリスクになるが、下記のようなメリットがあると考えられる。

  • 自分たちの投資テーマに沿った起業を促進できる

  • 経営者候補を見つける手間が少し省ける

  • 経営者候補の人物像を理解しているため投資しやすい(または投資しない判断をしやすくする)

僕はいわゆる「Climate Tech」のスタートアップを起こすことを想定しており、今後シーズ技術と共同創業者(CSO or CTO)を探して共同創業する、というのがマイルストーンになる。ただし、起業は手段であって目的ではないので、自分が納得できるテーマが見つからなければ起業は諦めて別の道を探す可能性もないわけではない。

新卒から現在まで

話を戻して僕について。
元々大学時代くらいから漠然と「将来は起業するぞ」と考えており、それを軸に「経営が学べ、優秀な人たちと一緒に働け、且つ海外での事業機会が多い」という3点を軸に就活を行い、住友商事に内定をもらったことで新卒で入社することになった。

商社の事業の2つの柱であると言われる「事業投資」と「トレード」を幸いにも早めに経験することができ、また1.5年という短期間であるもののアメリカ駐在の機会をいただいた。また、コロナ禍やプライベートでも大きな変化があったりして次のステージに進むことを考え始めた矢先にマイクロ波化学からお声がけいただき、2020年にマイクロ波化学に参画することとなった。

この時はいきなり起業するということはほとんど考えられず、まずは間近で「起業家」の元で働き、とにかくなんでも吸収してやろう、起業はその後に考えようという思いだった。
僕は文系人間だが、住友商事時代に理系の先輩から大学の研究の課題感をよく聞いており何とかしたいと感じていた。また、鉱山関連の事業やメーカーの代理店事業を行なっていたのである程度技術にはキャッチアップできてきたし、何とかなるだろうという根拠のない自信もあった。

そして縁あってマイクロ波化学に参画し、僕より2年ほど早くマイクロ波化学に参画していた人と2人で事業開発を行なっていくことになった。
事業開発をするためには当然ながら自社の技術や事業の理解を行う必要があるが、当時の僕は「ポリマー」「ナノワイヤー」「電磁場」「知財戦略」といったこの世界では当たり前のような単語すら一々ネットで調べないといけないくらいの知識量しかなかった。。。
マイクロ波化学のみなさんにこの時期を支えてもらったのは本当に感謝している。

そんな状態から開始したが、6ヶ月くらいで仕事が板についてきて、会社として2022年6月の上場、2022年度決算で黒字化達成、2023年度は入社時比売上4倍(見込み)など短期間での飛躍的な発展に対して一定の貢献ができたと思う。

そして去年の夏ごろにANRIからエージェント経由でEIRの話をいただいた時、「いよいよ自分の出番がきた」と思い、EIRとしてチャレンジしていくことを決めた。
マイクロ波化学での引き継ぎなどを終え、いよいよ3月1日からEIRでの活動がスタートした。

意気込み

最後にタイトルの意味ですが、「道険笑歩」は読んで字のごとく、険しい道でも笑って歩こう、というもの。
今後の道は想像を超えて難しく、時に心が折れることもあると思うが、そんな時にでも笑って進んでいけるような強い人間でありたいと心から願っている。

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