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05 「ご愁傷様でした」の代わりに。

昨日、東京在住の友人と「酒処てらやま」で食事をしたあと、「とんかつ清水」へ行った。

ここは、11時〜夕方まではザ・とんかつ屋さんだけど、20時過ぎの客にとっては「バー」。小腹が空いていれば名物のカツサンドも頼める、京都の2軒目に欠かせない場所だ。

店主の清水さんは、YouTubeなどを駆使して自分のケータイから音楽を流している。だいたいは昭和歌謡。今日も数分で八神純子の「思い出は美しすぎて」が流れた。八神純子の一般的な歌は「みずいろの雨」か「パープルタウン」なので、「お、これかけるなんて、さすが清水さん! 私も先日、金沢で歌ったよ」と内心思っていた。

その次にかかったのが、井上陽水の「飾りじゃないのよ涙は」だった。

あれ?

その次が、大橋純子の「シルエット・ロマンス」。

ここで気がついた。先日、私がFacebookに投稿した、父の通夜が行われた夜に弟とカラオケスナックで歌った曲のリストをかけてくれているのだと。

続いて、アン・ルイスの「六本木心中」、松山千春「さよなら」。そして次の荒井由美「ひこうき雲」で、涙腺崩壊。ティッシュで涙を拭き拭き、小さな声で歌った。東京の友達は何も言わずに、隣に座ってくれていた。

   ***

弟と歌ったリストは以下のとおり。

菅田将暉「さよならエレジー」
八神純子「思い出は美しすぎて」
井上陽水「飾りじゃないのよ涙は」
大橋純子「シルエット・ロマンス」
アン・ルイス「六本木心中」
松山千春「さよなら」
荒井由美「ひこうき雲」
浜田省吾「もうひとつの土曜日」
LOOK「シャイニン・オン君が哀しい」
アイランド「STAY WITH ME」
松原みき「真夜中のドア」
松山千春「恋」
Dreams Come True「LAT.43°N」
アリス「今はもうだれも」

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