ヒサノ、神さまになるってよ。【上編】
ふと思ったんですよね。
「神さまになりたいな〜」って
というわけで
神さまになってみた
改めまして、どんなにムチャする系YouTuberでもやらない企画を一時のノリと勢いだけで始めてしまい、一晩にして神さまになった男
ヒサノモトヒロです。
事の発端は、僕が思いつきでTwitterに投稿したこのツイートでした。
とはいえ正直な話、こんなに反響があるなんて思ってなかったんです。
なにせ、神さま宣言をしてから30分後には、オーストラリア支部が出来たんですから。まだ本部もできてないのに。
もうね、ちょっと怖くなって、とりあえず一旦寝たんですよ。
そして翌朝、Twitterを恐る恐る開いてみたら、まあ案の定というかなんというか、入信希望のDMが殺到していましてね。
経典も出来ていないし、聖地はおろか、宗教の名前だって決まってないのにですよ?
僕正直思いました、日本の若者大丈夫かよって。
ましてや「是非お布施を入金させてください」という旨のDMまで来ていたもんですから、世も末です。
まあなんにせよ
僕は神さまになったわけです。
とはいえですよ。
神さまになったは良いけれど、蓋をあけてみれば僕は所詮フリーランス気取りのフリーターな訳です。
奇跡を起こすこともできなければ、願いも叶えられませんし、僕が何かをおぼしめしたところで何も変わりません。
神さまって無力です。
今回こうして神さまになって、実際に宗教を始めてみたわけですが、宗教って始まってしまえば神さまは何もしないんですね。というか何もできないんです。
神さまは神さまとして、ただそこに存在しているだけなんですよ。
なんか哲学っぽいな。
じゃあ哲学ついでに
神さまとは何か?
僕はね、そんなことは知りません。
というかそんな事を考えられる頭があったら、きっと僕はもっとちゃんと金を稼いで、今の様に金欠に苦しめられたりもしないだろうし、何より「神さまになりたいな〜」なんて事を口走ったりもしないんですよ。
でも思うんですよね。
神さまが何かは分からないけど、この地球上にたった一人でもそれを神さまだと定義している人間がいたら、それはもう神さまなんじゃないかなって。
そして幸か不幸か、僕のことを神さまだという人がちらほら出てきてしまったので、もはや誰がなんと言おうと
僕は神さまなんですよねぇ
こんな神さまですみません。
ただね、なにも僕だってみんなに無条件で崇めて貰おうなんて考えていません。
本当に何もしない奴が神さまにになんてなれないんですよ。何か少しでも信者さんの役に立てないと、僕も神さまでなくなってしまうわけです。
宗教って、ギブアンドテイクですから。
なので僕は考えました。
あいにく神さまには何の能力もないので、直接的には何もできません。
なら、教義をめっちゃ役立つものにしてしまおう。
神さま冴えてました
そうして出来た教義のプロトタイプがこちら
1.出来る限り定時退社をしなければならない。もし残業をする場合は、出来るかぎり短時間に収めなければならない。もちろん残業代は確実に満額受け取らなければならない。
2.有給は全て消化しなければならない。また、有給休暇中は自分の好きな事をするべきである。
3.育休は最大限利用しなければならない。また、育休中は仕事を忘れて、子供をおもいきり可愛がらなければならない。
4.魔法の言葉『宗教上の理由で』を遠慮せず使用し、1〜3の遵守に努める事。
これはもう
革命ですよ
自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃよく出来ている。
誰も損する人はいないし、実に平和的。
さらに社会的にも慈善的であり、人道的。
そして驚くべき事に、実に実用的。
我ながらいい出来でした。
実際この教義の出来が良すぎた結果、この教義を目当てにたくさんの入信希望者が殺到してしまったわけです。
ただ
これだけじゃ弱い。
まず、経典を作るわけですから、4つじゃ話になりません。
さらに、僕は頭の出来が残念なので、ここから一人でどうこうするのは現実的に無理。
そして何より、僕は宗教をよく知らない。
ヤバい
信者を集めよう。
僕に出来ないことをしてくれる、信心深い信者を。
インディードで募集をかけようか、それともビズリーチで中途採用をしてやろうか。
いや
会合を開こう!!
予定していたより大きくて、自由参加の、そんな会合を。
元々考えていたプランでは、僕が面白そうな人に個人的に声をかけて、小規模な会合で宗教のベースを作ろうと思っていたのですが、もはやそんな規模の話ではなくなってしまいました。
とにかく、人材が必要だ!!
・頭のいい人
・宗教に詳しい人
・信心深い人
こういう人達がいないと、宗教は成り立たないんです!!
まして神さまはズブの素人、頼む信者よ
神さまを救いたまえ!!
必死の募集。募集に次ぐ募集。
オンライン参加の導入、ひたすら募集。
そして、一抹の不安を抱きながら迎えた会合当日。
神さまはめっちゃビビることになる。
続く
経典発表まで、あと3日
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