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恐怖が薄まる状態。「本当の勇気」とは?

お世話になっております。

ヘボ士業でございます。

私は昔からかなり臆病です。

夜のコンビニへ向かえば、「ギャハハハ!マジウケる!」「ありえねぇ!」などと叫びながら微笑んで金属バットを振り回す、ならず者がたむろしていないか警戒をしたり家の廊下にゴキブリさんが出現したので氷殺ジェットでカチコチに凍らせたのに氷が溶けたらまた動き出すのでは(メトロイドかよ)と怯えたりして過ごしていました。

そんなこんなで五十年近く生きてきましたが、ビビリは相変わらずです。

しかし一度だけ、危険に対して一切の恐怖なく向き合えた体験があります。

異常者と対峙して

詳細をお話ししてしまうと不快に感じる知人がいますので編集させて頂きます。

大体こんな状況でした。

ある行為により、精神に異常をきたした男が包丁を持って私に向かってきました。

私の側には、ある知人がいます。

私が逃げれば知人がどうなるか分かりません。

私はこの包丁を持ったバカのことも知っており、人を刺して刑務所行きになるのは得ではないことくらいは計算できる知能はあることを知ってはいました。

しかし、とにかく相手はまともではないので、都合のいい判断は危険です。

私は知人の前に立ち、包丁を持った異常者と向かい合いました。

この時、恐怖をほとんど感じていなかったのをハッキリ覚えています。

とはいえ、さすがに「刺してみろ!」は口に出来ませんでしたが。

異常者も私の態度が予想外だったようで若干、動揺していましたが、どうしても私を怯えさせたかったのか悔し紛れに包丁の刃を私の左腕に乗せ、スッと引いた後、逃げ去って行きました。(私が警察に通報したことに気が付いていたようです)

痛みはありませんでしたが、私の左腕には5㎝ほどの長さの赤い線が浮かびあがり、わずかに血がたれていました。

この傷は今でも残っています。

「本当の勇気」とは

それ以来、時々思い返してみるのですが何故、あんな事が出来たのか分かりません。

まだPM8:30でも「もう夜が深い・・・」などと怯え、コンビニの駐車場を警戒するヘボがですよ?

ぼんやり感じていることですが、あれが「本当の勇気」という物だったのかもしれません。

知人を守るために逃げる選択はありませんでした。

異常者に対峙する以上、腹を括るしかなかったとも言えます。

事故や災害現場などで、危険を顧みず英雄的な行動を取る人のニュースをたまに目にします。

最近では不意に熊が家族の食卓に侵入し、食べ物を食い散らかす動画がネットニュースで流れていたのを目にしました。

逃げ遅れた母親は座ったまま子供を抱きかかえながら、冷静に熊の様子を眺めています。

熊に背を向けた方が危険だと知っていたのでしょうが、子供が恐怖で叫ばない様、優しく目を覆い隠して座したまま、脅威が去るのを待っていた様子は、多くの視聴していた人達を驚かせたのではないでしょうか?

どうやら「本当の勇気」は本当に危険な状況時のみ発動するみたいです。

ビビリの私としては、そんな状況に置かれるのはマジで御免ですが、万が一その様な場面に遭遇した際は、また「本当の勇気」が発動できることに期待したいです。

よろしくお願い致します。





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