マクドナルドのコーヒー売り上げ高の2日間分に相当する270万ドル(約2億7000万円)を懲罰的損害賠償額

さらに、マクドナルドのコーヒー売り上げ高の2日間分に相当する270万ドル(約2億7000万円)を懲罰的損害賠償額としてステラさんに支払う判決が下されました。

- コーヒーをこぼして多額の賠償金を得た「マクドナルド・コーヒー事件」の真実 - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20131025-truth-of-stella-liebeck-vs-mcdonalds/


 記事を読む進めると、「しかしながら、最終的に双方の間に和解が成立し、マクドナルドは50万ドル以下(約5000万円)の和解金をステラさんに支払っただけで、ステラさんが数億円の賠償金を受け取ったという事実はありません。」とありました。

事件の一部始終[編集]
1992年2月、ニューメキシコ州アルバカーキのマクドナルドで、ステラ・リーベック(Stella Liebeck、1912年 - 2004年8月4日、当時79歳)とその孫がドライブ・スルーでテイクアウト用の朝食を購入した。ステラはその後、マクドナルドの駐車場で停車しているときにコーヒーを膝の間に挟み、ミルクとシュガーを入れるためにコーヒーの蓋を開けようとした。そのとき、誤ってカップが傾いてしまい、コーヒーがすべてステラの膝にこぼれた。

コーヒーはステラが着用していた服に染み込み、ステラはコーヒーの熱さに叫び声をあげた。運転していた孫は、最初はただコーヒーをこぼしただけと思っていたが、徐々にただ事ではないことに気付き、服を脱がせるなどの処置をして近くの病院へ向かった。最寄の病院は満杯であったが、その次の病院は空いていたためステラは収容され、第3度の火傷であると診察された。



- マクドナルド・コーヒー事件 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E4%BA%8B%E4%BB%B6


 刑事事件ではなさそうですが、事件となっています。平成4年2月の事件というのも意外ですが、提訴の時期と、判決の時期が、見当たりません。見落としかもしれないですが、分かりづらくなっています。

 さきほども少し見かけていましたが、「日本では、2012年3月6日にNHKBS1のBS世界のドキュメンタリーで放送された。」とあるので、日本で知られたのは2012年以降になるのかもしれません。

 懲罰的賠償が、そのまま被害者に支払われるよう話になっていましたが、最終的には和解で決着していたようです。

 さきほど読んだ記事とは、違っているようですが、「その後、和解が成立し、マクドナルドは60万ドル未満(非公開)の和解金をステラに支払った。」というのを発見しました。

 「145.59 円」となっています。60万円に100円を掛けると60,000,000となりました。6千万円です。弁護士費用が情報として見当たらないのも気になるところですが、宣伝効果があったのかもしれません。


punitive damages(懲罰的損害賠償)判決の日本での効力
日本の法制度にはpunitive damages(懲罰的損害賠償)の制度はありませんので、日本の裁判所において懲罰的損害賠償が認められることはありません。外国で下された判決を日本で執行する際には、日本の裁判所において外国判決の承認決定を得る必要があります。日本の裁判所は外国判決が日本の公序良俗に反すると判断する場合は、外国判決の承認を行いませんので、仮に外国判決が日本の公序良俗に反すると判断される場合には、外国で下された判決を日本国内で執行することはできないことになります。1997年7月11日、日本の最高裁判所は、カリフォルニア州の裁判所で認められた懲罰的損害賠償金について、日本の公序良俗に反していると判断しています。その結果、日本ではpunitive damagesの判決を執行できないというのが実務の考え方になっています。

- punitive damages(懲罰的損害賠償)について教えてください。|英文契約のQ&A|英文契約書の翻訳や作成、確認や交渉などは栗林総合法律事務所へ https://www.english-contract.jp/faq/detail/post_4524/

 少し調べると、とてもわかりやすい情報が出てきました。判例変更を試みる弁護士はいないのかと気になります。


追記:

記事を読む進めると、「しかしながら、最終的に双方の間に和解が成立し、マクドナルドは50万ドル以下(約5000万円)の和解金をステラさんに支払っただけで、ステラさんが数億円の賠償金を受け取ったという事実はありません。」とありました。

- マクドナルドのコーヒー売り上げ高の2日間分に相当する270万ドル(約2億7000万円)を懲罰的損害賠償額|市場急配センターの金沢弁護士会事件\金沢地方検察庁御中 https://note.com/hirono2020kk/n/nf0bc98dc549f

 ページが開いたままで、上記の引用部分がそのまま表示されていました。「50万ドル以下(約5000万円)の和解金」となっていて、60万ドルとは10万ドル違いでした。

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