今週のベイスターズの話2024 NO.13 戦力不足が浮き彫りになる週間

9連戦+3試合は長いのでわけます。

前回予想

9連戦途中、6戦の予想は◯◯◯●●●という3勝3敗予想である。


中日戦

石田の限界が見え始める

ある程度の制球力だけじゃ通用しなくなるというのが見え始めてきたのか。
前回登板はなんとかという形だったが、この中日戦の登板はまさにひどかった。

かわそうとする配球も多く、3ボールを作ってから置きに行くというそれはノーコン投手のやることであり、球威でごまかせる投手のやること。
打たれる確率の方が低いにもかかわらず勝手に3ボール、四球と出してしまうのはなんの意味もない。

加えて浮き球がとにかく目立った。
前回もそこそこ目立っていたが、この試合は際立っていた。

今年の投手事情は3失点は投げる意味がないという厳しいライン。
疲労感からきているのであればまた大貫と入れ替わってゆとりローテになるかもしれない。

力の抜きどころを覚えていかないといけないという感想。

その時における状況判断能力

常に思っているところだが、初戦で強く感じたのはやはりこれ。
これは投手・野手両方で思った。

投手でいえば石田の話で既にしたところだが、自分の有利状況にもかかわらず常に苦しい状況を作っているところ。
点差有利があるにもかかわらず常に息切れするようなことをしている。

今シーズンでは四球は悪なところが強く、どれだけ天秤にかけたところで誰が相手でもボール先行することは許されない。

そして野手。
なんでもかんでも走ってるランナー目掛けて投げればいいとは全く思わないわけで、

度会のスライディングキャッチ後の送球、
桑原のとりあえず4失点目のなんでもかんでもバックホーム、

まるでランナーが目に入っていない球と自分しかいない世界で戦っているプレーとしか思えなかった。

特に桑原のプレーは何年やってるんだと怒りを通り越した呆れたプレー。
この1点はしょうがないにしてもなぜ同点のランナーをみすみす1塁から2塁に楽に進めるようなことをするのか。
普段のダイビングだとか守備の要というところはあるのだが、送球面に関しては数年かかっても改善してるように思えない。

結果的にこのプレーが無くとも同点にされたわけだが、そういう話ではない。
肉を切らせて骨を断つプレーが求められる場面でそれができないのが本当に…。

ただ漠然とボールが来たから追っかけて捕って投げるだけのプレーを辞めてほしいというわけだ。

どの選手・どのポジションでもそうだが、これができない選手はどのチーム見ても伸びることはない

賢くない人に野球は出来ない、野球は頭脳ゲーだという持論がある。
不測の事態を招くなという話。

森という男

俊足強肩という体で入団したこの選手は結局なんだったのか。
最近は俊足すら疑う始末。

この中日3戦目での8回、しれっと代走で出てきて無死1塁で京田という場面。

追い込まれたカウントから京田が見逃し三振、そして森は盗塁死。
全てにおいて説明がつかないシーンが目立った。

まず、エンドランであれば京田はなぜ振らないとなるし
単独スチールであればこんなスタートの遅い盗塁があるかとなる。

まあ振らないわけがないのでよくある2ストライクからの盗塁なわけだが…。
本当にするだけ無駄の盗塁しかできない(振らない京田も意味わからないが)
打撃のうまい人は盗塁もうまい(回数は多くないが、成功率が高い)ことも多い。
じゃあ逆はどうかと考えると、そういうことなんだろう。

正直まだ5年の選手で、先日も野手は28歳くらいまでみたいという話をしたが、それはあくまでスラッガークラスの話であり、こういった俊足タイプは20代前半で結果でなければもう無理だろう。

ただでさえバントを選択しなかったのにこんな最悪な結果を生み出す時点でもうまるで期待できない。

守備の成長も見られず打撃も入団当時のままで走塁技術もお粗末。
他球団であれば最近は矢野が売り出していたり(前から守備の評判はすごかったが)、門脇らショートとして活躍してる面々を見ると流石にああもう無理だなって感じてしまった。

(巨人戦の話)あのセカンドへの送球もそもそものハンドリングでわちゃわちゃして自分で辛くなってるだけにしか見えなかった。
甲子園やズムスタでもないのにこういうプレーが多いところが全然伸びてないと感じる所以。

3連勝はしてるじゃんという話

結果的に劇的なサヨナラ劇を生み、3連勝で中日戦を締めた。
それはそれとして良くて、状況を考えたら最良の結果で終えられた。

が、自分は勝った試合にこそ修正点はたくさんあると思っている。
負けた試合は誰でも反省できるしポイントは見つかりやすい。
勝った試合は勝ったからといってミスを放置しがちになる

一発勝負で以降試合がない…というわけでなく、5年10年、長ければ20年とあるプロ生活でそんなぬるいことを言ってる場合ではないということである。

巨人戦

想定してた負けではあるが、中継ぎが持たない

徐々に漏らしだす中継ぎ陣。
やっぱり長いシーズンではこの布陣では持たないという感じ。
特に対巨人との東京ドームは空中戦の対決になるため、コンスタントに追加点を取れないと一発で簡単に返されてしまう。

結果逆転負け。
こういう試合は怪我人の影響も相当出てしまっている。

好調気味の梶原・佐野は良いとして、ガス欠の度会とセミより短い好調期の桑原、おまけの関根と結局ピースが欠けている
現在の1軍外野は蝦名がいて初めて成り立ってるなと強く感じる日々が続く。

吉野の評価

シーズン序盤の投手陣に見られた打たれるのを怖がって全部ストライクゾーンからそれていく内容と同じ。
初登板の緊張だからかわからないがあまりにも無警戒なランナー処理。
見ていてもわかる盗塁タイミングで外すこともできない。

2軍を見ても特別これ!という強みもなく、それはドラフト時の自分の評価でも井納的な評価をしていたが、それよりも全体的に足りていない。

最近減ってるフォーク投手だからもう少しストライクゾーンに投げられれば多少ピンチでもなんとか出来ると思うんだが、とにかくストライクゾーンからすべての球が逃げてる

ボール先行からシュート回転なストレートはまさしく井納っぽいんだけど、メンタルに関してはなんだかなぁ。

もう少しストライクを取れれば全然変わるんだが、2軍成績を考えてもこんなもんなんだろう。
2軍の数値であっても今年の1軍はそれ以上に四球は出せないので。

とにもかくにも変化球ではなくストレートを鍛えないとこれ以上の結果は望めないかな。

内容が悪いのに上がってこれる状態

松本が落ちて上がってくるのが山崎という絶望。
2軍の内容なんかも悪く、みてくれの数字は2軍程度抑えられて当然なのでまるで参考にならず。
リフレッシュ休暇程度でどうにかなる問題ではないと前にも言ったが、まあどうにもならないであろう。

せめて僅差リードで使わないでほしいが正直なところ、今いる同じような場面で投げてる投手が2軍上がりでそこまで序列差がないところがかなり闇が詰まった中継ぎ状況。

どんなに荒れてても球が浮かないことが強みだったのにあれだけ高めに抜けるんじゃ元々の被打率・被本塁打・今年のボールを考慮しても良化しないだろう…。

これに関しては本当にいい意味で期待を裏切ってほしい
でなければこの長い契約で復活することはあり得ないのだから。

総括そして9連戦はまだ続く

結果は◯◯◯●●◯ということで、予想よりも良い結果だった。
一番チャンスのある3戦目で拾えたというのがかなりデカく貯金週間になれたのはプラス。

一番感じたところは先発陣はだいぶ整ったというところ、これについては来週以降の前半戦まとめでもいいかな。

そして今まで以上に打線が打点になってしまう要素、中継ぎとあと1ピース足りていないという状況なのが浮き彫りになった週間だと思う。


AS前の前半戦最終週ということで、
9連戦最後の広島とヤクルトの予想。

濵口・石田・東
アドゥワ・森下・玉村?(九里は21日)
アドゥワ・森下との相性が悪く、唯一安定している東だけでも最低限拾いたい


ジャクソン・平良・ケイ
石川・小澤・奥川
(小川・サイスニードが居なくなり、中止と間隔でローテ完全不明)
こちらのローテのほうが全体的な安定感が高く、チーム状況と投手の調子を加味した結果

と予想。
これであれば狙いたいのは●●◯◯◯◯の4勝2敗

これであればチームの目標である12試合8勝も達成できる。
というか、広島の2試合がこの6試合の中であまりにも良くなくてなぁ…。

とはいえ、辻褄合わせでなくともヤクルト戦での3勝は狙いたいところ。
吉村や調子の良い投手を回避してこの3人が投げるのであればなおさらである。


ウェンデルケンが無事帰ってこれないかなぁ。


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