【プロ野球感想】希望と絶望の狭間の試合 ~CSファイナル4戦目~【横浜DeNAベイスターズ】
前回記事
今回も厳しいと予想。
井上温大に対してまるで良い結果が出ておらず、対策できるイメージもない。
先日言った通り、牧が食い込んでくる変化球に対してからっきしで上位打線が死ぬ可能性が高い。
連日2点止まり打線だが、さっさと井上を降ろさないと得点すらできないかもしれない、と思いながら観戦。
案の定というほかない
予想通り井上相手に手も足も出ず、まさに言った通り牧がまるで合わない。
打順的にもオースティンがチャンスメイクをしてその後から点を取るしか無く、まあ厳しいという話。
この前半の戦いですでに無得点で終わるかも知れないという嫌な予感がしてしまう。
ジャクソンもいつもよりも安定感を少し欠いてるか?の雰囲気が出ているがそこは中5日な部分もあるししょうがないかなというところ。
6回100球でも全然よくて、そこで降りた場合は2日後の中継ぎ待機まである。
やらかしというかなんというか
4回裏、ランナー1塁でシフトを引いたものの、丸の打球に追いつきながら森が弾いてしまう。
当たりの強さや飛んだ位置を考えると悩ましいが、シフトを敷いたのだから捕ってほしかったというのが強い。
しかも止められたわけでもないのでランナーが一三塁となってしまい、併殺の間に1失点。
ここまでのクライマックスシリーズは完璧に近いレベルで守備を頑張っていただけに凄いもったいないなぁと思った。
起死回生の一発
ヒット打てないだけでなく、まともな当たりもあまりにも少ない。
わかっていた、知っていた状況(何度も言うが相対的に戸郷と菅野が打てる)になっている。
そんな中で山本負傷の後気を吐いている戸柱がど真ん中の甘いストレートをライトスタンドにぶち込む同点弾を放つ。
ヒットも難しく、連打ができない状況で欲しいのは本塁打。
欲しいところで欲しいものが出る、このクライマックスシリーズ全体を通してすべてが上手くいっている。
こういうところがやっぱり勢いを感じざるを得なかった。
これの影響で巨人は井上に代打を出すことになった。
これが良い方に行けばいいと思っていたら…。
あまりにも不用意
しかしここでジャクソンが捕まる。
前の回でも若干怪しかったが、連打を食らってしまい一死一三塁となる。
ここで警戒することはなにかわかりますか?
そう、スクイズだよね。
今年の巨人の戦い方を見ても、最悪8回途中から大勢を回またぎさせることを考えても1点さえ取れればもういいという状況。
絶対に警戒しなければならないのに声掛けもしない。
間も取らない。
そして初球に簡単にスクイズを決められてしまう。
なぜ?
完全に外すという行為もしなかった。
この状況にテンパって周りが見えてない戸柱。
そして指示も出せなかったベンチ。
リーチが掛かって頭真っ白になったのか?
1点さえあればいいというのがなぜわからなかったのか。
そして降板して中川に変わった初球にダブルスチール。
これはスクイズを初球に警戒しなかったということはこの状況に対応できていないということ。
となれば、走るなら初球しかない。
完全に隙をつかれてる。
そもそも牽制もしなかった。
勝手にこの状況に飲まれてる。
このワンプレーだけであの値千金のHRは無に返ったと言える。
立て続けにエラーも重ね、完全にシーズン中の巨人横浜戦になってしまった。
1敗が重い状況でありえないことをしでかすのはこれが本来の姿だよなぁと悲しくなる。
絶対に決めさせてはいけない初球スクイズはこのシリーズ全てをふいにする、そういうレベルだったということに気づいて欲しい。
明日の試合を予想する
苦手投手3人目の登場。
一番の天敵と言ってもいい。
正直どうすんのこの流れで。
まったく打てない状態で山崎伊と当たっても何も期待できない。
濱口がどうこうという以前の話。
そして当然出てくるであろう次の試合は戸郷に中継ぎ菅野。
王手を賭けたから有利なんじゃなくて苦手が立て続けにくるからこそ早めに叩け無いと勝機がなかった。
だからこそ井上であってもジャクソンが先発でケリを付けないとと思っていた。
いくら直近で少し打ったからといって元々の苦手相手にそう簡単にいくわけがないんだよ。
普段のシーズン中から言っていた予想外の結果を出してもらうように願うしか無い。
でなければ、このシリーズは…。